今日は午後休み。14時半に上がれました。
明日は、2週間ぶりの一日休みです。
無事、13連勤を終えた安堵感からか、気が抜けて、そして疲れを感じて、
この午後休みにしたいことを、何だか思い描けませんでした。
とりあえずお腹を満たそうと思い、なじみの洋食屋さんへ行き、
オムライスセットを注文しました。
まず野菜サラダとコーンスープが運ばれ、
それらを食べている間に、メールが届きました。
札幌で病気療養中の親友からのメールでした。
このメールが届くまでの数日間、
親友と僕との間には、以下のようなやりとりがありました。
13日(日)に、3クール目の抗がん剤治療もちょっと落ち着いてきた、というメールが親友から届き、
うれしくなった僕は、すぐに返信し、
更に、親友のために、応援歌を作る作業に入りました。
親友は、今現在の自分自身の状況を、あまりメールに書いてこないので、
僕は、状況を知りたいため、
無菌室にいるのか、ネットを見ることはできるのか、応援歌を贈りたいと思っている、
などの質問等をメールで送りました。
親友からの返信は、僕の予想したものとは異なりました。
今は、不安がいっぱいで、ネットどころではないこと、
現実生活の再建が当面の課題であり、他のことをしている余裕はないこと、
親友の方から状況を少しずつ伝えていくので、あまり質問はしないでほしいこと、
などが、書かれてありました。
僕は、頭を打ちつけられたようなショックと混乱を体験しました。
僕は、親友の気持ちも考えず、勝手に浮かれすぎていたのかもしれない・・・
親友は自分の将来について、強い不安を抱いていて、僕はそれを汲み取ってあげられなかった・・・
といった、自分を責める気持ちと、
一方で、
状況がよくわからない時に、質問をするのは親友としては当然のことだろう・・・
僕らは親友ではなかったのか・・・
自分から返信を求めておいて、質問しないでくれとは、なんて勝手な奴だ・・・
といった、親友に対して腹が立つ気持ちも感じていました。
また、僕の気持ちをばさっと切られたような、とても悲しい気持ちになりました。
僕は、とても落ち込み、返信をどうしようか迷いましたが、
なんて勝手な奴だ、僕は腹が立った、というような文面のメールを送ろうか、なんて思いましたが、
冷静になるよう努めました。
僕の腹立ちの奥には、悲しさがありました。
この悲しさは、もしかしたら親友の悲しさと同質なものではないか・・・
親友は思いもかけず病気となり、
今は不安がいっぱいで、今後の見通しも立たず、
自分の人生を悲しみいっぱいなものとして感じている、その悲しさではないか・・・
と、僕は思い、また、僕は僕にそう言い聞かせ、
次のようなメールを返信しました。
親友の気持ちとずれたメールを返信してしまい、申し訳なく思うこと、
今は、病気治療と、現実生活の建て直しに専念したい気持ちを抱くことは当然であること、
僕はそれを見守りたいと思うこと、
だから、僕に対しては、自由で素直な気持ちをメールで語ってきてほしいこと、
親友が語ってくるまでは、僕は待っていること、
などを返信しました。
「自由で素直な気持ち」のくだりは、僕の腹立ちが多少反映されている言葉かもしれないなあ・・・
ちょっと嫌味かもしれないかなあ・・・
なんて、思いましたが、
それを返信し、あとは待つことにしました。
返信したのは、16日(水)。
その後、親友からの返信は来ず、
僕は腹立ちと落ち込みとで、しばし、気持ち的には不安定な日々を送っていました。
もちろん、仕事があったので、気持ちを切り替えて、仕事に臨みましたが、
それでも時々、親友のことが頭をよぎり、集中力を乱してしまうことが何度かありました。
そして今、オムライスがもう少しで運ばれてくるところで、届いた親友からのメール。
これまた、予想外のメールでした。
親友からは、お詫びのメールが届きました。
あの時は、抗がん剤治療の副作用で、心身ともに辛く、
自分がこんなに大変だということをわかってもらいたくて、ああいうメールを返信してしまったこと、
副作用が落ち着いてきた今からすると、我が儘な文面で、恥ずかしく思うこと、
ネットをしてみたいと思っていること、
応援歌と言われ、最初はなんだ?
と思ったが、落ち着いてくると、音楽によって救われると感じることもあること、
「それが大事」という曲は、昔は嫌いな曲だったが、病気になると、その歌詞に救われることがあること、
などが書かれていました。
そして、オムライスが運ばれてきました。
僕の目には、涙がにじみました・・・
冷静なメールを送って、やっぱり良かった・・・
と、思いました。
抗がん剤治療の大変さは、経験した人しかわからない・・・
それを安易にわかるとは、言えないのだ・・・
実際のところ体験してないから、僕はわかるとは、言えないのだ・・・
その辛さから、腹が立ったり、悲しくなったりというのは、当然あることで、
それを出せる相手、しっかり受けとめる相手として、そこに居ることが、
親友として支える、ということなんだ・・・
と、僕は改めて思いました。
オムライスの卵の部分だけで、反応しちゃだめなんだな・・・
中のご飯や具材、それをしっかり見据えることが大事なんだな・・・
って、オムライスを見て思い、そして味わって食べました。
セットメニューなので、プリンと飲み物が付きます。
オムライスを食べた僕は、すっかり元気になり、
プリンとコーヒーを味わい、
その後は、いつものプールに、スイミングに行くことにしました。
元気になったら、体を動かしたくなったので・・・
60分間、みっちり泳いできました。
そしてその後は、タリーズで、ロイヤルミルクティーを飲みながら、
このブログを書き上げました。
人と人との関係は、急いではならない、
そして、言葉や文面の裏にある気持ちをしっかりと読み取ることが大事である、
そういったことを、今回の一件で、学びましたね。
親友からの、メール、ほんとにうれしかった・・・
今日の新潟は、雲は多めでしたが、晴れでした!
雪もすっかり溶けてしまいました。
ては!