メッセージと文庫本の謎 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

こんなこと書いてもどうもならんが仕事が忙しい。

ツワリ休暇中のアミのおかげで,こんなにたくさん標本見てよく頑張ってるよ自分!と心の中で連呼するほどの仕事量。

たまった標本にうんざりしていると,今度は県内の病理医重鎮先生から電話があり,とある会の県支部の役をやってくれと依頼される。

忙しい時に限って,更なる困難な仕事の依頼がある by マーフィー。

「それには,もっとふさわしいヒトがたくさんいますよ」とやんわり断るが。

よくよく聞いたところ,すでにいろんなヒトに断られたとのこと。

「申し訳ないが,なんとか引き受けて頂けないか?」と強く頼まれる。

外堀内堀が埋められた後の,引き受けざるを得ない依頼。

「しょうがないですね・・・いいですよ」とまた引き受けてしまう。

ホントにアホな役回り。

一度でいいから「絶対にイヤです!」と誰彼構わず言ってみたい。



県支部の役になるには,履歴書提出の上,地方会幹事会の了承が必要とのこと。

というワケで履歴書を書くことになる。

「履歴書って持ってない?」と秘書さんを捕まえるが「ありません」とのこと。

「じゃあ履歴書買ってきてくれる?悪いけど」と秘書さんに頼む。

「えっ・・・・・」

キョトンとした顔の秘書さん。

なにか思案している様子の後,

「ハイ,わかりました」と大学生協に買いに行ってくれた。



すぐに買ってきてくれた履歴書には,何故か文庫本が添えてある。

履歴書には付箋が貼ってあり,かかった金額とともに何か伝言が書いてある。

ナニナニ?

「私には少し早すぎるように思えます」

どういう意味?

それに,いわゆる自己啓発関係の文庫本一冊。

ちなみに,秘書さんから本を借りたのは今回が初めてで,頻繁に貸し借りする間柄ではない。

どういうこと?

謎のメッセージと文庫本を残した秘書さんに,その真意を聞こうとする。

「あ,さっきは履歴書ありがとう」とまずお礼を言う。

「いえいえ・・・・・あの~」と秘書さん。

「んっ?」

「その文庫本を読んでみてください」と先手を打たれる。

「これって何?」

「これ読むと感動して涙が出てくるんです,いい本ですよ」

「・・・はぁ,ありがと」



どうやらというかまず間違いなく秘書さんは誤解しているようだ。

アミ妊娠→シノ忙しい,という背景に,

履歴書→転職,という一般常識が掛け合わさって,

忙しさに嫌気さすシノ→大学病院辞めて転職へ,という連想になったに違いない。

自分としては,アミのツワリ休暇を2か月ほどと見込んで,それまでの辛抱と決め込んでるだけだが・・・・・

傍から見ると,今にも辞めそうな雰囲気を醸していたのだろう。

それにしても,秘書さんにまでこんな気遣いをさせるとは・・・・・

まだまだ修行が足りぬ。