28日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅高。終値は107.85円と前営業日NY終値(107.79円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。明日の米中首脳会談を前に積極的な取引は手控えられたものの、米国株価の上昇に伴う円売り・ドル買いが出て取引終了間際に一時107.94円と日通し高値を付けた。今日の安値はアジア時間に付けた107.56円で値幅は38銭程度だった。 なお、ムニューシン米財務長官とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は劉鶴中国副首相と米中貿易戦争について協議するため大阪で会談したと伝わった。米中閣僚級協議は5月10日を最後に途絶えており、その後対立が激化。今回の首脳会談の際に何らかの成果がみられるか注目される。市場では「貿易協議の再開を決め、追加関税の発動を見送るかどうかが焦点」との声が聞かれた。 この日発表の経済指標では6月米シカゴ購買部協会景気指数は予想を下回った一方、6月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値は予想を上回るなど、強弱入り混じる結果となった。 ユーロドルも小幅高。終値は1.1373ドルと前営業日NY終値(1.1369ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。欧州市場序盤に一時1.1393ドルと日通し高値を付けたものの、25日に付けた約3カ月ぶりの高値1.1412ドルがレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。ユーロポンドやユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落につれた売りも出て2時前に一時1.1351ドルと日通し安値を付けた。もっとも、引けにかけては買い戻しが入り結局前日終値付近まで持ち直した。明日の米中首脳会談を前に様子見ムードが強まり、大きな方向感は出なかった。 なお、ユーロ豪ドルは一時1.6188豪ドル、ユーロNZドルは1.6919NZドルまで値を下げている。 ユーロ円は小幅ながら上昇。終値は122.66円と前営業日NY終値(122.55円)と比べて11銭程度のユーロ高水準。NY市場に限れば122.60円を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。 ポンドは買い先行後、伸び悩んだ。月末・期末を迎えたロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けたポンド買いのフローが入り、ポンド円は一時137.20円、ポンドドルは1.2735ドル、ユーロポンドは0.8940ポンドまでポンド高に振れた。ただ、英EU離脱問題を巡る先行き不透明感から戻りを売りたい向きも多く、ロンドン・フィキシング後は伸び悩んだ。 本日のレンジ ドル円:107.56円 - 107.94円 ユーロドル:1.1351ドル - 1.1393ドル ユーロ円:122.28円 - 122.79円
出典:FXi24
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