僕には2人部下がいるんですけど、
1人は正社員、もう1人はパートなんですね。
1人は13年目、もう1人は5年目になります。
とある会社の人から、
その人は僕と同じ職種で、
職種上は先輩になるのですが、
あと1年で定年になるので、
その5年目の部下を、
自分の代わりに欲しいと、
僕と部下に直接言ってきたんですね。
陰でするのではなく、
表立っての引き抜きですね。
その部下も正社員になりたいという希望があったのですが、
僕の会社では、それを上に交渉しても無理で、
パートのまま時間延長して、
我慢してもらっていました。
引き抜き先の会社では、正社員のポストを用意するとのことでした。
僕は、正社員になりたいという部下の願望をかなえられないでいる罪悪感から、
その話はよい話と思う一方で、
5年間、時間とエネルギーをかけ育ててきた部下を、
とられてしまうことのもったいなさと、
その部下がいなくなると、補充が入るまでは、
しばらくは、二人で業務こなさなくてはならなくて、
多忙になることが予測されるし、
人件費をあまり増やさないようにしている昨今、
もしかしたら、僕の部署はそのまま、人員削減になるかもしてないなあ…
という不安も出てきました。
同職種の先輩と部下と一堂に介して話をしました。
そして、決めるのは、その部下自身に任せること、
決めたことは応援することにしました。
部下は、誘われている会社の仕事にも興味があるし、
これまで育ててもらった僕たちにも申し訳なさがあって、
とても悩んでいる、という返事でした。
僕は、僕の会社の方を選んでもらえると思っていたので、
その答えを聞いた時は、
表立っては示さなかったけれど、
実はショックでした。
正式に決めるのは1週間後にしました。
これまでの恩をないがしろにするのか、
こちらの気持ちを踏みにじるのか、
などなど、言いたいことが浮かんできましたが、
正職員になって、生活が安定することも、
部下にとっては大事だし、
やりたい仕事であると感じられたことも大事だし、
僕の感情は抑えた方がよいかと思い、
ぐっと我慢しました。
恐らく、部下は新しい職場を選ぶものと思います。
僕は、その後、自分の部署にどう優秀な人員を確保するか、
そちらの方に考え方をシフトしなくてはならないかなと思います。
複雑な気持ちのまま、ここ数日間を過ごしていますし、
これからも過ごすような気がします。
パワハラ君問題も、そろそろ大詰めに来ている頃で、
そちらも対処しなくてはなりません。
部下管理の問題で、
頭を悩ませる日々です。
人の管理は複雑です。
では!