Yさんの青ざめ顔 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

「お疲れさん,かんぱ~い」

昨日は大学病院の仕事納めの日.

業務終了後に忘年会を行った.


ところで先日に突然発生した「ぽかミスYさん生検紛失事件」の顛末は・・・・・・

朝ミーティングで,「生検を,無くしました・・・・」っとコトの詳細を報告してくれた青ざめ顔のYさんに対して,今後に向けてのいろいろな反省材料と改善ポイントがみんなから挙げられた.

それから紛失を逃れたもうひとつの生検材料を,未だかつてない超高速にて標本とすることになった.

お昼頃にできあがった標本を顕微鏡で見てみたところ,立派なガンが見つかった.

まぁもう一つの検体は戻ってこないけれども,ガンさえ見つかれば治療担当の先生やひいては患者さんに迷惑をかけることはない.

「やったぁ~,ガンあったぞ,よかったなぁ」

「ありましたか・・・・本当にご迷惑をおかけました・・・・ありがとうございました」

こんなとっても不謹慎な会話があって,朝から青ざめ顔のYさんは途端に普段の元気を取り戻した(この場面って患者さんには見せられんなぁ).

まぁ相当堪えたようだし,大きな問題にならなくてヨカッタヨカッタ.

っということで,終わり良ければすべて良し.

「生検紛失」を肴におおいに盛り上がり,飲めや喰えやでみんなおなかパンパンになった宴会であった.

ちなみにハイピッチで盛り上がっていたYさんは飲み過ぎで撃沈し,再び青ざめた表情に逆戻り.

まぁ今日はしょうがないか.



今年を総括すると,自分の職場は「組織」として確実に前進した年であった.

これまでは「組織立上げ」に精一杯で,とりあえず「人並み」になること,「恥ずかしくない」程度になることに気持ちが向かっていたような気がする.

それがある程度「マシ」になったうえで,今年はここをがんばってやってみよう・・・というレベルに至れたように思える.

今年はとくに「教育」に力をいれた年だったなぁ.

病理を選択科としてくれた2年目の研修医の先生たちが5名ほどいた.

また,「病理」を志してくれた若手たちに「症例発表」の機会を与えることができた.

学生たちへの講義にもさらなる工夫を凝らすことができた.

来年もこれらの良いところは大いに伸ばしていきたい.



足りないところややり残したところもたくさんあった.

たとえば,「細胞診スクリーナー試験」に2年連続で玉砕したことなどがそうかなぁ.

これって,自分たちの「試験対策」がなっていないということが示されたんだと思う.

努力をしたことはみなが認めるけれども,試験は「結果」がすべて.

「結果」に結びつく「傾向分析とそれへの対策」の方向性がまちがってることは認めなきゃいけないだろう.



来年に向けての課題ははっきりしているので,皆がどのように考えて工夫してくれるか楽しみでもある.