「花―已むを得ずして発するもの」 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

「已むを得ざるに薄りて,しかる後に諸を外に発する者は花なり。」

『準備万端ととのって,やむにやまれなくなって,蕾を破って外に咲き出すのが花である。』

(「言志四録」佐藤一斎著/川上正光訳 講談社学術文庫)






<しの訳>

花が咲くには,準備をしっかりしなければならない。

蕾の中は見えないが,実は着々コツコツと咲く準備が進められる。

まるで,初学者が基礎を固めるために先輩を真似習い,同僚と相競うがごとく。



花が咲くには,機が熟さねばならない。

咲くための花弁などの用意ができても,開花には季節や天候をじ~っと待たなければならない。

まるで,年余の努力でコツコツと実力を蓄える中級者が,焦らずに背伸びをせずにその時期をじっくり待つがごとく。



花が咲くには,蕾を破らねばならない。

準備ができてその時が来ても,自分のそれまでの状態を脱皮するエネルギーが要る。

まるで,努力の積み重ねという現状に甘んじるのではなく,更に一皮剥けたステップアップが必要であるがごとく。