困難打開法 | 『しのゼミ』

『しのゼミ』

日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

   □   □   □   □

人間は深刻な問題に直面すると,感情的な反応をするようにできている。
周章狼狽してしまい,有効な対策を考える心の余裕もなくなる。

だから漫然と悩むことをやめ,現状でとり得るオプションを考えることに精神を集中することが決定的に大切である。
問題をあれこれ蒸し返して悩むのではなく,ただ解決策を考えることにのみ集中する。

どんなに不快であっても,現実は現実として受容する。
つぎに「不快な現実を変えるためのオプションは何か」を考える習慣を身につけることである。

  本 プロ弁護士の思考術 (PHP新書)/矢部 正秋

¥756
Amazon.co.jp

   □   □   □   □



▼ ちーの無念

長女ちーが,空手の県大会で上位入賞ならず。

並々ならぬ気合いで臨んだ今大会。

なにせ上位入賞の暁には,念願のMDプレーヤーを買ってもらうというニンジン付き。

なので盛り上がった分,叶わない場合の落ち込みは激しい。

「・・・がんばったからええやんかええやんか,買ってよ~」

「約束は約束やん,ダ~メッ!」

「そんなんええやんかええやんか・・・・・」

「〇〇ちゃんも△△ちゃんもがんばってるから,それ以上にがんばらんとアカンね」

「そんなんムリやししょうがないやんか・・・あの子ら,うちよりも上手なんやし」

「だから練習がんばるんや,ちー」

「もういい・・・空手やめる!ウェ~ン」



▼ オプションは?

ちーの敗因は何か?

父の素人目には,上体が全体に高いし,「蹴り」の高さが低いのがマイナスに思える。

稼ぐべきポイントなのに,アピールできてないやん・・・と思う。

母に言わせると,ちーの技は一つ一つは丁寧だしきれいだ。

しかし,それら技の「流れ」を見ていると,どことなくぎこちない。

キレがないというか,しなりがないというか,のびやかさがないというか,メリハリがないというか・・・

要するに,結論としては体が堅いっちゅーねん。

「ちー,もう少し身体が柔らかかったらええのになぁ」

「あたし,友達にも身体が堅いねって言われたことあってん」

「そしたら,風呂あがりにストレッチでもやってみるか」

「・・・ストレッチしたら,空手うまくなれるかなぁ?」

「かもしれんな」

オプションが決まれば,がんばっていける。

ちーの顔に笑顔が戻る。



▼ 使えるかも・・・

大きなことから小さなことまで,自分たちの思い通りにならず,失敗を重ねることがある。

するとあれこれ悩むのが凡人の常。

「ああしとけば・・・」とか「こうだったら・・・」とか「アホやな・・・自分」とか「つきあいきれんわ!自分」とか「もうやめたい」とか・・・・・

後悔・狼狽・憤怒・自責・自嘲・自棄・逃避・・・・・

受容に至るまでには長い時間がかかる。

そういう時は,具体的解決策のオプションを考えることに没頭するのが良いと言う。

そうすれば,抜け道が見つかる上に精神的な余裕が生まれる。

確かに,ちーのちっぽけな悩みならば,一瞬にして効果てきめん。

試す価値はありそうだ。