まずは、
「家庭を子どもの安全基地にしよう」
です。
家庭で親が安心安全に過ごせること
次に、
子どもが安心安全に過ごせること
この順番で、家庭を子どもの安全基地にしていきます。
「安全基地」
ってのは何かと言うと、
「子どもが何でも話せること」
(=親が感情を受け止め、認めてくれる)
「子どもがありのままの自分でいられること」
です。
「子どもは思春期になると、親に何も話さなくなる」
って言われることが多いと思うんだけど、
「子どもが思春期になったから」
じゃなくて、
「親が、子どもの話を聴けていないから」
なんだよね。
言い換えれば、
「親が、子どもの感情を受け止めていなかったり、否定してるから」
ってことです。
親が、子どもの話を聴き、感情を受け止め、認めてるなら、子どもが小中学生や、高校生になっても親に話をしてくれます。
だって、親は話を聴いてくれるし、感情を受け止めてくれるし、認めてくれるんだもん。
子どもだって話をしたいし、感情を受け止めてほしいんです。
そして、一番話を聴いてほしい、一番感情を受け止めてほしい相手は、
「親」
なんです。
子どもは親に話したがってる。
だから、あとは、親が話を聴けて、子どもの感情を受け止められるなら、子どもは普通に色んなことを話してくれます。
むしろ、思春期以前よりも、知識が増えてるし、視野も広がってるから、色んなことを深いレベルで話してくれる。
むしろ2、親が子どもから学ぶことの方が多くなる(笑)
子どもが自分の気持ちや考えを色々と話してくれるようになったら、
「安全基地になってきたな」
って思う。
子どもから話してくれなくても、親が聞いたら教えてくれるのも全然OK。
進路の話とか、将来のことも、子どもが分かってる範囲で色々と教えてくれるし、質問したら答えてくれる。
安全基地になっていたらね。
「安全基地になっている」
っていうのは、
「子どもが安心安全でいられるようなコミュニケーションを取り続けられている」
ってことね。
「子どもがありのままの自分でいられる」
っていうのは、
子どもがやりたいことをしていて、
やりたくないことをしていない状態、
です。
子どもがゲームしててもOK
昼夜逆転しててもOK
学校に行っててもOK
学校に行ってなくてもOK
外に出てもOK
家に居てもOK
ゴロゴロしててもOK
Youtube見ててもOK
工作してもOK
パズルしてもOK
テレビ見ててもOK
お菓子食べてもOK
ご飯を後回しにしてもOK
寝るのが遅くなってもOK
などなど・・・
子どもがそうしたいと思った通りにできていて、
やりたくないなと思ったことをしないでいられる環境です。
これが「基本」です。
この「なんでもOK」スタイルには、違和感を感じる親もいるかもしれない。
「もっとこうした方がいいんじゃないか?」
って思ったりするんじゃないかな?
そこで、
「コミュニケーション」
なんですよ。
「ありのままの子どもでOK(=何でもOK)」
はあくまでも基本であって、最善や最高とは違います。
もちろん、もっと良い状態はあるし、子どもにとってもっと幸せな状態だってあります。
親子にとってもっと良い状態もある。
親には親の考えがあって、
「もっとこうしたらいいのに」
がある。
それが合っていることも多々あります。
正論なこともあります。
ただ、
「コミュニケーションの取り方がおかしい」
んです。
例えば、めちゃくちゃ多いのが、
「クソバイス」
です。
「クソバイス」
っていうのは、
「子どもが求めていないのに、親が勝手に子どもにアドバイスをする」
っていうもの。
アドバイスは、基本的に、相手を否定するコミュニケーションなんですよ。
だってさ、
「今のあなたのやり方や考え方は間違っているよ」
って思っているからこそ、
「もっとこうしたらいいよ」
って言うわけじゃん?
「今のあなたのやり方や考え方もOKだよ」
って思っているなら、何も言わないじゃん(笑)
むしろ、そう思っているのに、アドバイスしてくるなら、
「いやいや、そう思っているなら、黙っといてくれよ」
って思うじゃん(笑)
だから、
「アドバイスをする」
っていう関わり方は、親がどう思っていようとも、
「アドバイスという行為自体が、相手のやり方や行動の否定になっているんだ」
ってこと。
とはいえ、子どもが
「もっと良くしたいから、アドバイスが欲しい」
「この問題を解決したいから、どうしたらいいか教えて」
って求めてきてるなら、遠慮なくアドバイスしたったらいいんよ。
求めているんだから。
「求めている」っていうことは、
「自分のやり方や考え方が間違っていることを認め、受け容れている」
ってこと。
だから、アドバイスが含んでいる否定にも耐えられるし、それを受け止めてさらに、自分のやり方や考え方を改善していける。
逆を言えば、子どもがアドバイスを求めていないなら、アドバイスが含んでいる否定に子どもの心が耐え切れずに、ダメージを受けてしまう。
親が良かれと思って放ったアドバイスが、子どもの心にダメージを与え、勇気をくじき、子どもの行動を止めてしまう。
心当たりがある人も多いんでない?笑
ほんで、親に話を聞くと、
「どうしても、アドバイスせずにはいられなかった!」
「頭では分かってるんだけど、ついつい言ってしまう」
って言うんだよ。
これは、言い換えれば、
「子どもを傷つけずにはいられなかった」
「子どもをついつい傷つけてしまう」
っていうことなんだよね。
「そりゃあ、子どもは塞ぎ込むし、自信を失うし、行動できなくなるよ」
って思わん?
でな、勘違いしないでほしいのが、
「だから、親はダメなんだよ」
っていう話じゃないの。
大抵の親は、今まで
「心理」
「コミュニケーション」
について学ぶ機会が無かったから、子どもの勇気をくじいちゃうようなコミュニケーションを取ってても、ある意味仕方が無い話なんだよ。
知らない、分からない、できないなら、しゃーないやん?
知らないのも、分からないのも、できないのも、罪じゃない。
もし、知らないこと、分からないこと、できないことが罪ならば、子どもなんて罪だらけよ(笑)
でも、そんなことないじゃん?
同様に、親が心理やコミュニケーションについて、知らなかったり、分からなかったり、できなかったりするのも、何も悪いことじゃない。
別に自分を責めなくていい。
ただ、僕のブログに出会ってしまったからには、
「これから心理やコミュニケーションについて学んでいけばいいんだ」
ってことに気付いてしまったから、学んでいかないといけないよ(笑)
今までの子育てや子どもとのコミュニケーションを責める必要はありません。
ただ、それは、
「これから先も同じようなコミュニケーションでいい」
ってことじゃなくて、知った以上は、学び始めていきたいんだよね。
過去は認めて、受け容れていく。
その上で、未来は無限の可能性を秘めているから、いくらでも変わっていける。
希望しかない。
その希望を掴み取っていくには、今までと同じ考え方、やり方じゃいけない。
今までと同じ考え方、やり方だと、また同じような結果になっちゃうからね。
親が悪いわけでもないし、ダメなわけでもない。
やり方や考え方、そして、
「コミュニケーションを変えていこう」
ってことです。
で、今日は
「安全基地とは?」
っていう話をしてきたけど、
「家庭が子どもの安全基地である」
っていうのは、
「子育てのスタート地点」
です。
家庭が子どもの安全基地になったら、さらにその先があるんです。
その話もまた書いていきます。
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僕の商売は上がったりですが(笑)
それよりも、家庭を子どもの安全基地にできる親が増えて、
自分から勉強を始める子どもが増えた方が良いと思うんだよね。
ほんで、気が向いたら、勉強会や講座に参加してみてください(笑)
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