気の進まぬ依頼 | 『しのゼミ』

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日常で出会った「気付き・笑い・学び」を綴っています

今日の郵便物の中に見慣れぬ封筒がある.

何かと思ったら,近隣の某大学からの来年度授業のシラバス依頼だった.

この授業の件は,まず自分の大ボス先生に某大学の何某先生から依頼話があり,誰か講義を担当してくれる適当なやつはおらんか・・・ということで目をつけられてしまったのが始まり.

通常業務で手いっぱいで,もうこれ以上はゼッタイできませぬと何度も抵抗(自分にしては珍しく?)してみたものの,敵も然る者でど~しても・・・とか,無理してでも・・・とか,先生のお力を・・・とか,なかなか引き下がらぬ.

結局最後は自分の大ボス先生にメチャクチャごり押しされて,不承不承引き受けたもの.

いわゆる非常勤講師っていうやつなのだが,求人は限りなく多いけれども,正直言ってまったく人気がない仕事だ.

医師の場合,非常勤講師よりも「実入りのいい」バイトはいくらでもある・・・というのが,敬遠される最大の理由だろう.

お金の話を抜きにしても,時間的拘束がタイト・人前で話す抵抗感・準備が大変・最近の学生ってワケわかんない・苦痛で疲れる・・・など,いろいろな理由を挙げて断る輩が多い.

結局は一番下っ端のヒト・お人好しなヒト・要領の悪いヒト・たまたま運悪く居合わせたヒトなどの仕事となってしまう.

学生への講義ってしのは結構好きなんだけれども,こんなシチュエーションに置かれるとやっぱ大っぴらに「講義って楽しいビックリマーク」なんてホザく勇気はない.

そんなことを言った日にはどうなるか,賢明な諸兄にはおわかりだろう.

・・・まあいろいろ複雑な背景はあるものの,いったん引き受けたからには出来うる最大の努力をして最高の講義をするまでだ.



対象はリハビリ学科2年生で,必修科目なので学科学生全員がお相手のようだ.

総論を前期全15回(毎週一コマ1時間半)にわたって行うようで,その毎回の授業計画を記入ください,とある.

まぁ,これは教科書の目次を適当に割り振っておけばいいかなぁ.

最後にテスト1回ありとのこと.

追試をする場合に備えて1回+αとでもすべきなんじゃない?・・・という余計な突っ込みを入れたくなるがそれは置いといて,全15回と聞くと結構長く感じるなぁ.

教室には各種視聴覚機器(スクリーン・プロジェクター・DVD・VHSなど)が取り揃えてあり,遠隔講義や授業収録なんかもできるようだ.

自分がいる大学病院から遠隔で講義したらわざわざ出向く手間も省けるかも・・・と,できそうにないことを夢想してしまう.

たとえ遠隔講義をカメラの前でやったとしても,学生の反応が見えないわけだし,臨場感のない場で冗談も言う気がなくなるし,結構空しいのではあるまいか?.

それから教室机・椅子の「固定型」がいいか,「可動型」がいいか,というアンケートもある.

可動型にして小グループを作ったりする授業もできる・・・ということなんだろう.

試してみたいが,とりあえず来年は固定でいいか.

テキスト&参考文献を書く欄もある.

適当な教科書をすぐに探さないといけないな.

自分のまとめた自作講義ノートをさらにリファインして,いっそ売り出してしまおうか(高値で)?・・・という野望も湧いてくる.

献本の要・不要という欄もある.

講義者に教科書を買ってくれるという意味か?

もらえるものは一応もらっておこう.

この某大学はキリスト系のようで,授業時間表を見てみると授業の合間に礼拝時間があるようだ.

何するんだろうか・・・?あーめん?

・・・某大学にお邪魔しに行くのもなんだか楽しそうに思えてきた.