(28日終値) ドル・円相場:1ドル=107.85円(前営業日比△0.06円) ユーロ・円相場:1ユーロ=122.66円(△0.11円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1373ドル(△0.0004ドル) ダウ工業株30種平均:26599.96ドル(△73.38ドル) ナスダック総合株価指数:8006.25(△38.49) 10年物米国債利回り:2.00%(▲0.01%) WTI原油先物8月限:1バレル=58.47ドル(▲0.96ドル) 金先物8月限:1トロイオンス=1413.7ドル(△1.7ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> 5月米個人所得(前月比) 0.5% 0.5% 5月米PCE(前月比) 0.4% 0.6%・改 PCEデフレータ(前年比) 1.5% 1.6%・改 PCEコアデフレータ(前月比) 0.2% 0.2% PCEコアデフレータ(前年比) 1.6% 1.6% 6月米シカゴ購買部協会景気指数 49.7 54.2 6月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値) 98.2 97.9 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は小幅高。明日の米中首脳会談を前に積極的な取引は手控えられたものの、米国株価の上昇に伴う円売り・ドル買いが出て取引終了間際に一時107.94円と日通し高値を付けた。今日の安値はアジア時間に付けた107.56円で値幅は38銭程度だった。 なお、ムニューシン米財務長官とライトハイザーUSTR代表は劉鶴中国副首相と米中貿易戦争について協議するため大阪で会談したと伝わった。米中閣僚級協議は5月10日を最後に途絶えており、その後対立が激化。今回の首脳会談の際に何らかの成果がみられるか注目される。市場では「貿易協議の再開を決め、追加関税の発動を見送るかどうかが焦点」との声が聞かれた。 この日発表の経済指標では6月米シカゴ購買部協会景気指数は予想を下回った一方、6月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値は予想を上回るなど、強弱入り混じる結果となった。 ・ユーロドルも小幅高。欧州市場序盤に一時1.1393ドルと日通し高値を付けたものの、25日に付けた約3カ月ぶりの高値1.1412ドルがレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。ユーロポンドやユーロ豪ドルなどユーロクロスの下落につれた売りも出て2時前に一時1.1351ドルと日通し安値を付けた。もっとも、引けにかけては買い戻しが入り結局前日終値付近まで持ち直した。明日の米中首脳会談を前に様子見ムードが強まり、大きな方向感は出なかった。 なお、ユーロ豪ドルは一時1.6188豪ドル、ユーロNZドルは1.6919NZドルまで値を下げている。 ・ユーロ円は小幅ながら上昇。NY市場に限れば122.60円を挟んだ狭いレンジ取引に終始した。 ・ポンドは買い先行後、伸び悩んだ。月末・期末を迎えたロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けたポンド買いのフローが入り、ポンド円は一時137.20円、ポンドドルは1.2735ドル、ユーロポンドは0.8940ポンドまでポンド高に振れた。ただ、英EU離脱問題を巡る先行き不透明感から戻りを売りたい向きも多く、ロンドン・フィキシング後は伸び悩んだ。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反発。FRBが27日公表したストレステスト(健全性審査)の包括的資本分析(CCAR)では、18行全てが合格。これを受けて自社株買いや増配を発表したJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなどが買われ、指数を押し上げた。29日の米中首脳会談で貿易協議が進展するとの期待から買いが入った面もあった。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。6月米シカゴ購買部協会景気指数が49.7と景気の拡大と縮小の境界である50を2年5カ月ぶりに下回ったことを受けて、債券買いがやや優勢となった。ただ、明日の米中首脳会談を前に大きな方向感は出なかった。 ・原油先物相場は反落。米中首脳会談を控え、動意に欠ける動きが続いたが、取引終了前にポジション解消の売りが入った。首脳会談が決裂すれば、世界経済の先行き不安が高まり、エネルギー需要に影響が及ぶとの警戒感が強まっている。 ・金先物相場は小反発。29日の米中首脳会談を見極めたいことで手控えムードが強く、小幅の上下に始終した。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
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