前回の記事で「レ・ミゼラブル」出演の沙也加さんについて書かせていただきましたが、沙也加さんは、2009年春と秋、2011年初夏にレミゼでコゼットを演じつつ、他の舞台でも精力的に活動していました。

まずは2009年7月から出演していた「ピーターパン」について。

 

この作品は、毎年お子さんの夏休みに合わせて開演されていたと思いますが、沙也加さんは2009、2010、2011年と3年連続で出演していました。

沙也加さんはヒロインのウエンディ役、ピーターパンは今をときめく高畑充希さん(2007年~2011年)、そして「レ・ミゼラブル」等様々な舞台で共演している笹本玲奈さん(1998年~2002年、2010年)でした。

 

 

私が人生で初めて観たミュージカルが「ピーターパン」。

その頃の記憶や感動した気持ちを覚えていたので、“まさかピーターパンの世界の住人になれるとは!”と思って、ホントに嬉しかった。

 

という沙也加さん。

沙也加さんのイメージ、ウエンディにピッタリですよね。

でも残念ながら映像はこれしか見つかりませんでした。

 

 

高畑充希さんも、ピーターパンのイメージにピッタリですね~。

沙也加さんの演技や歌はこれでは全くわからないのですが、こんな記事を見つけました。

 

 

おお、高畑充希さんと「ネバーランド」を歌ったのか・・・。

 

今考えると本当に豪華な組み合わせ。

高畑充希さんも歌上手いですもんね。

 

 

あ~、これは聴いてみたいです・・・。

 

では、いつものようにレビューから。

 

>ウェンディ役の神田沙也加さん。
いや~、神田沙也加ちゃんだよ。
カワイイね~。
歌も上手いし声もいい。
フライングもワイヤー1本で飛んでたし。
沙也加コゼットは未観だけど
今年は観てみようかな。

 

>ストーリーとは関係ないけど、僕はやっぱり舞台の発声(特に女性)が好きだ。もうその心地良い声が聞ければ、正直、内容はどうでも良いとさえ思う。今回で言うと、ピーターパンとウェンディ。特にウェンディの声は惚れる。一体、これは誰なんだと思ったら神田沙也加さんで、なぜか複雑な気持ちになった。全然、大人じゃん!っていうのもあり。。。でも、神田沙也加さんは素晴らしかった。ここの所、舞台に力を入れているみたいだけど、すごく納得。

 

そうか~、やっぱり沙也加さんの声の魅力は、観客の皆さんに十分伝わっているのですね。

なんか嬉しくなりました😊

 

沙也加さん、それから6年後の2017年にも「ピーターパン」に出演しておりますが、さすがに6年の歳月は長いので、それはまた改めて触れさせていただこうと思います。

 

 

そして2009年12月から2010年1月にかけて、ミュージカル「SHE LOVES ME」に、ヒロインのアマリア・バラッシュ役で出演。

Hey!Say!JUMPの薮宏太さんとの共演だったようです。

顔も名前も知らないけれど、お互いに絆を感じ合っている文通相手が実は自分の身近にいて、それがいつも口喧嘩をしている相手だった、というようなストーリーみたいで、おそらくそこから色々なすれ違いもありつつ恋愛に発展していくのかな?

これは面白そうですが、残念ながらこのミュージカルについての情報が少ないです。

 

ただ沙也加さん自身がツイッターで「こんなに時間経つのにまだこんなに支持してもらってるんだね・・・」と呟いていることから、かなり好評な舞台だったことは想像できます。

 

 

サヤブロでも、この舞台、そしてアマリア・バラッシュ役を心から楽しんでいたことがわかります。

 

 

今まで沢山の役を演じさせて頂いて来ましたが、彼女は特に「演じている」という感じがない、サヤが「なっている」という不思議な感覚でした。
彼女の言動・行動はサヤのココロと綺麗にリンクして、力みなく自然に生きられていました。

 

う~ん、これも観たい・・・。

想像するしかないのは切ないですよね~。

おそらくこの舞台は映像では残っていないでしょうし、例え残っていてもジャニーズ関連だと権利とかややこしそうだし・・・。

 

 

でもここで気持ちを切り替えましょう(笑)

何故なら、次の作品は映像があるんです!

2010年3月~4月にかけて上演された「薔薇とサムライ」。

この作品は「ゲキ×シネ」という形で、映画館で上映されました。

 

 

*ゲキ×シネとは

国内では、毎日数多くの、そしていろいろなタイプの演劇が上演されています。

しかし、人気公演のチケットはなかなか手に入らず、多くは東京・大阪など主要都市で上演されるなど、体験できる人が限られてしまいます。

「演劇」というライブ空間で体験できる迫力や興奮、感動をもっともっと多くの人に知ってほしい!味わってほしい!!

