【徹底解説】なぜ、子どもの自立には、親の自己受容が必要なのか? | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

親の自己受容勉強会の案内をしてるんやけど、

 

「なぜ、親の自己受容が必要なのか?」

 

を分かってもらうには、

 

「子どもの自立モデル」

 

の説明をせなあかんかったの忘れてた(笑)

 

 

 

先に言っておきます。

 

今日の記事は、飛びきり長いです。

 

 

 

「いつものことやろ」

 

「え?」

 

「え?」

 

 

 

・・・

 

 

 

そもそも、

 

「親の自己受容」

 

っていう言葉は、

 

「子どもの自立モデル」

 

の中に出てくる言葉なんよ。

 

 

 

んで、

 

「子どもの自立モデル」

 

っていうのは、

 

「子どもが自立に至るまでに辿るプロセス」

 

「そのプロセスを進めるための親の具体的な関わり方」

 

この2つを図解したものになるのね。

 

 

 

【保存版】子どもの自立

 

この記事にも書いたけど、自立を

 

「子どもが自分のことを自分1人でできるようになること」

 

って定義していると、子どもは孤独になり、生きる意味を見失い、心身と人間関係において、様々な問題に苛まれるようになる。

 

 

 

なので、僕は、自立は

 

「子どもが自分で自分を幸せにしている状態」

 

って定義してる。

 

 

 

孤独の自立ではなく、依存を前提にした自立(依存の自立)で定義してる。

 

親に依存していいし、ゲームに依存していいし、学校に依存していいし、色んなものに依存していい。

 

色んなものに依存していいなら、より健全なものや、より自分が好きなもの・人に依存していくよね。

 

薬物やアルコール、ギャンブルなど、よろしくないものには依存しづらくなる。

 

 

 

特に、人に依存できる、すなわち、人を頼ったり、甘えたりできるようになると、

 

「仕事」

 

ができるようになる。

 

 

 

自分1人でできる仕事なんて、たかが知れてる。

 

雇ってもらうにしても、その会社に依存しようとしてるわけやん?

 

個人で仕事するにも、お客さんに依存するし、パートナーに依存するし、従業員にも依存する。

 

 

 

色んな人に依存できた方が、みんなで仕事をするようになる。

 

より多くの人と仕事するようになれば、自分1人じゃできないことができるようになり、それだけ大きなお金を動かせるようになる。

 

 

 

それは取りも直さず、

 

「経済的自立もしやすい」

 

ってこと。

 

 

 

「子どもの自立モデル」

 

で想定している自立は、

 

「依存の自立」

 

であり、それはすなわち、

 

「子どもが自分で自分を幸せにしている状態」

 

です。

 

 

 

子どもが依存の自立できるのを目指して、子育てでは4つのプロセスを辿ります。

 

それが、

 

1.親の自己受容

 

2.子どもの安心感

 

3.知的好奇心

 

4.自己実現

 

です。

 

 

 

この4つのプロセスと、

 

「遊びの解放」

 

「自律学習」

 

という親の関わり方2つを合わせて、

 

「子どもの自立モデル」

 

って言っています。

 

 

 

自己実現の先に、「依存の自立」があるわけですな。

 

僕がよく言う「家庭を子どもの安全基地にする」っていうのは、

 

「2.子どもの安心感」

 

が実現されてる状態を言っています。

 

 

 

子どもが家庭内で安心感を感じられる・・・

 

すなわち、

 

親を信頼でき、

 

ありのままの自分でいる事を受容し、

 

やりたいことをやり、

 

言いたいことを言えている状態であるならば、

 

「子どもの安心感」

 

が実現されてる、って考えます。

 

 

 

「子どもの安心感」が実現されたら、次は

 

「3.知的好奇心」

 

です。

 

 

 

「知的好奇心」のフェーズに差し掛かると、

 

「子どもが自分から勉強を始める」

 

っていう可能性が出てきます。

 

 

 

ここでようやく、子どもが勉強を始めるんです。

 

「勉強をすることは、子どもの義務だ」

 

って思ってる人がいるかもしれないけど、それは勉強不足だし、教育について大きく勘違いしてるの。

 

 

 

「日本国憲法に、子どもには教育を受ける権利があると書いてある」

 

って知ってる人もいるかもしれんけど、そういう話でもない(笑)

 

それは「教育」でしょ?

 

僕が言ってるのは「勉強」ね!

