ワルキューレの伝説(初代PSアーカイブス/PCエンジンミニ)感想 | 僕とPSな日々

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ナムコミュージアムvol5より

PS3でプレイ

 

クォータービューのアクションシューティングゲームだ。

昔、PCエンジン版をプレイしたことがあるけど、アーケード版はやったことがなかった。

 

 

ナムコミュージアム版

 

特徴

ナムコミュージアム版は、アーケード版を移植しているだけあって、グラフィックが綺麗だ。

拡大、縮小の表現も当時ならではのダイナミックさや、高低差の表現が凝っていて、なかなか良かった。

 

ワルキューレの動きはフワッとしていて、ややモッサリ気味だけど、武器から出てくるさまざまな種類の弾を撃ちまくって敵を倒していくのは、なかなか気持ちが良い。

 

成長要素のないアクションシューティングだけあって、覚えることと慣れることが結構大事だと思う。

特にジャンプがシビアで、着地する目的物の縁(ふち)くらいに重なっても、成功とはみなされないのが辛い。最終面の舟の飛び移りなど、縁からギリギリで飛ばないと、ほぼ落水する。

また、ちょっとジャンプして、滞空中にまたちょっと角度を変えるという場面が多く、微妙な操作は結構集中力が要る。

 

コンティニューが無限なので、粘れば最終面までは進める。

アーケードゲームの移植は、こういうごり押し感が楽しい。

 

ただ、隠し要素が多いので、それを知らずに進めると、結構しんどい。

特に6面の氷の洞窟と最終面が辛い。最終面では、ビッグかカメレオンの魔法がないと、ラスボス直前の島が越せない。両方取らずに進んで、詰んでしまった。それでもうまくやれば進めるんだろうけど。

 

そこで、改めて攻略情報を見て最初から進めたが、やっぱりある程度攻略情報を知っている方が楽だし、楽しかった。

 

魔法を使うのが楽しい。

囲まれた場面で、すかさずサイクロンで敵を吹き飛ばすのは快感だし(このゲームで一番楽しいところかもしれない。)、ボス戦でビッグの呪文で飛び回って、地響きで倒してしまうのは、なかなか他に形容できない楽しさがある。

分身の術でミニワルキューレを出しまくって、火力で圧倒するのも楽しい。

また、敵の攻撃を避けるために魔法の詠唱時に無敵になる仕様を利用するズルさも、今風でなくて、そこがまた良い。

 

ラスボス

ラスボスは、他のボスと違って、魔法のごり押しでは勝てなかった。

ちなみに、ネットで見るラスボスの攻略情報は、このナムコミュージアム版では、通用しない。

サイクロンを打ちまくっても死なないし、竜巻で無敵になる裏技も使えない。

※アーケード版も2バージョンあって、ナムコミュージアムに移植されたのは後期版らしい。後期版ではラスボスが強く調整されているようだ。

 

これは勝てんな、と思ったが、しばらくやってるうちに何とか勝てた。

ラスボスの右手、ワルキューレから見て左側の手が曲者なのだが、これさえ何とかすれば、なんてことはなかった。例えば、時計回りに逃げ回って、ワルキューレがボスの左側にいる時は、ジャンプしながら、逃げるのに徹する。

そして、ボスの上側や右側に回り込んだ時は、逃げつつ攻撃する、というのを徹底してすればノーミスで倒せた。

 

倒せなくて困っている人がいれば(今更やってる人もそうそういないと思うが)この攻略情報が届いて欲しいものだ。

 

検索用に書いておこう

 

ワルキューレの伝説 ナムコミュージアム版 ラスボス 倒し方

 

 

PCエンジン版

 

その後久々にPCエンジンミニにて、PCエンジン版をプレイ。

 

記憶の限りでは、ナムコミュージアム版と大体似たようなものだったようなものだったなあ、と思っていたけど、やってみれば案外違いがある。

 

ワルキューレのショットで相手の弾を消せるところとか、

謎解き要素が多いところとか。

敵の種類が少ないところとか…。

後半はステージ構成も違っている。

 

他にも、家庭用ゲームへの移植にあたって、妥協せざるを得ないところがあったんだなあとひしひしと感じるところも多かった。

そこを謎解き要素など、他の要素で補ったんだろう。炎の竜巻の呪文なんかは結構、良いアレンジだと思った。また、キャラクターのセリフも良い感じに変わっていて、そこも良かった。

 

ただ、残念に感じるのが魔法関連だ。

分身やサイクロンやビッグなどの魔法が弱められているのと、詠唱に入るまでの間がちょっと長い。

このへんで、ナムコミュージアムが再現しているアーケード盤と比べると、爽快感に欠けるな、という感じがする。詠唱に入るまでに少し間があるのが余計に使い勝手を悪くしている感がある。

これは魔法の強さと詠唱の無敵時間でごり押し気味に進めることができるのがオリジナル版の問題点だと判断されて、調整されたのかもしれない。

そこが面白いと思うんだけども。

 

一方で、ステージ内の敵の攻撃は大人しくなっているし、覚えなくてもなんとかなるところが多い。

最終面も舟と舟を飛び移るのをやらなくて良くなっている。また、トラップも連続していないし、ずいぶんプレイし易くはなっているとは思う。

子供だった当時の自分でもクリア出来たくらいだし。

ボスは硬いけど。

 

まとめ

 

PCエンジン版は思い出深いし愛着もあるけど、さすがにオリジナル版を再現したナムコミュージアム版はやはり面白かった。

少し難しいけど、魔法を使うのが楽しくて爽快感がある。

試しにプレイしてみて良かったなあと思う。

 

また、ナムコミュージアム版はステージ間のイラストも綺麗だ。ワルキューレの美しいお姿がちゃんと見れて、実にポイントが高い。

 

もちろん、単純にプレイしやすさなら、PCエンジン版も悪くない。

コンシューマー移植らしい謎解き要素があるのが良い。

 

実際、両方続けて、比べながらプレイすること自体が楽しかった。

共通した攻略方が通じるのも良いし、違う要素があるのも良かった。