だれかに教えたいこと

 

吾輩は「アホダー星」からやってきた宇宙人である。

名前は、ヘンリー小宮・ヘキチーという。

このあいだの

5月5日のこどもの日に

地球侵略のためにやってきた。

 

秘密基地は

スーパーアルプス宇津木台店の

角を少し曲がって少し降りたところにある。

Googlemapで位置を確認することは許可する。

 

ただし、地球にやってきた目的が

「地球侵略」なので

これが国際連合に知られると

平和維持軍にあっさり叩きのめされるので

詳しいことは言えない。

 

そういえば

乗ってきたUFOの置き場所は忘れた。

自分の存在がなんなのかさえわからず

膝をかかえて震えている。

 

結論からすると

地球を侵略しても帰る手立てがないので

現在いかがしたものか考えている。

 

とはいえ

昨日からなにも喰ってない

なにしろ財布を「アホダー星」に忘れて来た

愉快なヘンリー小宮・ヘキチーさん。

山田うどんにも行けない。

さらに言えば武器もない。

UFOの中に置き忘れてきた。

どうする?

 

さて困った。

しゃがんで固まり背を向けながら

「15の夜」の歌詞をパクりながら

この物語を書く。

 

とりあえず腹が減ったので

テレパシーを使って

吾輩を助けてくれそうな人を探す。

 

「ひゃりこひゃらりこひゃらりどたんたんたんたん」

テレパシーを送った。

 

「はいはいなんですかー?」

お!テレパシーが通じたようだ。

「すんましぇーん、吾輩、おなかが空いているですけどー」

「どこにいるの?」

「八王子の小宮ー!」

「へえーあんた、私の実家のそばにいるじゃん」

「えー!! そうですか!?

じゃあ今から飯喰いに行ってもいいですかー?」

「ざんねーん!!」

テレパシーが通じた女がいった。

 

「今私そこにいないのよー」

「し・こ・く 四国にいるのよー」

吾輩は絶句した。

「なんでそんな遠いところのあんたなんかに

テレパシーが届くのよー」

吾輩は文句をいった。

 

「それは、あんたの修行が足りないからよ」

「わたしゃ、具合悪いからもう寝るでー」

「あーまた悪夢見たー!!」

「ぐぅーばたん」

 

女は一方的にテレパシーを切って寝てしまった

かなり自己中心的な自分勝手なやつである。

もう手立てがない。

さらにテレパシーを使ったが

もうろくなやつが出ない。

神戸付近に住むに認知症のババァとかにつながったりした。

 

 

しかたがないので、

多摩川で魚取りをしてくる。

今、この時間

多摩大橋の下でじゃぶじゃぶして

魚を追い込んでおるのは吾輩である。

水遊びをしているわけではない。

気が狂ったおじさんでもない。

 

且、

明日の記事で

「身元不明の老人が発見される」

と出たらそれは明らかに

吾輩である。

 

そうこうして

この物語を終る。

人生とは無常なものよのぉ。

(無常:人の世がはかないこと)

 

 

おしまい。

 

 

じゃ

🖐️

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