(19日終値) ドル・円相場:1ドル=108.10円(前営業日比▲0.35円) ユーロ・円相場:1ユーロ=121.36円(▲0.04円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1226ドル(△0.0032ドル) ダウ工業株30種平均:26504.00ドル(△38.46ドル) ナスダック総合株価指数:7987.32(△33.44) 10年物米国債利回り:2.02%(▲0.04%) WTI原油先物7月限:1バレル=53.76ドル(▲0.14ドル) 金先物8月限:1トロイオンス=1348.8ドル(▲1.9ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> MBA住宅ローン申請指数(前週比) ▲3.4% 26.8% FOMC金利 2.25-2.50%に据え置き 2.25-2.50% ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ドル円は続落。FOMCの結果やパウエルFRB議長の定例記者会見を受けて、米早期利下げ観測が高まると、米長期金利の低下とともにドル安が進行。3時30分過ぎに一時107.90円と日通し安値を付けた。ただ、7日の安値107.88円や5日の安値107.82円が目先サポートとして意識されると108円台前半まで下げ渋っている。 FOMCはこの日、市場の予想通りFFレート誘導目標を2.25-2.50%に据え置いたものの、声明では「委員会は(利上げに)忍耐強くなれる」との表現を削除し、「今後のデータを監視し景気拡大を維持するため適切に行動する」との文言に置き換えた。景気減速が鮮明になれば早期利下げに踏み切る可能性を示唆した。政策金利見通しでは17人の政策当局者のうち7人が年末までに0.50%の利下げを見込み、1人が0.25%の利下げを想定。また、投票メンバー10人のうち9人は金利据え置きに賛成したものの、ブラード米セントルイス連銀総裁は0.25%の利下げを求めて反対票を投じた。FOMCは2015年末に利上げを再開したが、利下げを求めて反対票が出たのは初めて。 ・ユーロドルは反発。市場では「前日にドラギECB総裁の金融緩和を示唆した発言で急激に売られた警戒感から、買い戻しが入った」との指摘があり、じり高の展開となった。FOMC結果公表後に米早期利下げ観測が強まるとユーロ買い・ドル売りが加速し一時1.1254ドルと日通し高値を付けた。 ・ユーロ円は小幅続落。ユーロドルの上昇につれた買いが入り一時121.66円と日通し高値を付けたものの、ドル円の下落につれた売りが出ると121.33円付近まで押し戻された。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。 ・ポンドドルはしっかり。米重要イベントを前にショートカバーが先行し、FOMC後には一時1.2674ドルまで上値を伸ばした。なお、英与党・保守党党首選の第3回の投票では、EUから強硬離脱も辞さないとするボリス・ジョンソン前外相が143票と最多の票を集め、ハント外相ら2位以下に大差を付けた。明日20日には、候補者が4人に絞り込まれた党首選の第4回及び第5回目の投票が実施される。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し5月3日以来の高値を更新した。FOMCの結果やパウエルFRB議長の定例記者会見を受けて、米早期利下げ観測が高まると、株式市場に資金流入が続くとの見方から買いが入った。個別ではユナイテッド・ヘルスやウォルトディズニー、メルクなどの上昇が目立った。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続伸し5月6日以来の高値を更新した。 ・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。FOMC声明や政策金利見通し、パウエルFRB議長の発言などを受けて、米早期利下げ観測が高まると債券買いが進んだ。 ・原油先物相場は反落。EIA週間石油在庫(6/14時点)で、原油在庫が-310.6万バレル(前週 +220.6万バレル)と、取り崩しへ転じたことを確認。NY原油先物は54.20ドル台へ強含んだ。ただ、原油受け渡し地点オクラホマ州クッシング在庫は+64.2万バレル(前週 +209.6万バレル)と積み増しを継続。アジアタイムに時間外取引でつけた54.38ドルの更新には至らず。昨日の大幅反発に対する調整が進んだ。 ・金先物相場は反落。FOMCを控え、市場が全般的に様子見姿勢となるなか、前日の上昇に対する小幅な調整が入った程度。FOMC後にドル安が進むと、引け後の時間外取引で上値を伸ばした。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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