 

 

 

教育は、子どもが他者から学習や心身の発達をサポートをしてもらうことです。

 

勉強は、他者からのサポートもあるけど、基本的には、

 

「自学自習」

 

を前提にしています。

 

 

 

例えば、親や先生がどれだけ熱心に授業をしてたら、それは「教育をしている」って言えるよね。

 

でも、子どもが授業を一切聞いてなかったら、「勉強をしている」にはならんよね。

 

反対に、親や先生が全く教育に関与してなくても、子どもが色んなことに興味を持って、調べたり、考えたり、人に聞いたりしてるなら、それは「勉強している」になるよね。

 

勉強と教育はイコールじゃない。

 

 

 

僕が重視してるのは、

 

「子どもがより良い”教育”を受けられること」

 

よりも、

 

「子どもが自分から”勉強”を始めること」

 

なんです。

 

 

 

やから、そもそも、

 

「親が子どもに勉強をさせる」

 

っていう関わりでは、決して、

 

「子どもが自分から勉強を始める」

 

っていう状態にはならんのよ。

 

 

 

「親が子どもに勉強をさせる」

 

とは全く違う観点での教育が必要になってくる。

 

 

 

「親が子どもに勉強をさせる」

 

に代表されるような、子どもに何かをさせたり、教えたりする関わり方を

 

「ティーチング」

 

って言うとするやんか。

 

 

 

じゃあ、

 

「子どもが自分から勉強を始める」

 

に代表されるような、

 

「子どもが自分で考えて、自分で決めて、自分で行動をするようになる関わり方」

 

を考えていかんとあかんやんか。

 

 

 

僕は、その関わり方のことを

 

「コーチング」

 

って言っています。

 

 

 

コーチングは既存のコミュニケーション技法だけども、コーチングと名前のついているものなら何でもいいわけじゃない。

 

コーチングについての詳しい話は、また別で書くけど、詳しくは、

 

「親のためのコーチング講座 STEP」

 

で教えています。

 

STEPは、「親のためのコミュニケーション講座 BASE」の卒業生だけが受講できるので、まずはBASEに参加してね。

 

 

 

 

 

ここまでをまとめると、

 

1.子どもの自立までに辿る4つのプロセスと、そのプロセスを進める親の具体的な関わり方をまとめたものを「子どもの自立モデル」って言ってる

 

2.子どもの自立は「孤独の自立」ではなく、「依存の自立」で定義してる

 

3.「子どもが自分から勉強を始める」ってのは、「3.知的好奇心」のフェーズに差し掛かる必要がある

 

4.「知的好奇心」のフェーズに差し掛かるためには、家庭内で「2.子どもの安心感」を実現していないといけない

 

5.「親や先生がいかに子どもを教育するか」ではなく、「子どもが自分から勉強を始める」を重視してる

 

6.家庭を子どもの安全基地にし、子どもが自分から勉強を始めるようになるための親の関わり方は「ティーチング」ではなく「コーチング」

 

です。

 

 

 

だいぶ簡潔にまとめられたんじゃないかな。

 

ほんで、ここからが本題であり、この記事の最重要ポイント。

 

 

 

家庭を子どもの安全基地にして、「2.子どもの安心感」を実現するのにも、

 

親が「コーチング」できるようになるのも、どちらも、

 

「親の自己受容」

 

ができていないといけないのよ。

 

 

 

子どもの自立モデルは、

 

1.親の自己受容

 

2.子どもの安心感

 

3.知的好奇心

 

4.自己実現

 

 

5.自立

 

っていう流れで、子どもの自立に向かってプロセスを進めていきます。

 

 

 

そのいっちゃん最初、始まりが

 

「1.親の自己受容」

 

なの。

 

 

 

親が自己受容できていなかったら、家庭を子どもの安全基地にできないし、

 

コーチングなんてできない。

 

たとえ、コーチングのスキルやマインドを教えても、コーチングするのは難しいと思う。

 

 

 

だから、

 

「親のためのコーチング講座 STEP」

 

は、

 

「親のためのコミュニケーション講座 BASE」

(親の自己受容と、子どもを信じて見守れるようになる講座)

 

を卒業した人限定にしてるんです。

 

 

 

親の自己受容ができていないと、教わる方もコーチングするのが難しいのよ。

 

コーチングを学んでも、結局、

 

「自己受容」

 

でつまずいてしまう。

 

 

 

さらに、親が自己受容できていなかったら、その家庭はほぼ間違いなく、子どもの安全基地にはなっていないんよね。

 

もし、親が自己受容できていないのに、家庭が穏やかでいられてるとしたら、子どもが優秀で、親に気を遣ってくれてるから。

 

 

 