そんな思いから、私たちは演劇の映像を映画館で上映する<ゲキ×シネ>をスタートさせました。

 

これは素晴らしいコンセプト!!

さらにこの「薔薇とサムライ」は、この「ゲキ×シネ」がDVDとして発売されております。

お陰で沙也加さんの活躍も、しっかりと鑑賞できるのです👀

私も観ましたよ~!

 

 

この舞台、沙也加さんはもちろんですが、キャストが凄いです。

皆さん個性的と言うかメチャクチャ濃いキャラの方ばかりで(笑)、色々書き出すとキリが無いのでやめておきますが、やっぱり主演の天海祐希さん。

その圧倒的存在感は、まさしくカリスマ。

もう本当にカッコ良くて、なかでもオスカル風の出で立ちには痺れました👍

天海さん、宝塚時代は「ベルサイユのばら」ではアンドレ役で出演しており、オスカルは演じたことがなかったみたいですね。

これは宝塚ファンの方も痺れるに違いありません(笑)

 

 

そしてこの舞台では、様々なイベントが行われておりました。

まずは沙也加さんのトークショーから。

 

 

興味深いお話がたくさんありますが、一つだけ取り上げさせていただくと、「理想の自分と現実の自分とのギャップに悩んでいます・・・。」というファンからの質問に対する沙也加さんの回答です。

 

努力はやってもやってもなかなか成果が出ないんですが、ある時ちょっとだけ「少し変わったかも」と思える時が来る。
その繰り返しだと思うんです。
だから、(努力する)時間がかかることに焦らないように、自分に言い聞かせています。
私もまだまだだから、一緒に頑張りましょうね!

 

これなんか、まさしく「神田沙也加」ですね~😌

その繰り返しが後の「神田沙也加」を作ったんだなあ、と改めて実感。

 

そしてシャルル王子役での弾けっぷりが面白かった浦井健治さんとのトークショー。

浦井さんとは、この後2ndアルバム『LIBERTY』でデュエットもしていますが、この時から仲が良かったのが伺えます。

 

 

この動画ではカットされていますが、DVDには沙也加さん絡みで面白かったお話がありました。

「沙也加さんの意外な一面は?」という質問に対しての浦井さんの回答。

 

何かをしながら違う何かをしてるんですよね。

なので、キャリアウーマンみたいな人なんだな。

もの凄いんですよ、パソコンを打ちながら、楽曲のことを聞きながら、稽古を見ている、みたいな。

 

あ~、これは何となく想像できますね~。

沙也加さん、頭の回転が以上に速いし、同時に複数のことをこなせるのも才能です。

絶対自分にはできません😆

 

またこんな会話も。

沙也加さんのテキパキとした司会ぶりに感心して、

 

(浦井さん)

凄いですね、完全に司会者ですね。

なんでそんなに色々と準備万端なんですか?

(沙也加さん)

いや、私あの、さっき今日司会だっていうことを知ったんですけども。

 

凄いです、さすがとしか言いようがありません(笑)

 

 

ここから本題。

 

沙也加さんが演じたのは、大宰相の孫娘、ポニー・デ・ブライボン。

 

一言で言うと、お姫様です。

 

・・・いや、違うな。

ポニー役の沙也加さん。

 

一言で言うと、アイドルです。

 

そう、この作品では、アイドル神田沙也加を堪能できるのです(笑)

これは貴重ですよ!!

 

レビューを見ても、それはわかります。

 

>神田沙也加さんも、濃いキャラいっぱいのキャストの中でかわいらしさが光ってた☆
かわいいかわいいかわいい ひたすらかわいい(笑)
声もやっぱり違うねぇ~うまい。

 

>神田沙也加の歌の上手さにも驚いた。
お母さんより、歌が上手ですね。

 

>私ははっきりいって沙也加ちゃんをナメてました!すみませんでした!うまいじゃん!ミュージカル・スターじゃん!今回は封印していた秘密兵器アイドルソング解禁(パンフのインタビューより)で、なんだか舞台の上にお母様のマボロシを見て涙してしまいましたよ。勿論それだけじゃなくってお転婆で好奇心が強く正義感に溢れる王女様を誰よりも生き生きと演じてて素晴らしかったです。

 

>そしてラーカム大宰相の孫の
ポニー役の神田沙也加ちゃん。

驚異的な可愛さ

彼女が登場した瞬間客席がどよめいた(笑)
その気持ちはよく分かります。
彼女は新感線に似つかわしくない可愛さです(笑)
もうほんと、花開くみたいな可愛さで。
またこれでポニーも肝の据わったいい性格をしてるのがいい。
自分の立場を理解して享受していたり
傷ついた兵士の治療を手伝おうとしたり
追い詰められたラーカムを諭したり
ぶっちゃけ今回一番の大人かもしれない(笑)

