まじめなちー | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

長女のちーは真面目だ。

なんでもカッチリしたことが好き。

定められた道を,きちんと進むのが好き。

ちょっとぶきっちょで頑固者。

決められたことは,みんなも守ってくれることを望む。



家族で車に乗って外出する。

回数は少なくなったが,シノ家にとって珍しいことではない。

道中,パトカーとすれ違うことがある。

これもまた別段,珍しいことではない。

そうすると・・・

後部座席のちーは何やらごそごそし始める。

そそくさと。

落ち着きなさげに。

まるで,何か隠れて悪いことしてたのがバレたが如く。

何してるかと思えば,シートベルトを装着している。

別に「捕まるぞ~」と脅した訳でもない。

「ベルトしなさいっ」と諭した訳でもない。

なぜだかわからんが,パトカーに促されて模範的後部座席同乗者たらんとするちー。



細道を散歩中にパトカーが追い越していったことがある。

追い越していったパトカーに,ハッと気付いたちーは立ち止まる。

しかも気をつけをして。

手はまっすぐ,おしりの横だ。

その指は,つま先までピーンと伸びている。

それから,軽く会釈する。

ふざけているのかと思ったので,

「なんで礼してんねん?ちー,知り合いか?」と聞いてみる。

「え~わからん・・・あたし,知らん間に礼してたわ,アハハハ」

どうやらホントに無意識に体が動いたらしい。

なぜだかわからんが,パトカーに対して礼儀正しいちー。



そんなちーを見て,父は考える。

特に個人的に警察にお世話になった訳でも無し。

知り合いや近い親戚に警察関係者が居る訳でも無し。

その意味するところって・・・・・???

将来はミニパト婦警さん?

まさか連行される渡世人?

真面目なのは良いけど,なんでパトカーやねん?

よくわからん。