うっ・・動けん・・・・ | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

自分の生まれ故郷は,現住処から車で1時間ほどの距離にある山間の小さな町である.

この「車で1時間程度」の実家っていうのは,いろんな意味でちょうどいい距離である.

週末になってどこにも出かける予定がないと,よく子供たちを連れて出かけていく.

しかも向かう先には「なんでも言うことを聞いてくれる」おじいちゃん・おばあちゃんがいる.

万が一の宿泊も無料で,そんな時は朝夕二食付き.

今のところしの家の子供達にはもっとも人気のある行楽スポットである.



昨日は,今日からの天気の崩れに備えて車のタイヤを交換するために長女のちーちゃんと二人で実家に出かけていったのだが,祖父母はどこかに出かけておらず.

ちょっとさみしそうな長女は,しかたなく自転車を乗りまわし,しのはタイヤ交換をはじめたワケだが・・・・・.


ちょうど前輪タイヤを取り外した時だった.

屈んで冬用タイヤを持ち上げようとすると,

きやっ」と腰が軋んだ.

「いっ・・・痛~」

そのまま前に倒れて四つん這いになったまま・・・・・右や左や前や後ろのどの方向へも動けず・・・・・動こうとする五寸釘を打たれたような痛みが腰に走る・・・・・・

いわゆる魔女の一撃だ.

よっ,選りによってこんなタイミングでなんで・・・・・・

わが愛車は片方の前輪を外されて,ジャッキの上で右傾きの状態にある.

こんなタイミングで地震が起きたり大風が吹いたら,確実にジャッキは倒れてしまうだろう.

「お~い」と長女を呼んでも,楽しげに自転車上のヒトになって聞く耳を持たない.

わが両親はどこへ行ったのか行方知れず.

通り過ぎる近所の人達の目には,「なんと熱心にタイヤを点検するヒトだこと・・・・」としか映っていないかもしれない.



とにかく自力で立ち上がるしかない.

しかし,腰に負担がかかる動きをするとあの「きやっ」という痛みが邪魔をする.

どうすればいいのやら.

おそらく四つん這いのまま20分ばかり経っただろうか,

「お~お,ちーちゃん,来てたん」

待ちに待ったわが両親のご帰宅である.

しかしわが両親は四つん這いで苦しむ息子の傍を素通りして,ちーちゃんとともに「ケーキでも食べる?」などと言いながら家に入っていくではないか.

「お~い,ギックリ腰で・・・・うっ・・動けん・・・・」

情けない声を出す息子のただならぬ体勢に両親は,

「いったい・・・あんた何してんねん?」

とようやく気づいてくれた.



まったく図ったようなタイミングでこんなことが起こることがある.

そのあとは両親二人で,やれ「救急車呼べ~(・・・そっ,そんな大袈裟な・・・)」とか「近所の●○先生に電話せぇ~(・・・それは耳鼻科の先生!この場合は整形の先生でしょうがっ!)」とか「大学病院へ連れてったる(・・・・・恥ずかしいからそれだけはやめてくれ~)」とかひととおり騒ぎ立てて,助けられて立ち上がって姿勢よく腰をピーンと伸ばせばなんとか歩いたり座ったりできることがわかり.「な~んじゃ,動けるんかぁ?」と安心した両親は何事もなかったようにちーちゃんと家に入っていく.

「タイヤ」に関しては,このところツイテない.

先日も自転車のパンクを自分で直そうとして,空気を急に入れすぎてしまい,逆にチューブが裂けてダメにしてしまったし.

まぁ「餅は餅屋に任せろ」ということか?

いずれにしても,こんなに痛いとは・・・・・・・年齢を感じるなぁ.