入学前にA区の支援学級とB市の支援学級を見学しました
二校は180度違う学級でした
生徒の長所を伸ばす学級と
生徒の問題行動を押さえる学級
先生も、
明るくユーモアもあり、工夫した教え方をする先生たちと
厳しさが先立ち、笑顔の少ない先生たち
あまりの違いに愕然としました
支援学級は普通学級よりもはるかに
どんな先生が、どんな気持ちで、どんな授業をするか、どんな学級を作るか
学校ごとに違うところなのです
おそらく偶然にも、私は違いの大きい二校を見学したんだと思います
当然ながら、支援学級をよく見学し、どんなお子さんがいるのか、授業内容、先生の方針を確認することが大切だと思います
いろいろな学校を確認したからといって、ベストな学校を選択することが出来るとは限りませんが…
ここからは、自分の記録として
流れを詳細に書きます
長文です
□■□■□■□■□■□■□■□■
息子が入学前、ちょうど2年前の今頃、私達は転勤先の福岡市から東京に戻って来ました
戻ると同時に手狭になったマンションの住み替えも考え、物件探しをしていました
なかなか条件にあう物件がないので行き詰まっていました
そんな中、引っ越さなければ通うことになる小学校の通学路を息子と歩いてみると、35分以上かかり、大人でも自転車では上がれない急勾配の長い坂もあり、暑さ過敏のある息子は10月の気候ですら、暑い暑いとへたばりました
大人の私でも心底きつい坂道を身長も低身長ぎりぎりで、低緊張のふにゃふにゃの身体の息子が重たいランドセルを背負って毎日通うことを想像すると、それが小学校生活への支障を来すことは容易に想像出来ました
夫は、体力作りは必要だし慣れれば大丈夫と言いましたが、わたしにはただでさえ小学校生活に不安がある息子にとって、登下校により体力気力を奪われることはどうにか避けなければならない問題と強く思いました
そのことを姉に話すと、隣の市にある小学校の横に大きなマンションが建っていること、そこの小学校には支援学級もあることを教えてくれ、モデルルームの見学をしようと誘ってくれたのです
早速モデルルームの見学をしたところ、いろいろな条件が満たされて魅力的であり、主人も翌日連れて見学に行き、なんとそのマンションを買うことになりました
実際には審査などがあり、契約に至るまでには少し時間があります
なので徒歩35分の小学校と、住み替えるマンションの隣の小学校を早急に見比べて、どちらか良い方の小学校に通うことを考えました
まずはまだその時住んでいたところの(徒歩35分の)小学校へ連絡し、支援学級の見学に行きました
その公立小学校は、地域で昔からとても評判が良く、土地柄の良さ、私立中学への進学率の高さやPTAの活動が盛んなことなどからわざわざ引っ越ししてまで通わせる人もいる程と聞いていました
なので、転勤先の福岡から東京に戻ることになった時も、あそこの小学校なら安心と思っていました
主人が見学のお願いの電話をかけたときも、支援学級の主任の女性教員の方の対応もとてもしっかりしているとのことで期待して見学に行きました
ところが、その支援学級を主人と朝からお昼まで見学して思ったことは、
ここには息子を絶対に通わせたくない
という思いでした
その一番の理由は、先生が怖い!
主任の年配の女性教員を筆頭に他に男性教員一人と若い女性教員一人、三人とも表情、口調が怖いのです
先生というより、教官、と言った風で
スパルタ式の指導なのです
生徒への声がけも「違う」とか「ダメ」とかのネガティブな表現を多用
低学年の、とっても元気いっぱいの可愛らしい男の子がいたのですが、その元気余っての行動にも全てこの禁止語ばかりの声がけ、さらには個別に別室に連れて行って叱り教室に戻すこともありました
音楽の時間は、講師の先生が担当されていましたが、その女性もその子に対して「ダメだって言ったでしょ」などの声がけ
児童への困り感をそのまま口にしているようでもあります
子供らしく元気いっぱいの男の子、その子のエネルギーがこんな形でおさえつけるしか方法はないのかなと、二年経った今でも彼や、他の子供達のことが心配になります
私達は初めての支援学級見学で、支援学級とはどんなところか全く知識もありませんでした
今思うとそこの支援学級は教員数も少ないです
朝の出欠のとき、先生の名前も呼ぶのですが、半数以上の先生が「お休みです」なのです
生徒数ははっきり覚えていないのですが、20名くらいいたと思うので
教員が三名しかいないというのは少なすぎると思います
今息子が通っている支援学級では、児童14名に対して担任3名、介助員4名が常駐しています
在籍している先生はたくさんいるけれど、みんな欠席しているという状況はその日だけのことなのかは分かりません
音楽の授業で、色々な楽器を使って演奏をしたのですが、楽器を手にすると一斉にみんなが音を鳴らし出していました
収集がなかなかつかない感じです
児童のハンディキャップ、能力の幅もかなり広く見受けられ、秩序を保つことも精一杯な面があるようでしたので、
先生が規律を重視しなければならない要因がそこにあるのかもしれません
見学した中で、一番驚いたのは、休み時間に入る前だったか、入ってからだったかは覚えてないのですが、授業の終わりに、黒板の前の段を使って、踏み台昇降運動をさせられていたことです
メトロノームを鳴らし、ストップウォッチを用いて無機質な黒板に向かってひたすら踏み台昇降をするのです
数分間だったかと思いますが、それをやらされている児童の表情も暗く、わたしもこれが何になるんだろうと疑問しかありませんでした
一定のリズムに合わせて身体を動かす訓練なのか
あれを未だに毎日やらされているとしたら、とても気の毒に思います
見学を終えて、暗たんたる気持ちで主人と二人とも言葉数少なく校門を後にしたことを覚えています
大袈裟に言うと、隔離された知られざる闇の社会を見たような気持ちでした
そして、翌日、隣の市に買うことをなったばかり(まだ頭金でおさえている状態)のマンションのすぐ裏にある小学校の見学へ行きました
(電話するとすぐ翌日に見学を了承して下さいました)
すると、教室に入った途端に雰囲気が前日の学級と全然違うのです
明るい!という印象です
先生の私達を歓迎してくれる対応
そこからまず違いました
音楽の授業を見たのですが、生徒が先生の話に割って入っても、それに対してプラスな声がけをされました
個々の性格、特性を踏まえて
マイナスをプラスにするような
よく喋る表現力の豊かな子には、そこを潰さないような指導
ダメとか違うとかいう禁止ではなく
ひとりひとりの良いところをすかさず誉める感じでした
また、生徒同時にお互いの良いところを言わせたりもしていました
先生の歌声にもやる気を感じました
2日連続で支援学級を2つ見学して、支援学級が学校ごとに自治体ごとにここまで違うことにはとても驚きました
来ている児童も学校ごとに違うのは当然ですが、自治体ごとに、支援学級判定なのか、特別支援学校判定なのか、はたまた通級の判定になるのか、差が大きいのだと思います
また、支援学級は普通学級のように決められた教科書はありません
決められたカリキュラムもありません
そこが普通学級との一番大きな違いだと思います
学校によって本当に様々な科目、カリキュラムを組んでいるようですし、そのなかでさらに生徒ひとりひとりに先生が考えたやり方で学習しているので、どの学校に行くかによって、どの先生にあたるかによって学習進度、内容にも差がつくのではないかと思います
私達は二つの学級を見て、後者の支援学級の方が断然いいなと思いました
そして幸いにも、引っ越しによって後者の学校に入学することになったので本当によかったです
2年前に私達が痛感したことは、
支援学級は学校ごとに大きな違いがある
いい学校もあれば、残念なところもある、
ということでした