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サブプライムローン問題と資源高


世界的な大混乱を引き起こしたサブプライム問題だが、意外とどの企業も難無く対応が出来ている。

新生銀、本店売却へ=サブプライム損穴埋め

3月13日11時2分配信 時事通信

 新生銀行は13日、東京都千代田区にある本店を米系不動産ファンドに1180億円で売却すると発表した。2008年3月期連結決算で米国の低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローン関連の損失が拡大するのを受け、資産売却益で穴埋めするのが狙いとみられる。
 新生銀は本店売却について「資産の効率的な活用が目的」(広報部)とし、3年以内に新しい本店に移転すると説明している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080313-00000051-jij-bus_all

この事例は国内のものだが、米国や欧州でサブプライムローン問題がモロに直撃した企業でも、損失処理が着々と進んでいる。
私は次のようなことを思い浮かべてしまうのです。

10の利益の利益をあげて、5の損失が発生もしても、全体的にみれば5の利益である。

資源高がここにきてさらに加速を始めたのも、グローバル経済がサブプライム問題を乗り越えて、引き続き力強く成長を続けていくことを示唆しているように、私は思えてない。

資源高に歯止めはいつかかる?

NY原油、110ドル突破=ドル安で6日連続の最高値

3月13日6時0分配信 時事通信

 【ニューヨーク12日時事】12日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、ドル安を背景とした投機筋の買いに大幅続伸、米国産標準油種WTIの中心限月4月物は一時1バレル=110.20ドルまで上昇し、初の110ドル台を記録するとともに、6営業日連続で過去最高値を塗り替えた。終値でも3日連続で最高値を更新、前日比1.17ドル高の109.92ドルで取引を終えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080313-00000015-jij-int

世界中が成長戦略をとった結果がこれなのかもしれない。
資源高は行き着くところまで突き進むのでしょうか。
何かが変わらない限り、幾度かの調整はあろうとも、この流れは当分続きそうな気もします。

内需復活へ今は生みの苦しみ、頑張ろう!(笑)



二つのニュースをよく見比べてください。

★景気ウオッチャー調査:2月の街角景況感、11カ月ぶり改善--国産食材回帰で

 内閣府が10日発表した2月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数は前月比1・8ポイント上昇の33・6と、11カ月ぶりに改善した。原油高や食料品価格の上昇で消費者の生活防衛意識は依然高いものの、厳しい寒さで鍋物材料など季節商品がよく売れたのに加え、中国製冷凍ギョーザの中毒事件を契機に「消費者の食の安全に対する意識が高まり、単価の高い国産食材が好調だった」(内閣府)ことが、景況感の好転に寄与したという。

http://mainichi.jp/select/biz/news/20080311ddm008020079000c.html?inb=yt

★<消費者心理>5カ月連続で悪化…ギョーザ事件も影響

3月12日17時41分配信 毎日新聞

 内閣府が12日発表した2月の消費動向調査(一般世帯、原数値)によると、消費者心理を示す消費者態度指数は前月比1.4ポイント低下の36.1と5カ月連続で悪化し、03年3月(34.7)以来の低水準となった。内閣府は「1月末に中国製冷凍ギョーザ中毒事件が発覚した影響で、消費者の間に高い物を買わざるを得ないという意識が広まった」と分析しており、ギョーザ事件が消費者心理に影を落としていることが分かった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080312-00000062-mai-bus_all

今はまさに生みの苦しみと、私は理解しておりますよ。
内需への回帰はもう産気づいたのですから、あとは自然の摂理に身をゆだねてはいががでしょう。
頻繁にこの手のニュースが目に留まることが、内需復活の最大の証拠なのですよ(笑)