(8日終値) ドル・円相場:1ドル=106.07円(前営業日比▲0.20円) ユーロ・円相場:1ユーロ=118.59円(▲0.43円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1180ドル(▲0.0019ドル) ダウ工業株30種平均:26378.19ドル(△371.12ドル) ナスダック総合株価指数:8039.16(△176.33) 10年物米国債利回り:1.71%(▲0.02%) WTI原油先物9月限:1バレル=52.54ドル(△1.45ドル) 金先物12月限:1トロイオンス=1509.5ドル(▲10.1ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> 前週分の米新規失業保険申請件数 20万9000件 21万7000件・改 6月米卸売在庫(前月比) 0.0% 0.4% 6月米卸売売上高(前月比) ▲0.3% ▲0.6%・改 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は続落。20時過ぎに一時105.91円まで値を下げたものの、欧米株価の上昇に伴う円売り・ドル買いが出ると106.23円付近まで強含んだ。その後、トランプ米大統領が「FRBが他国に比べ、金利を高水準に設定していることがドル高につながり、偉大な米製造業が公平な条件で競争することを困難にしている」などと述べ、ドル高に不満を表明すると105.99円付近まで売られたが、ダウ平均が370ドル超上昇したこともありすぐに106.24円付近まで持ち直した。 ただ、米10年債利回りが低下に転じるとドル円は再び弱含んだ。ユーロ円の下落につれた売りも出て、4時前に一時105.90円と日通し安値を付けた。結局、NY市場に限れば106.00円を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。 ・ユーロドルは下落。22時前に一時1.1181ドルまで売られたものの、6日の安値1.1168ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。「独政府は気候変動対策で新規国債発行を検討」との報道が伝わると、独長期債が下落(独長期金利は上昇)しユーロ買い・ドル売りが活発化。トランプ米大統領のドル高けん制発言で、一時1.1232ドルと日通し高値を付ける場面があった。 ただ、前日の高値1.1242ドルや6日の高値1.1250ドルがレジスタンスとして意識されると失速。イタリア連立政権を構成する「五つ星運動」と「同盟」との間の対立が深まる中、サルビーニ伊副首相(同盟党首)が「伊政府はもはや過半数ではない」「総選挙を実施する必要がある」などと述べるとユーロ売り・ドル買いで反応し1.1177ドルと日通し安値を付けた。 ・ユーロ円は続落。21時前に一時118.56円まで値を下げたものの、前日の安値118.44円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。欧米株価の上昇に伴う円売り・ユーロ買いが出て119円台前半まで持ち直している。ただ、そのあとはイタリア政局不安を背景としたユーロ売りで、一時118.49円まで弱含んだ。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。良好な7月中国貿易統計を受けて、世界景気の減速懸念がやや後退。中国人民元相場が落ち着いていることも投資家心理の改善につながり買いを促した。ボーイングやビザ、シェブロン、アップルなどの上昇が指数の押し上げ要因となった。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは反発。世界的な景気減速への懸念が和らぎ、安全資産とされる米国債には売りが先行。米国株相場の上昇も相場の重しとなり、しばらくは軟調に推移した。ただ、30年債入札の結果が「好調」と受け止められると、10年債にも買いが波及したため終盤上げに転じた。 ・原油先物相場は4日ぶりに反発。中国人民元相場が安定した動きになったことが買い安心感につながったほか、「サウジアラビアは原油価格の下落を阻止するためあらゆる選択肢を検討している」との報道や、サウジアラビアは9月の原油輸出を日量700万バレル未満に維持する計画とサウジ当局者が明らかにしたことも、原油の買い戻しを後押しした。 ・金先物相場は5日ぶりに反落。この日の中国人民元相場が安定した動きになるなど、米中貿易摩擦の激化懸念を背景としたリスクオフの動きが一段落し、前日まで約6年4カ月ぶりの高値水準まで上昇した金は利益確定売りが優勢となった。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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