アタシの嫁としての軌跡② | 奥歯にものは挟まずに

奥歯にものは挟まずに

認知症の義母をきっかけに、ふざけたブログを書き出して、
義母を見送りました。
イケてて笑える(笑われる)ババアを目指して、日々の暮らしを綴ります。

ある時には、我が家にやって来たお義母さまが、あんたのせいで、せっかくホワイトカラーだった息子が、ラーメン屋になってしまったじゃないか、と、延々と愚痴られたこともあった。
アタシは洗濯してきます、と、お義母さまから離れて、洗面所から出てこなかった。
聞きたくないっちゅーねん。
お義母さまはプリプリ怒って、1人で自宅に帰った。

旦那が独身時代から掛けていた生命保険の受け取り人がアタシになったのは、つい1年前だ。
旦那が死んで生活に困るのは、アタシと子供なんだけど、と、娘が生まれた頃に思ったから、掛け捨ての県民共済に入ったわよ。

娘息子が小学生の頃、ゴールデンウィークにお義母さま宅に泊まりに行かせたら、
お母さんのこと、馬の骨、っておばあちゃんが言ってたよ、と判明したり。

いい思い出より、イヤだったことのほうが多い。
たまにしか会ってなくても、お義母さまはイヤな姑だったよ。

でも、なんだか記憶にモヤがかかった感じになって、もう何が真実か、アタシ自身がよく覚えていない気もする。

思いだしてもしょうがない。
全て過去のこと。
アタシも若かった。
至らないところもあっただろう。
振り返ると、別段イジワルされた、と言えるほどのことでもない。
まあクソババアだったなーw

アタシがパートに出るようになり、旦那実家にも行かなくなり、旦那が免許をなくしてからは、お義母さまとは距離がさらに離れて、イヤだと思うこともなくなった。
それ以上に、反抗する娘や、アタシをこき使う旦那をイヤだと思うようになったからかw

なぜ今お義母さまと仲良くなったのかはわからないw

ただ、一人の老人として、健やかに穏やかに暮らしてほしい、と思う。
かわいそう…、うん、これが正しい感情なのかはわからないが、
お義母さまを通して、アタシは世の中の全てのお年寄りに優しくしている気分になっている。

ま、なんだかんだ言って、お義母さまがアタシにたいそうなついてしまい、なんだかカワイイんだわw
これを上から目線と言うのだろうw

お義母さまとの関係が、顔も見たくないような、避けるしかないような関係にならなくて、本当に良かった。
人を嫌ったり、憎んだりすることは、とても疲れること、苦しいことだと思うから。


それでも、お義母さまにムカついたら、アタシは罵詈雑言を書くだろうw
いいのよいーのよ、気のむくままにw


世の中の全ての嫁姑にカンパイ♪