アシストのモーターの特性表 ↓ を見ると
10Km/h以上でアシスト力が低下していきます。
つまり マグネット24→8個化 では 30Km/hを 超えると
出力が 低下します。
33km/hで 7%減 36km/hで14%減 になる計算 です。
次回の改造(アシストギアを13T化)で目指す速度が
33→36Km/h の 1割アップ なのに対し、
その領域での 出力が1割近く減るのは 非常に 痛い!
ということで マグネットを 6個化して 40km/hまで
最大出力させるようにします。
改造準備
マグネットコンプリートは 1年前に外した予備があるので
それを使います。 他には・・
1) 100円ショップの ネオジウム磁石
2) 100円ショップの 瞬間接着剤
3) ゼリー系の 接着剤
4) カッターナイフ
5)耐候性 インシュロック(結束バンド)
結束バンドは 一般品を 野外で使うと 紫外線にやられて
数年で切れてしまうので耐候性 使うようにしています。
マグネット加工
まず カッターで上ふたの 外周から1mmくらい手前の
部分に切れ目を入れて 4周くらい回していき、
中の磁石まで貫通させます。
つづいて 内周 の1mm外側あたりを 同じく4周くらい回して、
中の磁石まで 貫通させます。
完全に切り込むと、 ドーナツ状のフタ が 取れます。
中の磁石を ドライバでこじ開けて抜きます。
磁石と中のリングを抜きました。
磁石6個を 瞬間接着剤で S-N-S-N-S-Nの 順で
直接 貼り付け・・、
少し乾かした後、外側からも 盛るように瞬間接着剤を
多量にぶっかけます。
ネオジウム磁石は 鋳物を コーティング している構造なので
劣化してコーティングがはがれると ポロっと取れてしまうので、
その上からゼリー系 ボンドで 磁石の頭まで埋めるように 盛って
そのままフタをすればよいと思います。
家に 木工ボンドとセメダイン が あるので それで代用しました。
1日寝かせて完成。
取り付け&確認
自転車を逆さま にして 前タイヤを 外し、
マグネットコンプリートを交換して・・
タイヤを戻して・・
自転車の前タイヤを浮かせて タイヤを回してみると
ヤマハのメーターが2km/h ベロ9が 9km/h 表示
ほぼ4倍の 表示になっているので 1/4化 成功です。
実車確認
実験コースに自転車を持って行き、下り坂を利用して、
40Km/H以上出してみたところ・・、
ベロ9が、時速40Km から41Kmにかわるときに
ヤマハのメーターが 9Kmから 10Kmにかわりました。
これにより 実際の時速40Km まで 最大出力 (モーター/人力= 2/1アシスト)してくれることと思います。
ベロ9の精度
700Mのトラックを走ってみて ベロ9の表示と比較します。
100Mで 0.00KM(リセット)
600M のマークを29.5km/hで通過 距離は0.50Km
700M のマーク も29.5km/hで通過 (距離 0.60KM )
800M 到着と同時に 0.70→0.71Kmに変わりました。
つまり700M走ってベロ9の表示が 710M。
かなりの精度です。
ベロ9の設定は 「20インチ」にしています。
タイヤは 元のブリジストンから 共和の 20 1/8 タイヤ(1200円ほど) に 半月前に交換しています。
元のブリジストンのタイヤ
(元からツルツル)
ツルツルのタイヤが イボイボのタイヤになり しっかり路盤をつかんで走ってくれそうで安心です。
マグネット6個化が 無事、成功したようなので
次回は アシストギアを11→13T 化してみようと思います。
目標は 3Km/h アップ!
巡航速度 33→36Km/h
出てくれるかな・・