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・技研製作所(6289)はインプラント工法による「ため池」の耐震化工事受注拡大に注力、
技研製作所は連結子会社の技研施工が高知件室戸市でインプラント工法による「ため池」の補強工事を受注、6月下旬にも完成させる見込みだ。
農業用水を確保するため人工的に造成された「ため池」は、現在全国に約20万カ所あるとされる。その多くは江戸時代に造成されたもので、昨年の西日本豪雨、近年の大中規模地震、ゲリラ豪雨などにより、各地で多くの「ため池」が決壊し、甚大な被害が生じている。当社では、こうした老朽化した「ため池」による災害リスクを回避するため、インプラント工法による「イオンプラント堤防」づくり、すなわち「ため池」の堤体補強工事を各自治体に提唱してきた。
今回、完成目前にある高知件室戸市の「黒茂谷池」(くろもだにいけ)もその1つで、経年変化による石積みの変形などから、地震による決壊が懸念されていた。これをインプラント工法による「インプラント堤防」にして補強し、決壊を防ぐというのが今回の案件だ。
農林水産省では、決壊した場合に人的被害を与える恐れのある全国の「ため池」約1.1万カ所を「防災重点ため池」として認定し、現在は昨年の豪雨災害を踏まえ新たな選定基準を設定し、再選定を進めている。政府は2018年度の第2次補正予算と19年度予算で優先度の高い「防災重点ため池」約1000カ所の緊急対策に合計1022億円を計上し、今年4月には「農業用ため池」への自治体の管理権限を強化する法律を公布。これにより、今後は全国で「防災重点ため池」の対策強化が加速化される流れになっている。
インプラント工法による「ため池」の補強工事は、この工法を採用している当社の顧客が高知県ですでに2件工事を手掛けているが、当社の子会社が直接工事を手掛けるのは今回が初めてのケースになる。当社としては、こうした実績をテコに今後「インプラント堤防」の受注を拡大していく方針だが、顧客による受注拡大でも、この工法の知名度拡大、当社のインプラント機械受注拡大につながり、いずれの場合もプラスになるとみている。
(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益¥ 1株配¥
連本2018.08 29,142 5,977 6,069 4,151 155.8 60
連本2019.08予 32,100 6,420 6,500 4,560 167.7 68
連本2020.08予 35,000 7,200 7,300 5,000 183.9 68-72
連中2019.02 14,173 3,209 3,253 2,284 84.7 34
連中2020.02予 15,500 3,500 3,550 2,500 91.9 34
技研製作所は連結子会社の技研施工が高知件室戸市でインプラント工法による「ため池」の補強工事を受注、6月下旬にも完成させる見込みだ。
農業用水を確保するため人工的に造成された「ため池」は、現在全国に約20万カ所あるとされる。その多くは江戸時代に造成されたもので、昨年の西日本豪雨、近年の大中規模地震、ゲリラ豪雨などにより、各地で多くの「ため池」が決壊し、甚大な被害が生じている。当社では、こうした老朽化した「ため池」による災害リスクを回避するため、インプラント工法による「イオンプラント堤防」づくり、すなわち「ため池」の堤体補強工事を各自治体に提唱してきた。
今回、完成目前にある高知件室戸市の「黒茂谷池」(くろもだにいけ)もその1つで、経年変化による石積みの変形などから、地震による決壊が懸念されていた。これをインプラント工法による「インプラント堤防」にして補強し、決壊を防ぐというのが今回の案件だ。
農林水産省では、決壊した場合に人的被害を与える恐れのある全国の「ため池」約1.1万カ所を「防災重点ため池」として認定し、現在は昨年の豪雨災害を踏まえ新たな選定基準を設定し、再選定を進めている。政府は2018年度の第2次補正予算と19年度予算で優先度の高い「防災重点ため池」約1000カ所の緊急対策に合計1022億円を計上し、今年4月には「農業用ため池」への自治体の管理権限を強化する法律を公布。これにより、今後は全国で「防災重点ため池」の対策強化が加速化される流れになっている。
インプラント工法による「ため池」の補強工事は、この工法を採用している当社の顧客が高知県ですでに2件工事を手掛けているが、当社の子会社が直接工事を手掛けるのは今回が初めてのケースになる。当社としては、こうした実績をテコに今後「インプラント堤防」の受注を拡大していく方針だが、顧客による受注拡大でも、この工法の知名度拡大、当社のインプラント機械受注拡大につながり、いずれの場合もプラスになるとみている。
(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益¥ 1株配¥
連本2018.08 29,142 5,977 6,069 4,151 155.8 60
連本2019.08予 32,100 6,420 6,500 4,560 167.7 68
連本2020.08予 35,000 7,200 7,300 5,000 183.9 68-72
連中2019.02 14,173 3,209 3,253 2,284 84.7 34
連中2020.02予 15,500 3,500 3,550 2,500 91.9 34
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※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。

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