(25日終値) ドル・円相場:1ドル=111.63円(前営業日比▲0.56円) ユーロ・円相場:1ユーロ=124.36円(▲0.77円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1132ドル(▲0.0023ドル) ダウ工業株30種平均:26462.08ドル(▲134.97ドル) ナスダック総合株価指数:8118.68(△16.67) 10年物米国債利回り:2.53%(△0.01%) WTI原油先物6月限:1バレル=65.21ドル(▲0.68ドル) 金先物6月限:1トロイオンス=1279.7ドル(△0.3ドル) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な米経済指標) <発表値> <前回発表値> 3月米耐久財受注額 前月比 2.7% ▲1.1%・改 輸送用機器を除く前月比 0.4% ▲0.2%・改 前週分の米新規失業保険申請件数 23万件 19万3000件・改 ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ユーロドルは3日続落。欧州景気の減速が懸念されるなか、21時30分頃に一時1.1118ドルと2017年5月30日以来約1年11カ月ぶりの安値を付けた。ただ、前週分の米新規失業保険申請件数が23万件と予想の20万件より弱い内容だったことが分かるとショートカバーが優勢となり、1.1155ドル付近まで下げ幅を縮めた。ただ、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。取引終了にかけて再び上値が重くなっている。 ・ドル円は反落。米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことを理由に円買い・ドル売りが先行。ダウ平均が280ドル超下落したことも相場の重しとなり、前日の安値111.68円や23日の安値111.65円を下抜けて一時111.38円まで値を下げた。市場では「日本の大型連休中の急激な変動を警戒して、ポジションを減らす動きが出た」との指摘があった。 ただ、米10年債利回りが上昇し、ダウ平均が下げ幅を縮小すると買い戻しが優勢に。200日移動平均線(111.51円)を下回った水準では押し目買いなども入りやすく111.68円付近まで下げ渋る場面があった。 なお、麻生太郎財務相はワシントンで記者団に対し「(日米協議で)貿易と為替のリンクに改めて反対した」「ムニューシン米財務長官から為替への要求あったか話さない」などと述べた。 ・ユーロ円は3日続落。ドル円やダウ平均の下落に伴う売りが出て一時124.21円と3月29日以来の安値を付けた。 ・トルコリラは軟調。トルコ中銀はこの日、市場の予想通り政策金利を現行の24.00%に据え置くことを決めたものの、前回3月の声明文にあった「必要ならさらなる金融引き締めの用意がある」との文言を削除した。市場では「ハト派姿勢に転換した」と受け止められ、リラ売りが優勢となった。ドルリラは一時5.9801リラと昨年10月15日以来の水準までドル高・リラ安が進んだほか、リラ円は18.59円と1月3日以来の安値を付けた。 ・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。工業・事務製品大手3Mが発表した1-3月期決算は売上高が予想を大きく下回り、2019年通期見通しが下方修正された。同社の株価が13%超の急落となり、1銘柄でダウ平均を169ドル程度押し下げた。半面、前日夕に発表した決算が予想を上回ったマイクロソフトが3%超の大幅高となり、指数を下支えした。 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発。マイクロソフトのほか、フェイスブックやアマゾン・ドット・コムが上げた。 ・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに小反落。3月米耐久財受注額が予想を上回ったことで債券売りが先行したものの、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったため下値も限られた。 ・原油先物相場は続落。前日にEIAが発表した在庫統計で、原油在庫が予想を大きく上回る積み増しとなったことが引き続き材料視され、利益確定売りが継続した。また、この日も為替相場でドルが対ユーロで上昇基調を維持し、ドル建ての原油に割高感が生じたことが売りを後押しした。 ・金先物相場は小幅続伸。ダウ平均が下げ幅を拡大し、為替相場で一時ユーロが対ドルで買い戻しが入ると、1284.8ドルまで上昇する場面もあったが、ドル高地合いは変わらず、6月限は上げ幅をほぼ吐き出して取引を終えた。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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