(29日終値:30日3時時点) ドル・円相場:1ドル=110.77円(29日15時時点比△0.02円) ユーロ・円相場:1ユーロ=124.29円(▲0.12円) ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1221ドル(▲0.0013ドル) FTSE100種総合株価指数:7279.19(前営業日比△44.86) ドイツ株式指数(DAX):11526.04(△97.88) 10年物英国債利回り:1.000%(横ばい) 10年物独国債利回り:▲0.070%(▲0.001%) ※△はプラス、▲はマイナスを表す。 (主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値> 2月独輸入物価指数 前月比 0.3% ▲0.2% 2月独小売売上高指数 前月比 0.9% 2.8%・改 3月英ネーションワイド住宅価格指数 前月比 0.2% 0.0%・改 2月仏財政収支 369億ユーロの赤字 173億ユーロの赤字 2月仏消費支出(前月比) ▲0.4% 1.4%・改 3月仏CPI速報値 前月比 0.8% 0.0% 3月独雇用統計 失業率 4.9% 5.0% 失業者数変化 ▲7000人 ▲2万人・改 10-12月期英経常収支 237億ポンドの赤字 230億ポンドの赤字・改 10-12月期英GDP改定値 前期比 0.2% 0.2% ※改は改定値、▲はマイナスを表す。 (各市場の動き) ・ポンドドルはさえない。英議会でのEU離脱協定案の採決を巡り、「否決される」との英メディア報道で売りが先行し1.3004ドルまで下落したものの、「接戦に持ち込める」との噂が出回ると一転上昇し1.3136ドルと日通し高値を付けた。重要イベントを控える中、しばらくは情報が錯綜し神経質な動きだった。 その後、英議会がEUからの離脱の条件を定めた「協定案」の採決を行い反対多数で否決。「合意なき離脱」への懸念が高まるとポンド全面安の展開となり、一時1.2978ドルと11日以来の安値を付けた。EUは今週中に「協定案」が承認されなければ、4月12日までにその後の方針を示すよう求めている。方針を示すことができなければ、「合意なき離脱」となる可能性がある。なお、トゥスクEU大統領はこの結果を受けて4月10日に緊急のEUサミットを開催すると表明した。 ・ドル円は110円台後半でのもみ合い。英議会でのEU離脱協定案の投票結果を見極めたいとの雰囲気だった。21時30分発表の1月米個人消費支出(PCE)や2月米個人所得、1月米PCEコアデフレーターは予想より弱い結果となったほか、22時45分の3月米シカゴ購買部協会景気指数は予想を下回った。半面、23時の2月米新築住宅販売件数や3月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値は予想より強い内容となった。強弱入り混じる内容だったこともあって、相場の反応は限られた。 ・ユーロドルは方向感が乏しかった。米長期金利の上昇に伴う売りが先行し19時過ぎには一時1.1210ドルと8日以来の安値を付けた。ただ、売りが一巡すると週末を控えたポジション調整目的の買いが入り1.1247ドルと日通し高値を付けた。英重要イベントを前にポンド絡みの取引が中心となったため、ユーロドル自体は大きな方向感が出なかった。 ・ユーロ円も方向感が乏しい。ドル円やユーロドルがもみ合いとなった影響でユーロ円も方向感が出にくい状況だった。 ・ロンドン株式相場は続伸。米中貿易協議の進展が好感され、買いが優勢となった。外国為替市場でのポンド安進行を背景に通貨安で恩恵を受ける多国籍企業銘柄に買いが集まり指数を押し上げた面もある。商品相場の上昇を背景に資源株が堅調だった半面、アストラゼネカの急落が指数の上値を抑えた。 ・フランクフルト株式相場は続伸。米中閣僚級貿易協議が順調に進んだとの見方から、欧州各国の株式市場で買いが優勢となった。個別ではティッセンクルップ(3.77%高)やバイエル(2.33%高)、ダイムラー(2.27%高)などの上昇が目立った。半面、ワイヤーカード(8.74%安)やドイツ・テレコム(4.73%安)などは売られた。 ・欧州債券相場は英国債がほぼ横ばい。独国債は小幅上昇した。
出典:FXi24
※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。
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