(20日終値:21日3時時点) ドル・円相場:1ドル=107.34円(20日15時時点比▲0.29円) ユーロ・円相場:1ユーロ=121.24円(▲0.01円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1295ドル(△0.0029ドル) FTSE100種総合株価指数:7424.44(前営業日比△20.90) ドイツ株式指数(DAX):12355.39(△46.86) 10年物英国債利回り:0.806%(▲0.059%) 10年物独国債利回り:▲0.318%(▲0.030%) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は頭が重かった。欧州勢参入直後はショートカバーが優勢となり一時107.88円付近まで上げたものの、米国の早期利下げ観測を手掛かりにドルの戻りを売りたい向きは多く上値は重かった。 NYの取引時間帯に入り、6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が0.3と予想の11.0を大きく下回り、5月米景気先行指標総合指数が前月比横ばいと予想の0.1%上昇より弱い内容だったことが分かると円買い・ドル売りがじわりと強まった。米・イラン軍事衝突への警戒感からリスク回避的な円買い・ドル売りが入ると、一時107.23円と1月3日以来約5カ月半ぶりの安値を更新した。 トランプ米大統領はこの日、イランによる米無人偵察機撃墜について「イランは非常に大きな間違いを犯した」とツイートしたほか、「米国がイランを攻撃するかどうかすぐに分かる」などと発言している。 ・ポンドドルは米早期利下げ観測を背景にポンド買い・ドル売りが先行し、一時1.2727ドルと日通し高値を付けたものの、そのあとは伸び悩んだ。英中銀金融政策委員会(MPC)はこの日、政策金利を0.75%、資産購入枠を4350億ポンドで据え置くことを決定。市場予想通りの結果となったが、MPC議事要旨で4-6月期GDP見通しを引き下げ、「CPIは今年遅くにインフレ目標の2%以下に低下するだろう」との見方を示すとポンド売りで反応。一時1.2672ドル付近まで下押しする場面があった。 ・ユーロドルは強含み。アジア市場でユーロ高・ドル安が進んだ流れを引き継いでユーロ買い・ドル売りが先行。コンテ伊首相がEUに対する書簡で「規律を破る意図はなく、欧州委員会とより建設的な話し合いを求める」との姿勢を示したことも好感された。6月米フィリー指数が低調だったことが分かると一時1.1317ドルと日通し高値を付けている。 ただ、6月ユーロ圏消費者信頼感指数速報値が▲7.2と予想の▲6.5を下回ったことが分かると上げ幅を縮めている。 ・ユーロ円は行って来いの展開。ユーロドルの上昇につれた買いが入ったほか、コンテ伊首相の書簡を手掛かりに円売り・ユーロ買いが先行すると一時121.92円と日通し高値を付けたものの、18日の高値121.96円が目先戻りの目処として意識されると失速した。NY市場に入ると、ドル円の下落につれた売りが出て一時121.09円と日通し安値を更新している。 ・ノルウェークローネは堅調。ノルウェー中銀はこの日、政策金利を1.00%から1.25%に引き上げすることを決めたと発表。市場の予想通りの結果となった。ただ、オルセン総裁が声明で「政策金利を今年さらに引き上げる可能性が高い」と表明したうえ、記者会見では「今年9月と来年前半に利上げする公算が大きい」との見方を示すと、クローネを買う動きが広がった。ユーロクローネは一時9.6574クローネと4月26日以来のユーロ安・クローネ高水準を付けたほか、クローネ円は12.61円と11日以来の高値を更新した。 ・ロンドン株式相場は反発。米国の早期利下げ観測を背景にした買いが優勢となった。原油高を背景にBPやロイヤル・ダッチ・シェルなどエネルギー株が上昇したほか、BHPグループやグレンコアなど素材株が堅調だった。 ・フランクフルト株式相場は反発し、5月3日以来約1カ月半ぶりの高値を付けた。欧米の金融緩和観測で欧州株は買いが優勢となった。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(3.64%高)やSAP(1.49%高)、ドイツ・ポスト(1.45%高)などの上昇が目立った。 ・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
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