霞が関文学への旅~科研費編~ | 『しのゼミ』

『しのゼミ』

日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

ここのところかかりっきりの科研費申請。

ようやく一区切りついた余韻に浸りつつ,科研費の「平成21年度公募内容等に関するQ&A集」などという「難解な文章」を見るともなく見ていた。

この文章は,科研費の計画書を申請する場合にわからんことがあったら,これを参考にしなさいという解説集になっている。

この出所はお役所(おそらく文科省?)。

たとえば,「Q2 ・・・どちらに応募すればよいのかわかりません」という問いに対して,「A どちらでも結構です。・・・」という解説がつけてある。

このちょっと難解な文章は,いわゆる「霞ヶ関文学」。

けっこう味わい深くておもしろい。




▼ 霞ヶ関文学の味わい その1

・・・疑問点等が生じた場合には,必ず公募要領等の関係書類を確認し,必要に応じ文部科学省や日本学術振興会に十分な確認を行ってください。(問い合わせ先は文部科学省公募要領69頁,日本学術振興会公募要領(基盤研究等)113頁,日本学術振興会公募要領(研究成果公開促進費)65頁参照。) 


シノ的解釈→

正直言ってやめて欲しいねん,問い合わせ。

でも,そんなことおおっぴらに言えんし・・・。

なんで,こんな風に「不親切さ丸出し」にしとけばわかってくれるやろ,こっちの気持ち。

「〇〇頁参照」ってうやむやにしとけば,普通のヒトならウワー面倒クサってなるやろ?

そうすれば,大半のヒトは,問い合わせする気を無くすやん。

それが狙いやねん,ホントは。




▼ 霞ヶ関文学の味わい その2

Q8 研究計画調書を電子申請システムで提出(送信)した後に一部誤りに気づきました。差し替えを行いたいのですが,どうすればいいですか。

A 文部科学省又は日本学術振興会に研究計画調書等を提出(送信)し,受け付けが行われた後に差し替え等を行うことは一切できません。
 



シノ的解釈→

差し替えなんて許したら,こっちの対応がてんやわんやになることくらい想像できるやん。

くれぐれも言っとくけど,今後ともゼッタイ差し替えはさせへんで。




▼ 霞ヶ関文学の味わい その3

Q32 研究機関のホームページに「電子申請のご案内」へのリンクを張ってもよいですか。

A 構いません。



シノ的解釈→

良いに決まってるやん。

聞くなっちゅーねん。




▼ 霞ヶ関文学の味わい その4

Q39 公募要領によれば,計画調書は「左側が糊付けされていること」とのことですが,ホチキス留めではだめでしょうか。

A 糊付けで提出してください。応募時には,膨大な料の計画調書が提出されます。このため,ホチキス留めされた計画調書を重ねて審査を行うための資料として取りまとめると,ホチキス留めの部分だけ厚くなってしまい,審査に支障をきたすことになってしまいます。このような状況を回避するため,計画調書の作成に当たっては「糊付け」でなければならないものとしています。
 



シノ的解釈→

ホチキスの厚みって言われても,ほんのちょっとやん・・・て思うやろ?

実は「塵も積もれば山となる」とは,このことやねん。

うちら,数百部の申請書類を仕分けするやん。

それらを積み上げると,ホチキス留めの側が高くなって,えらい傾きになるやん。

想像できるやろ?

この前なんか,机の上に申請書類を積みあげて仕事してたらな。

ドサッと書類の山が崩れてもーてん,ドサーッて。

ほいで順番バッラバラになってしまうし,数が一部足りなくなるし,並べ直すのに半日かかるし・・・

もー大変やったわ。

なんで,ホチキス留めはもうコリゴリやねん。