 

ほらほら、どうですか~?(笑)

驚異的な可愛さを持つ歌の上手いアイドル。

要するにそういうことなんですよ。

 

 

沙也加さんの歌声がミュージカルではなくポップスの発声だったのでもっと頑張って欲しい、という指摘をされていたミュージカル・ファンの方もいらっしゃいました。

でもこのポニー役に関しては、それは誉め言葉になると思います。

だってアイドルなんだから(笑)

沙也加さん自身も、あえてミュージカルではなくポップスの発声にしていたに違いありません。

 

演出家のいのうえひでのりさんからも、出てきただけでパーッとお花が咲くような、「カワイイ~」って誰もが思うような、そういうキャラを極めろ、と言われていた沙也加さん。

天海祐希さんのようなカリスマ性とか、圧倒的存在感とはまた違う、まさしく「パーッとお花が咲くような」感じ、確かにありましたよ🌺🌻🌷🌼🌹💐

 

「薔薇とサムライ」で沙也加さんが歌った2曲、ニコニコ動画にあったので観てみましょう。

まずは「マリオネット」から。

 

沙也加さん曰く、

 

思ったよりもしっとりとしたバラードチックで、でも「アイドルに」って言われたんで、あ~って思って、ニヤッとしました。

 

だそうです。

 

 

おお、沙也加さんに口パク疑惑が(笑)

これも沙也加さんには誉め言葉ですね~。

そしてまさしくポップスの発声。

ポニーはやっぱりこうでなくっちゃ。

 

歌の後の演技もいいですね~。

 

さらった人たちは、み~んな首ちょんぱ

 

後の「えのじゅん」の片鱗を見るような(笑)

 

この舞台で活躍する沙也加さんを観ていて感じるのは、演じることを心から楽しんでいる、ということ。

確かに世間的にみれば沙也加さんはくすぶっているように見えた時期かもしれないし、ご本人からしても「未だ修行の身」、という感じで日々頑張っていたと思いますが、それでもその活動の充実ぶりや共演者の皆さんとのつながりとか、そういうのを見ていると、沙也加さんが本当に楽しんで生きているのが伝わってきます。

 

一つの舞台が始まると様々な課題にぶつかって、葛藤がありながらも少しずつそれを克服していく毎日。

そんな中で共演者の皆さんとの絆も深まっていき、千秋楽を迎える頃には離れがたい寂しさと、無事公演を終えた安堵感と充実感でいっぱいに。

そしてまた次の舞台へ。

その繰り返し。

 

この時期の沙也加さんのことを追っていると、生き生きとした沙也加さんの人生を、ありありと感じ取ることができます。

それを私自身、とても嬉しく思います。

 

 

そしてもう一つ、嬉しかったことが。

 

沙也加さんが、アイドルのキャラを演じること自体を、楽しんでいたということ。

このDVDには、沙也加さんの単独インタビューも収録されているのですが、この後紹介させていただく「マジ乙女」という曲について、こんな風に話しています。

 

自分の血の中にアイドルのDNAが入ってるな、っていうのを認めざるを得なかった曲で、あれの振付って10分、15分ぐらいで覚え終わっちゃって。

アイドル・ステップって私練習したことないんですけど、「はい、やってみて」って言われて唯一できるものなんですよ。

だからもう、ホントに楽しんでやっていて。

 

そうなのか~、やっぱり沙也加さんにはアイドルのDNAが・・・😭

「はい、やってみて」と言われてすぐできる、というのはやっぱりDNAですよね。

それを「ホントに楽しんでやっている」というのが、嬉しいじゃないですか👏👏👏

 

サヤブロでも、こんな風に書いています。

 


歌唱指導でも「ブリブリ」「キラキラ」「アイドルポップ」がテーマと言われていたので、母親の昔の曲とか、今流行っているアイドルの曲とか、研究の為にかなり聴きました。

 

おお、母親の昔の曲(笑)

「禁断の領域」とか「私なんか程遠い」とか言いつつも、やっぱり嬉しそうです(笑)

ここから後の「長瀬麻奈」につながっていくわけですね。

 

アイドルとは神聖な存在ですから。

 

沙也加さんにとって、アイドルって「神聖な存在」だったんですね。

「神聖」とは「神田聖子」の略ですから、そりゃそうだ😉

 

ということで「マジ乙女」、観てみましょう。

ピターパンで共演した、はじもとじゅんさんとの息もピッタリです。

どうぞ~!!

 

 

キタ~ッ、アイドル・ステップ炸裂(笑)

ちょっと矢島美容室 feat.プリンセス・セイコのノリもあるような気もしますが(笑)

そして何と言ってもカワイイ~😍

 

 

アイドル沙也加ちゃん

最高だああぁぁ~!!

(シャルル王子風w)