憂うつな状態やネガティブな考え方が抜けないで困ってしまっていたり、うつ病、パニック障害、不安障害、パーソナリティ障害、睡眠がうまく取れない、ストレスで胃腸がおかしいなど身体に症状が出ている場合また、人間関係や夫婦・家族関係で悩んでいたり、心療内科や精神科に通院していてもお薬だけで相談時間が長く取れないなど、様々な問題や悩みを抱えている方が多くおられると思います。
では、悩みを抱えた方や問題で困っている場合、カウンセリングや心理相談を受けたいと思ったらどこに相談に行けばいいのか。
ホームページなどを見てもどこがいいのか、また、カウンセラーが資格を載せているが信用できるものなのかどうかなど、よくわからない方もたくさんおられると思います。
そこで、まず初めにカウンセラーや心理相談をされている方の資格に注目をしてみてください。
日本では2年前までは、心理士の資格は本当にたくさんありますがすべて民間資格で、心理師としては、これで相談することはないだろうと思うのですが、100時間程度(それ以下の時間もあります)の学習で資格が取れたりするものもあったり、また、皆様も見たり聞いたことがあるかもしれませんが「臨床心理士」や「産業カウンセラー」という資格も民間資格です。
資格については、医療系では、医師や歯科医師、薬剤師、看護師、教育系では、幼稚園をはじめ小・中・高等学校の教諭、司法では弁護士、そう他にも専門職は国家資格化がされております。
多くの悩みや問題を抱えている方の相談を受ける心理だけ国家資格化になっていませんでした。
2年前までとしたのは、心理師の国家資格化については1960代から議論されてきたようですが、やっと、厚生労働省と文部科学省との共管の国家資格である「公認心理師」が平成29年9月15日より施行され、昨年平成30年に初めての国家試験が実施されました。
今年もすでに2回目の試験が終了し結果も発表されております。
受験資格のある方が条件で、2回の国家試験終了時点で、35,740名の方が合格されています。
受験資格の条件は、心理学部卒業後、心理系の大学院の修士を卒業するか、心理学部卒業後、2年間指定施設で学習と臨床経験を得るかということになっております。
どちらにしても最低6年間の学習経験(座学と実習)が必要になります。
これで心理師としてのベースは学習できたということで、今後は臨床数年積むことで専門的に相談がでるということになります。
よって、100時間でプロになれますとか。1年間とか、2年間でカウンセラーの資格が取れますというのは、人の心の悩みや問題、また病気(精神や身体)や人間関係の相談を受けるのは、ちょっと無理があると思います。
なので、カウンセラーが公認心理師を持っている方かどうかが第一の条件と考えてください。
ただ、公認心理師でないとカウンセリングや心理相談をしてはいけないということではなく、国家資格を持っていないものは「公認心理師」や「〇〇心理師」という名称を使用してはいけないという法律なので、今後も民間の資格でカウンセリングをされる方もおられると思います。
しかし、公認心理師や心理師という名称は使用できないので、国家資格を持った者かそうでない者かは(師)という名称で判断ができます。
(心理師やカウンセラーとして一定の基準に達したものであることの証明が国家資格です)
さて、公認心理師は持っている人が見つかった。
次は、どのような相談を専門にしているのか。ということになります。
ホームページで、その公認心理師の所属学会を確認したり、どのような学会で発表されているのか、発表のタイトルはどのようなものがあるのかで、専門がわかると思います。
私(千田)を例にしますと、認知行動療法と夫婦・家族療法、セックスセラピーを専門としています。
ずいぶん昔になりますが、それぞれの療法の研修に出て、スーパービジョン(指導者から自分が行っている相談を逐一指導を受けながら進める方法)を受け、学会などで発表を行い、現在では認知行動療法については、医師や公認心理師などの専門職を対象とした研修会の講師やスーパービジョンを行っております。
認知行動療法が専門の場合、うつ病やパニック障害、適応障害、対人関係問題、その他ストレス全般に対応できます。
また、夫婦・家族療法は、夫婦関係や家族関係など関係性の相談を専門にしています。
セックスセラピーは、性生活についての相談やセクシャリティーの問題が専門ということになります。
なので、他機関でもホームページに出ていないことは専門ではないのだなと考えていいと思います。
公認心理師を持っている方であれば、やっぱり、得意なことしか載せないと思います。
それぞれ、公認心理師によって専門療法や専門とする問題などが違うのでホームページなどで確認してください。
公認心理師と専門分野がわかったら後は、他機関との連携を行っているのかということの確認です。
例えば、医療機関や公的機関、弁護士などそれぞれの専門機関とつながっているということは、信頼されて紹介を受けたりしているので、一つの目安と考えいいと思います。
なので、ホームページでの確認は、3つです。
必須条件としての公認心理師かどうか。
専門心理療法や専門の相談分野は何か。
医療機関などの他機関とのつながりはあるのか。
の3つを確認して選ばれるといいのではないかと思います。
そして、最後に相性ですが、こればっかりは、相談に行ってみないことには皆目わからないので、3回ぐらい受けてみてから判断されるのがいいのではないでしょうか。
カウンセリング・ルームや心理相談室を選ぶ一つの目安としていただければ幸いです。
リスタ・カウンセリング・ルーム
千田 恵吾
http://www.y-sinrisoudan.ne.jp/