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・レンゴー(3941)の今期は急反発、値上げ効果と原料価格沈静化が貢献
段ボールなど板紙専業首位、レンゴーの今2019年3月期は営業利益300億円(前期比75.6%増)と、減益となった前18年3月期から大きく回復する会社計画だ。段ボールの原料となる古紙価格の急騰に対して前期夏から段ボール原紙、同下期から段ボール製品を値上げしたことが通期寄与する。古紙価格そのものも前期終盤に下落していることが収益改善に拍車をかける。東洋経済も今期予想を会社計画に合わせ、来20年3月期を表記のように予想する。
今期売上高は6500億円(同7.3%増)、経常利益320億円(同38.1%増)、純利益210億円(同26.3%増)と各利益いずれも二ケタ増となる見込み。純益210億円は達成すれば9期ぶりの最高益更新になる。
前期は古紙価格の原料高による営業利益押し下げが80億円あったのに対して、今期は一転して13億円の押し上げ要因になる。値上げによる押し上げは、増益要因としては一番大きく125億円。段ボールは食品や飲料、通信販売の包装用に販売が好調で、生産量は原紙で前期比1.2%増、段ボール製品で同4.5%増の計画。数量増による利益押し上げは33億円を見込む。
また石油製品のフィルムなど軟包装や重包装は、前期から石油原料価格の上昇に悩まされているが、今期は下期に値上げ効果が発現する。一連の営業益押し上げ202億円で、人件費やエネルギー価格上昇など73億円の利益押し下げ要因を賄って、営業利益は300億円に到達するシナリオだ。
古紙は、段ボール生産が拡大する中国への輸出価格が上昇したことに引っ張られて高騰した。ピークは昨年7月。中国政府による環境規制で輸入古紙が制限されたことにより、昨秋以降は沈静化している。このため、今上期(18年4~9月)は前年同期の2.25倍の営業利益160億円と下期(18年10月~19年3月)より、鮮明に回復が際立つ形になる。
(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益¥ 1株配¥
連本2018.03 605,712 17,082 23,168 16,622 67.1 12
連本2019.03予 650,000 30,000 32,000 21,000 84.8 12
連本2020.03予 670,000 33,000 35,000 22,000 88.9 12-14記
連中2017.09 295,391 7,082 8,009 4,001 16.2 6
連中2018.09予 326,000 16,000 17,000 11,000 44.4 6
段ボールなど板紙専業首位、レンゴーの今2019年3月期は営業利益300億円(前期比75.6%増)と、減益となった前18年3月期から大きく回復する会社計画だ。段ボールの原料となる古紙価格の急騰に対して前期夏から段ボール原紙、同下期から段ボール製品を値上げしたことが通期寄与する。古紙価格そのものも前期終盤に下落していることが収益改善に拍車をかける。東洋経済も今期予想を会社計画に合わせ、来20年3月期を表記のように予想する。
今期売上高は6500億円(同7.3%増)、経常利益320億円(同38.1%増)、純利益210億円(同26.3%増)と各利益いずれも二ケタ増となる見込み。純益210億円は達成すれば9期ぶりの最高益更新になる。
前期は古紙価格の原料高による営業利益押し下げが80億円あったのに対して、今期は一転して13億円の押し上げ要因になる。値上げによる押し上げは、増益要因としては一番大きく125億円。段ボールは食品や飲料、通信販売の包装用に販売が好調で、生産量は原紙で前期比1.2%増、段ボール製品で同4.5%増の計画。数量増による利益押し上げは33億円を見込む。
また石油製品のフィルムなど軟包装や重包装は、前期から石油原料価格の上昇に悩まされているが、今期は下期に値上げ効果が発現する。一連の営業益押し上げ202億円で、人件費やエネルギー価格上昇など73億円の利益押し下げ要因を賄って、営業利益は300億円に到達するシナリオだ。
古紙は、段ボール生産が拡大する中国への輸出価格が上昇したことに引っ張られて高騰した。ピークは昨年7月。中国政府による環境規制で輸入古紙が制限されたことにより、昨秋以降は沈静化している。このため、今上期(18年4~9月)は前年同期の2.25倍の営業利益160億円と下期(18年10月~19年3月)より、鮮明に回復が際立つ形になる。
(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益¥ 1株配¥
連本2018.03 605,712 17,082 23,168 16,622 67.1 12
連本2019.03予 650,000 30,000 32,000 21,000 84.8 12
連本2020.03予 670,000 33,000 35,000 22,000 88.9 12-14記
連中2017.09 295,391 7,082 8,009 4,001 16.2 6
連中2018.09予 326,000 16,000 17,000 11,000 44.4 6
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※投資の最終的な判断はご自身でお願い致します。
このブログに掲載の情報は、投資を保証するものでは一切御座いません。

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