お義母さまは、最初、電気屋を呼べば良いとおっしゃっていらっしゃいましたが、
アタシは、お金がかかるよ、と説得して、
ダイニングテーブルに上がって、取り替えました。
ついでにマジックリンで、積年の汚れを、綺麗にいたしました。
タバコ吸う人はあかんな。(アタシもな。)
ヤニで真っ黒だよ。
お義母さまは、
あんた大丈夫か、ありがとう。
あんたはほんま、何でもする人やね。
と褒めてくださる。
(アタシに申し訳ないという気持ちはおありなようで。)
お義母さまはピカピカになった照明にエラく満足。
すると、横の、リビングのシャンデリアも綺麗にしたいわぁ、と見上げていらっしゃる。
ガラスで出来ている、4つのスズランの花のようなシャンデリアだが、
ヤニで薄茶色だよ。
(一年くらい前に拭いたけどね。)
アタシはそれはまた今度するわな。と、今日はカンベンしてもらった。
(認知症ってなーんにもわかっていないようで、汚れとか、散らかっているとか、以外と見てるのね。
でもお義母さま、家電品は新品じゃないよ。
どうしてあれらの家電品が新品に見えるかなぁ?
玄関に飾っている造花に、ゴキの卵が付いてるの、なぜわからないかなあ?
ほんとに不思議な目だよ、お義母さま。)
お義母さま、いいのよ、なんでもアタシに頼んでくれて。
ねぇみなさん、この作業代として、アタシはいくら貰ったらいいかなぁ?
相場を教えてーw
ほうら、タダほどコワイものはないんだよ、お義母さま。
さ、帰り道でお義母さまの口座からお金引き出してかーえろっと。
ヒヒ。
ヒヒヒヒヒ。