(21日終値) ドル・円相場:1ドル=106.62円(前営業日比△0.39円) ユーロ・円相場:1ユーロ=118.18円(△0.25円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1085ドル(▲0.0015ドル) ダウ工業株30種平均:26202.73ドル(△240.29ドル) ナスダック総合株価指数:8020.21(△71.65) 10年物米国債利回り:1.59%(△0.04%) WTI原油先物10月限:1バレル=55.68ドル(▲0.45ドル) 金先物12月限:1トロイオンス=1515.7ドル(横ばい) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> MBA住宅ローン申請指数(前週比)▲0.9% 21.7% 7月米中古住宅販売件数 前月比 2.5% ▲1.3%・改 年率換算件数 542万件 529万件・改 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は反発。コンテ伊首相が20日に辞意を表明したことで、早期の解散・総選挙は回避されるとの観測が広がり伊政局不安が後退。伊株式市場を含め欧州株全般が上昇した。また、良好な米小売業の決算を受けて米国株が上昇したため、投資家のリスク志向が改善し円売り・ドル買いが出た。4時30分前に一時106.65円と日通し高値を付けた。米10年債利回りが低下に転じた場面では106.35円付近まで下げる場面もあったが下押しは限定的だった。米10年債利回りはFOMC議事要旨公表後に再び上昇に転じている。なお、7月30日-31日分のFOMC議事要旨では「今回の利下げはサイクルの半ばにおける調整」「幾人かの委員は柔軟性が必要だと強調」との見解が示された。 トランプ米大統領はこの日、FRBの政策が米成長や米国の経済的な競争力を阻害していると改めて批判し、FRBとパウエルFRB議長に対する利下げに向けた圧力を強めた。加えて、同氏は「キャピタルゲイン税や給与税の引き下げも含めた景気刺激策を検討している」との前日の発言を翻し「どのような形の減税も検討していない」と述べた。 ・ユーロドルは反落。しばらくは1.1100ドルを挟んだ狭いレンジでのもみ合いが続いていたが、FOMC議事要旨公表後に一時1.1081ドルと日通し安値を付ける場面があった。市場では「23日のパウエルFRB議長のジャクソンホールでの講演、24日からのG7首脳会議(サミット)を控えて、大きな方向感が出にくい状況だ」との声が聞かれた。今日の高値は21時前に付けた1.1107ドルで1日の値幅は0.0026ドル程度だった。 ・ユーロ円は反発。日本時間夕刻に一時118.33円と日通し高値を付けたあとは118円台前半でのもみ合いに終始した。NY時間の値幅は25銭程度と小さかった。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。ターゲットやロウズなど米小売業の四半期決算が良好な内容となったことを受けて、「米個人消費は堅調」との見方が広がると買いが先行した。伊政局を巡る懸念が和らぎ、伊株式相場など欧州株が軒並み上昇したことも投資家心理の改善につながった。ダウ平均の上げ幅は一時300ドルを超えた。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは反落。伊政局不安が後退したことで欧米株価が上昇すると、安全資産とされる米国債に売りが出た。7月30日-31日分のFOMC議事要旨で「今回の利下げはサイクルの半ばにおける調整」との見解が示されたことも債券売りを誘った。 ・原油先物相場は下落。昨日発表されたAPIの原油在庫が大幅に取り崩しとなったことで、原油価格は堅調に推移していた。しかし本日発表されたEIA原油在庫はAPIの取り崩しほど、大きくはなかったことで上げ幅を縮めた。特にガソリン在庫と中間留分が積み増しとなったことが嫌気された。 ・金先物相場は横ばい。株式市場が堅調に推移したことで、リスクオンの流れに乗り金先物価格は弱含んでいた。しかし徐々に利食いの買い戻しも入ったことで、前日と同水準で引けた。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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