とりあえず片付けをしておりました。
犬に齧られた、冬場に布団の上に敷くあったかパッドは、ポーイっ。
また冬に買えばいいさ。
(1000円もしないようなモノだもの。)
もう着なくなった豚革スエードのブルゾンを分解して素材として取っておいたものも、
ポーイっ。
ベージュのスエードだから、これで何かをつくってもすぐにズズ黒く汚れてしまうから、捨てちまえ。
柄が気にいらない古い着物は、絹でも、何かを作る気にはならないから、
えいやっ。ポーイっ。
お蚕さま、ごみんなさい。
礼服に使った白ネクタイは、滅多に使わないもの、タンスの中の箱にしまって、と。
ドレスの参考にと買ったブライダル雑誌も、いらんいらん。
ちょっと悪いけど、普通のゴミにしよ。
犬のために引越しすることもあるかもしれないから、ワタシはいろいろとすてた。
ネットでペット可の物件を見てみる。
むーん、やっぱ今より家賃を出せば、
山奥でなく、(通勤に困るような場所はイヤよぅ。)
間取りも良さそうな、
(旦那と一緒に寝たくないしな、w、息子のスペースも必要だし、食事はみんなでワイワイと食べられるようなスペースが欲しい。)
部屋があるけど。
ああ、今より家賃がかかる場所には住めない…。
収入アップする希望はあんまりないし。
モン悶もん…。
…将来が不安だぁ。
そんなことを考えているうちに、
息子が派遣の仕事から帰ってきました。
息子と、今日の仕事はどーやった?などと話しているうちに、
息子が、
暗いハナシで悪いけど、
と、
ポツリぽつりと、
前職のトラウマ、
自分のミスで人を死なせてしまったことを、
だいぶ癒えてはきたけれど、
自分はもっと苦労しなくてはダメだし、
シアワセになってはいけない、
罪を償わねばならないんだと、
ワタシに話しました。
あー、まだこの子は、
自分がのびのびと、
楽しく人生を送っても良いという許可を、
自分に与えていないのだと思いました。
ワタシはとあるブログで見た、
人はみんなシアワセになるために生きているらしいよ、
と伝えました。
そして血の繋がったワタシたち家族は、
あなたが、
シアワセになってはいけない、と思っている様子を、
嬉しい気持ちでは見ていられないよ。
と伝えました。
マトモな親は、
みんな、子供がシアワセそうな姿を見たいものなんだよね、と。
息子は、
どうしたら償えるのかな、
と、考え込んでおりました。
ワタシにもわからんわ。
神さまが目の前に存在するとしたら、
ワタシは神様に聞きたいですわ。
息子は自分の不注意で、その方の死期を早めてしまったのですが、
息子はそんなに罪人ですか?と。
反省しないのもどうかと思いますが、
ずっと自分は罪人だと感じて生きていくのが正しいのでしょうか?と。
(息子の精神的な弱さが情けないけれども。)
明日は自分が、
望んでいないのに、
誰かに不幸をもたらすこともあるのが、
この世の中だ。
ワタシだって息子のような立場にならないとは言えない。
息子は病んだ自分の心を父親に見せることを好まない。
旦那が帰ってきて、
なにごともなかったように、
ホットプレートの自宅焼肉をバクバク食べていた。
まあ、ワタシはたくましく。
明日の収入の不安など、
口にしている場合じゃないんだろうな。
ワタシのお母ちゃんの勤めはまだ続く。