西日本大近隣の某病院で病理技師として勤めるノコさん。
その某病院で,昨年まで外勤医師としてお世話になっていた自分。
その話の発端は,ほとんど忘れてしまったような些細なことだった・・・・・
とある日の仕事中に,
「そう言えば,細胞診の免許って・・・」
「いまさらムリですって・・・」
「そんなもん,受けてみんことには・・・」
「そうですね・・・」
というような話の流れ(大幅に略)になって。
そんなひょんなことからノコさんは,細胞診スクリーナーの試験を目指すことになった。
この試験は,秋の暮れのこの時期に毎年一回行われる。
一次と二次があって,簡単に言えば一次はペーパーで二次は検鏡。
このペーパー試験の過去問を見たことがあるが,
細かいところまで突っつくような設問が多くって,
けっこう難しい。
そんな一次を何とか乗り越えると,その約2ヶ月後に二次が待っている。
この二次もけっこう難しい(らしいが,こちらは見たこと無い)。
まぁ試験というモノは,難しそうに作ってあるもんだ。
さて,「やったるで~」「がんばりや~」となったノコさんだが。
それから自分はその某病院に外勤として通うことは無くなった。
なんか火付けるだけ付けておいて,後は野となれ山となれ・・・か。
我ながら無責任やな~と思うけど。
でも,走るのは彼女だ。
自分が走るわけではない。
時々,西日本大にも標本を見に来てくれていたノコさん。
勉強できる環境は用意してあげることはできるけれど。
自分にできるのは,陰ながら応援することだけ。
直に話すことは滅多になくなったので,
まぁ頑張ってるやろな・・・と思いつつ,
それとなくG技師に聞いてみる。
「ノコさん,どう?」
「彼女,けっこう頑張ってるみたいっす」
「G君もがんばりや」
そうして迎えた一次試験。
受験したG君にその手応えを問うと,「なんかメッチャ難しかった」らしい。
まぁ「簡単でした」なんて感想は言わんわなぁ・・・
そうしてしばらくたって,久し振りに自分を訪ねて来てくれたノコさん。
彼女の手には一次試験結果の通知が。
その結果は・・・・・・
なっなんと・・・・・
80点を超えるようなスゴイ成績で見事パス。
これならば,もう何も言うことはない。
二次は難関だ。
検鏡の絶対数が足りないノコさんには,そう簡単にはいかないだろう。
けれども,このまま陰ながら見続けてもよさそうだ。
彼女なら自分なりに頑張って,
いつかは必ずやり遂げるだろう。
そんな気がする。
ガンバレ,ノコさん!