不安タスティック育児~支援学級とかアレルギーとか -2ページ目

不安タスティック育児~支援学級とかアレルギーとか

2007年生まれ
支援学級に通う息子
2010年生まれの娘

ずぼらで不器用で面倒くさがりのわたしに
舞い降りた数々の課題たちに不安いっぱい
だけど、そこから得るものいっぱい
不安タスティック!育児日記です

先日、NHKあさイチで
常総・鬼怒川氾濫被害から1ヶ月のタイミングで
被災者の心のケアについて特集がありました

そのとき専門家の先生(あとで調べたところ臨床心理士の冨永良樹さん)が、
心のケア、回復には
『安心・絆をベースにして、表現・チャレンジ』が必要とおっしゃいました

この言葉を聞いた瞬間
これは大切な言葉だと感じてメモをしました

それはすでにこのステップを、息子が去年から今年にかけて踏んでいたから
これは大切なことを言った!と強く感じたのだと思います

今年の3月頭に息子が4月(2年生)から支援学級に移ると決めました
朝、夫から息子に話をし、息子も自分もそうしたいと言い、支援学級に移ることを本人が納得して選んだその日から、
それまで日に日に増えていた不安を表す言葉→「緊張する」や不安を取り除こうと無意識に本人が言っている言葉(→わたしに「お母さん大好き」と1日中言いに来る)が減りました
前日は、お母さん大好きと1日50回くらい言っていたのですが、突然5回くらいに減ったのです

安心したのだなとすぐに思いました
そして、その安心は、実際に支援学級に入ってから、本当の確信的安心感に変わりました
学校が楽しくなったからです
先生が自分をわかってくれる、
クラスメイトも自分を受け入れてくれる、
ちんぷんかんぷんだった勉強も自分にわかりやすい教え方なのでよくわかる、
そんなたくさんの安心により、
辛かったことを客観的に振り替えることができたようで

ある日、家で音楽を聴いているときに突然
「お母さん、ぼくは去年の夏頃、いつもこの気持ちだった」と言ったのです
その時流れていた曲は
ある女性シンガーソングライターの曲で
弾き語りで「もう泣きたくても泣けない」という歌い出しから始まる曲でした

その告白は、衝撃でした
息子から言われた言葉の中で、これ以上ない衝撃のひとつでした

島崎智子さんという方のその曲が入ったCDを去年の9月から3ヶ月くらい、毎日のようにかけていました
友達が大好きなアーティストで、私の為にたくさんの曲を詰め込んだCDRをくれ聴いたのがきっかけで、
息子がわたしよりも先に気にいって、毎日「島崎智子かけて」というので、息子が一年生の2学期に何度も聴いていたのです
曲調も歌詞もいろいろで楽しい曲も多いので好きなのかなと思っていました

あの頃、まさか息子が自分の気持ちを重ねて聴いていたとはつゆも思いませんでした

もしかしたら、あの頃は重ねてるつもりはなかったのかもしれません
ただ辛さの真っ只中でうまくそのように言語化することは出来なかったと思います

きっと、安心感と絆がしっかりしたことで、辛さが過去のこととして消化され、過去のこととして振り替えることができ、ようやく表現出来たんだと思います

ずっとこの気持ちだった
と言われたとき
グサッと胸に刺さり
うまく息子に言葉を返せなかったかもしれません
なんて応えたのか、覚えていません
そうなの!?って思わずいったのかな

辛かったのは分かっていましたが
本当に辛かったんだね苦しかったんだねごめんね という気持ちでわたしは心で泣きました

息子は、小さいころからネガティブな気持ちを出すのが苦手です
ほとんどしてこなかったのです
イライラや怒り、不満、そういったものを親のわたしにすらぶつけたことがほとんどない子でした

カウンセラーさんに聞いたことがあるのですが、負の感情はほかの感情よりも言葉にするのにとえもエネルギーが要るので、言葉が苦手な子にとって、それを言うくらいなら言わない方が楽なので、そういう子はつらいこと悲しいことを閉じ込めてしまいがちだそうです

まさに息子がそうでした
なので、どうにか限界になる前に吐き出して欲しい、といつも思って来ました

やなことあったら言ってね、とか
なんかやなことあった?とか
そんな風に声をかけたことも少なからずありました
でも、息子が具体的に言えたことはほとんどありませんでした

そんな息子だからこそ
曲の歌詞を用いて、お母さん僕はこういう気持ちだったんだ、と告げてきたときのわたしの衝撃は大きかったです

♪もう 泣きたくても泣けない
あれもこれもそれもダメ
手に入らない♪

つらいですね
つらいときは、言ってね
お母さんになんでも言ってね
なんて言ったとしても

本当につらいときには人は言えないものなのだ
ということです
泣きたくても泣けないのです
そのときはまず、安らぎを
とにかく心身ともに、心が無理なら体だけでも
そこからです

子供であれば、ハグする
甘えさせてあげること

不安でいっぱいな子に向かって
不安や心配や嫌なことを吐き出してごらん、なんてダメなんですね
それが出来るくらいなら
吐き出せるくらないならもっときっと楽なんでしょう
吐き出すことも出来ずに平然と見えて
なんとか一生懸命周りの期待に応えようと頑張ったり、
周りに心配をかけまいと頑張ったりする子がいたら、
まずはゆっくり休んで
がんばることもお休みして
吐き出せてから、チャレンジすることに背中を押す
それが大切かなと思います