25日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3日続落。終値は1.1132ドルと前営業日NY終値(1.1155ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。欧州景気の減速が懸念されるなか、21時30分頃に一時1.1118ドルと2017年5月30日以来約1年11カ月ぶりの安値を付けた。ただ、前週分の米新規失業保険申請件数が23万件と予想の20万件より弱い内容だったことが分かるとショートカバーが優勢となり、1.1155ドル付近まで下げ幅を縮めた。ただ、買い戻しはあくまでポジション調整の域を出ず長続きしなかった。取引終了にかけて再び上値が重くなっている。 ドル円は反落。終値は111.63円と前営業日NY終値(112.19円)と比べて56銭程度のドル安水準だった。米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことを理由に円買い・ドル売りが先行。ダウ平均が280ドル超下落したことも相場の重しとなり、前日の安値111.68円や23日の安値111.65円を下抜けて一時111.38円まで値を下げた。市場では「日本の大型連休中の急激な変動を警戒して、ポジションを減らす動きが出た」との指摘があった。 ただ、米10年債利回りが上昇し、ダウ平均が下げ幅を縮小すると買い戻しが優勢に。200日移動平均線(111.51円)を下回った水準では押し目買いなども入りやすく111.68円付近まで下げ渋る場面があった。 なお、麻生太郎財務相はワシントンで記者団に対し「(日米協議で)貿易と為替のリンクに改めて反対した」「ムニューシン米財務長官から為替への要求あったか話さない」などと述べた。 ユーロ円は3日続落。終値は124.36円と前営業日NY終値(125.13円)と比べて77銭程度のユーロ安水準。ドル円やダウ平均の下落に伴う売りが出て一時124.21円と3月29日以来の安値を付けた。 トルコリラは軟調。トルコ中銀はこの日、市場の予想通り政策金利を現行の24.00%に据え置くことを決めたものの、前回3月の声明文にあった「必要ならさらなる金融引き締めの用意がある」との文言を削除した。市場では「ハト派姿勢に転換した」と受け止められ、リラ売りが優勢となった。ドルリラは一時5.9801リラと昨年10月15日以来の水準までドル高・リラ安が進んだほか、リラ円は18.59円と1月3日以来の安値を付けた。 本日のレンジ ドル円:111.38円 - 112.24円 ユーロドル:1.1118ドル - 1.1162ドル ユーロ円:124.21円 - 125.24円
出典:FXi24
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