私(母)
娘の不登校・ひきこもりと、夫によるカサンドラ症候群や毒親に悩む主婦
娘(通信制高校3年生・週5登校コース)
中2から不登校でひきこもりの娘。
ほぼ登校していません。
発達障害(ADHD・ASD・LD傾向)
PTSDによる抑鬱あり。
夫
娘に似た特性があるが自覚無し。
※娘が小学生~中学生の頃の話です。
娘の育てにくさと親子関係の悪化に悩んだ私が、娘の発達障害の診断をきっかけに、育児のやり直しと娘との関係性の再構築を目指した話になります。
前回の話
初診予約が取れたメンタルクリニックは、自宅から車でも1時間以上かかる。
詳しくない土地への長時間の車の運転は、私には無理だった。
娘は退院後も体に痛みがあったので、電車とバスでの片道2時間弱の道のりは厳しい。
夫に送迎を頼みたかった。
送迎だけなら、娘が発達障害の診断がついた事は隠せると思うけど。
その頃の私は退院後の娘のケアや、他にもストレスのある事を抱えていて、娘に関する事を少しでも夫に分担して欲しかった。
それに、発達障害の事を学んで娘の関係性をやり直すのは、私だけでなく夫にも必要。
むしろ夫の方が、娘の特性に合わせた対応を学ぶ必要があった。
夫は厳しく注意(怒る)する事が正しい躾だと思っていて、食事中は常に娘を注意して見張っているような状態だったので、娘は常に夫の顔色を伺って、言いたい事を言えなかった。
娘の診断を、夫に言うしかないなと思った。
精神科でもらった、ADHDの事が記載されている小さな冊子を渡して切り出した。
夫は
「は?何?娘を障害者にしたいの?考え過ぎじゃない?別に普通でしょ!」
「あの程度で障害があるなら、世の中ほとんど障害者じゃん!」
「俺だって苦手な事あるけど、普通に働いてるし!小学生ってあんなもんでしょ!」
予想通りの反応だった。
発達障害に関しては理解できないとしても、
娘には児童専門の精神科医への通院が必要な事は、夫も納得した。
娘が入院しなければ、通院も否定されていたと思う。
また、娘の心身が心配な点も理解してくれたので、送迎をしてもらう事になった。(その日だけ)
夫と娘に特性の共通点が多い事も伝えたけど、右から左に流された

そして、メンタルクリニックの児童発達外来への通院が始まった。
