2023年9月18日(月・祝)、親友とちょこっとドライブ記事の続きです。
新潟県長岡市にある洋食屋さん「ぽっぽ」を後にした僕らは、
次に同じ長岡市の寺泊地区にある国際保護鳥のトキの飼育施設、
「トキみ~て」へ行ってきました。
これで3回目の訪問です。
トキの観覧棟です。入棟料として100円かかります。
中に入ると、飼育されているオスのトキ5羽を観ることができます。メスは観ることができません。
トキはペリカン目トキ科トキ属に分類される鳥類です。
かつては世界でわずか数羽になるまで減少し、
全滅の危機に瀕していましたが、
しかし日中両国の保護によって、
2000年以降は個体数が回復していき、
2019年時点の個体数は、
中国が2600羽、日本が600羽、韓国が363羽だそうです。
トキは繁殖期の前、1月下旬頃から繁殖羽の黒色に変色します。
それは自ら粉末状の物質を分泌し、
それを水浴びの後など体に擦り付けて、
黒色に変色するそうです。
黒い羽は8月頃まで続き、
その後、羽への擦り付けをやめ、
元の白色の羽に戻ります。
訪ねた日は9月だったので、白色の羽をしていますね。
トキのエサやりの光景が1日に3回観られます。
午後1時からは、ドジョウです。
飼育員さんが、池の中にドジョウを放し、
飼育員さんが去ってしばらくすると、
トキは池の中に入り、ドジョウを食べ始めます。
トキは非常に警戒心が強い鳥で、
人間がいると絶対にエサは食べないそうです。
なのでこの飼育舎も、トキの方からは見えない構造になっているそうです。
受付にいた専門スタッフが、
トキのことをいろいろと教えてくれました。
サギとトキの違いは、エサを捕る際に、
サギは視覚で捕るそうですが、
トキはくちばしに付いているセンサーで捕るそうです。
なので、くちばしは命の次に大切で、
くちばしを失うと命も危ないそうです。
警戒心も強く、この観察棟で物を落としたりした音がしただけで、
エサを食べようとしない日もあるそうです。
トキにとっては佐渡島が天国で、
本州に放鳥しても佐渡島に帰ってしまうトキも結構いるそうです。
佐渡島では稲作に農薬を使わないようにしていて、
島民をあげて、トキの住みやすい環境を作っているそうです。
観察棟の隣には、旧夏戸小学校を利用した「トキと自然の学習館・寺泊民俗資料館」があります。
そちらにトキの羽が展示されていました。
トキの勉強になりました。
トキがドジョウを食べるところを動画撮影してみました。良かったら見てください。
では!