お母さん私(母)

娘の不登校・ひきこもりと、夫によるカサンドラ症候群や毒親に悩む主婦


お母さん娘(通信制高校3年生・週5登校コース)

中2から不登校でひきこもりの娘。

ほぼ登校していません。

発達障害(ADHD・ASD・LD傾向)

PTSDによる抑鬱あり。


お父さん

娘に似た特性があるが自覚無し。


※娘が小学生~中学生の頃の話です。
娘の育てにくさと親子関係の悪化に悩んだ私が、娘の発達障害の診断をきっかけに、育児のやり直しと娘との関係性の再構築を目指した話になります。



前回の話 
児童精神科医の元へ通院する様になってから、本格的に育児の軌道修正をしました。




娘は苦手な事が沢山あるけど、
それは何故できないのか?
をよく考えるようになりました。



そうすると娘の様々な特性が、苦手な事に繋がっている事がよくわかってきました。




娘は昔から今も、箸やお皿を丁寧に持つ事が苦手です。

その為に食器やコップを倒したり、食べこぼしが多い。


それは手先の不器用さ、マルチタスクの苦手さ、視野の狭さや空間認識能力の弱さが影響しているように思いました。


それからは食事の時に「気をつけて。」の声かけはやめて、食べこぼしても注意せず、自分で綺麗に片付けする事だけを声かけするようにしました。



私や夫の対応を変えていくと、食事中の娘の笑顔が格段に増えました。



また、
○苦手な事は片目をつぶって見てあげる
○他人(家庭外)に迷惑をかけたり、犯罪に繋がる事以外は叱らない 
○些細な事でもとにかく褒める

という医師のアドバイスを実行しました。
 


勉強や運動が苦手で手先も不器用な娘は、学校でも褒められる事があまりなかったと思います。


だから、褒められる経験がとても少なく、自尊心が傷ついていたと思います。




育児のやり直しをすると、私が以前は娘をほとんど褒める事なく、細かい事まで怒ってばかりだった事がよくわかりました。




リビングや廊下に娘の物が放置されたり溢れていたら、娘の部屋に持って行く事だけを声かけする。



本当は娘の部屋の床に転がっているゴミをゴミ箱に捨てたり、脱いだ洋服を洗濯に出したりも自分でして欲しいけれど、とにかく自室に置いてあればOKにしました。




娘への注意が減ると、私も娘もリラックスする時間が増えました。



そして、ご飯を沢山食べた、学校から傘を持ち帰った、学校の提出物を出せた時、必ず褒めるようにしました。 



以前はできて当たり前だと思った事でも、それが当たり前ではなく、娘が頑張ってできたという考えでいるようにしました。



娘がとにかくおしゃべりで、1日中娘に話しかけられる事に気が滅入っていたけれど、
「聞き流して返事だけしてればいい。」とアドバイスをもらって、だいぶ気が楽になりました。



小さな頃から娘を育てるのはとても大変で、可愛いと思えない事があった私は

「思ってなくてもいいから、娘さんの事を可愛い、大切だと言ってあげて。声に出して言い続ければ、必ず気持ちがついてくるから。」

と、心理士さんに言われた事も実践しました。




最初の内は娘も
「そんな事思ってないでしょ!」と反抗していました。



そのうち、お母さんまた言ってる…と呆れる感じになり、1年以上過ぎた頃には
わかってる!私の事大好きなんでしょ!知ってるよ!親なんだから当たり前でしょ!」
と、娘が笑うようになりました。






 

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