EX予約サービスのナゾな余計 その二 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

さっそく、EX-ICを利用して新幹線に乗ることにする。

まず、ネット経由で乗車予定の便を予約せよとあるので、ひかりの便を予約。

同額なので指定席にしてもよかったが、まずはリスク回避的に自由席を選択する。

ネットの予約画面は分かりやすいし、特に問題は感じない。

では、実際の改札では、どのようにして入場するのか?

ネットで、「ご利用案内」を読んでみる。

すると、改札でEX-ICカードをかざすだけでいいらしいんだが、そこにヘンな説明がある。

EX-ICによる乗車方法として、「チケットを受け取る場合」とある。

えっ?

ちょっと待ちや、これ・・・・・

そもそもこのサービスって、チケットレスじゃなかったっけ?

ワケがわからなくなる。



しかし何度読んでも、EX-ICを使ったチケットレスサービス以外に、チケットを受け取る方法が確かに存在する。

つまりはネットで予約し、EX-ICカードを使ってチケットレスで乗車してもよし、チケットを発券させて乗車してもOK、という併用サービスらしい。

EX-IC、イコール、チケットレスという図式は自分の思い込みだったらしいが、それにしてもハウカム?

またどうして併用なのか?

田舎の駅なんかでは改札機の設置が十分でない?ので、完全なチケットレスにできなかったのか?

あるいはどーしてもチケットが欲しいという顧客の要望に対するサービスなのか?

でも、そんなレアケースは、その時だけ今まで通り窓口対応すればええやん。

ん~~~どう好意的に考えても、その理由はナゾだ。

それはまるで、この新しい携帯電話のサービスでは、固定電話のラインにつないでもお使いいただけますよ!、と言われたみたいだ。

「何それ?」的な、「そんなもん、いらんわ」的な気持ちになる。

余計な心配かもしれないけど、チケットレスだからという存在感があるだろうし、サービスはある程度差別化する必要があるし、結局なにやってんのか分かんなくなるんじゃないか・・・・・?



イヤイヤ、そんなちっぽけな問題ではなく、我が想定をはるかに超え、もっと深遠でもっと崇高な、フェルマーの最終定理的難問があるかもしれん、ってか、あるハズ。

それを見つけてやろう!と、さらに説明を読み込んでみる。

すると、なんとなく理由が見えてくる。

説明には、チケットレスサービスは、カードホルダーのみの限定サービスとある。

一方、チケット有りサービスを選択すると、同時に6枚までのチケットが購入できるらしい。

しかも、「一回の予約操作でおとなとこどもあわせて最大6名までのご予約」が可能、と書いてある。

この書き方、どうみても家族連れを想定しているようだ。

つまり、チケットレスサービスでは、家族同伴などの小グループでの旅行の場合に、割引が全員に適用されない。

だから、チケット有りサービスをわざわざ加えた(残した)、ってことか?

ホンマなんか?それ。

それってホントにそれがそうでそうだとしたら・・・・・小っさ!

あまりに理由としてちっさすぎる!

フェルマーの最終定理どころか、フェル坊 マー坊 天気予報!的な小ネタ的小ささだ。

あまりに納得できんので、さらに調べてみる。

すると、自分が知り得たところによれば、どうやらこの「チケット有り」サービスのことを、「e特急券」というらしい。

チケットレスである「EX-IC」サービスの開始前に、このe特急券サービスが存在していたようだ。

e特急券とは、ネットでJRチケットを予約する(おそらく新幹線や特急関係に限る)サービスのこと。

このサービスで予約したチケットは、窓口で並ぶことなく、専用発券機で手にすることができる。

サービス内容は「EX-IC」とほとんど同じだ、チケットレス以外は。

簡単に言えば、「EX-IC」サービスは、この「e特急券」サービスの上に「乗っかっている」。

つまり歴史的には、よく知らなかったこの「チケット有り」サービスがあって、時代の要請から「チケットレス」サービスが加わったようだ。



まぁ真の理由や歴史はどうであれ、個人的には、このチケットレスとチケット有りサービスの併用って方略は、まったくナゾだ。

理解できん。

そもそも顧客は新幹線ユーザーだ。

多くはビジネス関係だろう。

ワーカホリック率の高い、ジャパニーズ・ビジネスマンだ。

想像してみーって、新幹線を使っての家族旅行など、一年に一回あればいい方だろう。

そんなレアな需要をもカバーしようというのか?

それにだいたい家族旅行というのは、近ければ自動車や在来線、遠ければ飛行機で行くのが相場だ。

程よく遠いけど、程よく近い・・・・・新幹線とは、そんな適度な遠隔地への移動手段に限られるのではないか。

つまり、「家族旅行での利用」としての新幹線は、その存在がけっこう中途半端なのだ。

それに、子供が小さければ、公共交通機関の利用は避けて、マイカー選択になろう。

子供が成長すれば、今度は家族旅行の機会がなくなる。

それが悲しい現実だ。

とにかく、お子様連れファミリーのニーズに応え、小グループに対するサービスもどんどん拡充し・・・・・などと夢想していたとしたら、それはサザエさんの見過ぎだろう。

では、どうすればいいか?

まるで、このケータイをお買い上げの方には、もれなく固定電話をプレゼント!というような、三歩進んで二歩下がる的な「ナゾの余計」は、早く止めるべきだろう。

ケータイはオフラインが当り前だし、それが前提で進化してきた。

EX-ICも、チケットレスを前提とした進化を目指すとおもしろいのに。

自分的には、チケットレスサービスはカードホルダーのみとさせていただきます、というような割り切りで(当面は)良いと思うけど。

しかし今後は、EX-ICカードを用いたチケットレスサービスが特急でも在来線でもご利用いただけますとか、ヘビーユーザーには在来線が半額で一日乗り放題(この日だけはカードホルダー以外の利用もOK)とか、家族旅行等に便利な遠距離回数券5枚をお安く購入いただけます(通常価格の半額程度で、JR史上、破格な割引です!)とか、そんな拡充方向が更に良いと思うけど・・・・・どうか?