子どもがやりたいことや言いたいことを我慢し(=ワガママじゃない)、大人びた振る舞いをしてくれてるから。

 

言い換えれば、

 

「子どもが『子どもでいること』を犠牲にして、親の代わりに大人として振る舞ってくれている」

 

ってこと。

 

 

 

子どもが、親の代わりに大人でいてくれてる。

 

だから、家庭が

 

「安全基地っぽく」

 

なってる。

 

 

 

「っぽい」だけであって、安全基地じゃないのよ。

 

子どもが「子ども時代」を経験することは、子どもの人生にとって、めちゃくちゃ重要なんです。

 

 

 

「子ども時代」っていうのは、

 

親や他者に甘えることや、

 

知的好奇心に基づいて色んな経験や学習をしたり、

 

感情を思いっきり出して親にぶつけてみたり、

 

ワガママを言ったり、

 

ダダをこねてみたり、

 

気分のままに行動をしてみたり、

 

そういう感じのことを言います。

 

 

 

親からしたら「迷惑」って感じるかもしれないけど、子どもの成長や大人になっていくのに必要なんだよね。

 

子どもが「子ども時代」をすっ飛ばして、大人っぽく振る舞っても、それは

 

「大人の皮を被った子ども」

 

で、それが、

 

「子どもが親に気を遣っている」

 

っていうこと。

 

 

 

パッと見大人に見えるけど、中身は子どもなので、子ども時代の特徴が要所要所で出てきます。

 

そのまま成人しても、子ども時代を乗り越えていなかったら、やっぱり要所要所で子ども時代の特徴が出てきます。

 

 

 

例えば、

 

「もう大人なのに、感情を抑えられない(イライラとか不安とか)」

 

っていうのは、まさに子ども時代の名残です。

 

 

 

「家庭が子どもの安全基地になっていない」

 

っていうことは、

 

1.子どもが安心できずに荒れて、まさに戦場

 

2.子どもが親に気を遣って、穏やかに見えるけど、それは砂上の楼閣

 

このどっちかです。

 

 

 

子どもが安心できずに荒れる場合は、親からもパッと問題があるのが分かるから、気付きやすい。

 

ただ、その問題は、子どもにあるんじゃなくて、

 

「家庭が子どもの安全基地になっていないこと」

 

にあります。

 

それを子どもが教えてくれてるわけやね。

 

 

 

親が問題なわけじゃないよ。

 

「家庭が子どもの安全基地になっていないこと」

 

が問題なのよ。

 

 

 

子どもが親に気を遣っている場合は、

 

「砂上の楼閣(ろうかく)」

 

って書いたけど、安全基地に見えるけど、脆い。

 

 

 

脆いんだけど、その最大の問題は、

 

「安全基地になっていない問題を全て、子どもが背負っていくことになる」

 

っていうことなのよ。

 

 

 

だから、子どもの人生がハードモードになる。

 

学校でも大変な思いをするだろうけど、本当に大変なのは子どもが成人した後です。

 

なぜなら、周りの大人たちが、子ども扱いしてくれなくなるから。

 

 

 

子ども扱いしてくれなくなり、大人だとして扱われるのに、

 

「中身は子ども」

 

なのよ。

 

 

 

子ども時代を親に気を遣って過ごしてきたから、大人になり切れていない。

 

子どもの特徴をいっぱい抱えている。

 

それなのに、大人として扱われ、全てを自己責任だと言われる。

 

その状態で、問題がいっぱい起こるから、人に頼れないから、自分1人で何とかしようとしたり、現実逃避したりする。

 

これが「人生ハードモード」ってやつです。

 

 

 

 

 

 

 

「家庭が子どもの安全基地になっていない」

 

っていう影響は、

 

「全て、未来の子どもが背負うことになる」

 

っていうこと。

 

 

 

かなり、ヤバいでしょ?

 

子どもにそんな人生歩んでほしくないじゃない??

 

 

 

僕もそう思うからこそ、

 

「親が自己受容できて、

家庭を子どもの安全基地にすることは、

めちゃくちゃ大事だよ」

 

って何度も繰り返し言ってるんです。

 

 

 

親が自己受容できていないなら、家庭を安全基地にすることはできません。

 

なぜなら、自分のことでいっぱいいっぱいになるから、子どもの感情(怒り、不安、恐怖など)を受け止められず、ワガママやダダをこねるのも制圧しようとしちゃう。

 

 

 

でも、

 

親が自己受容できて、

 

家庭を子どもの安全基地にすることができたら、

 

子どもは、自分の全てを親にぶつけられ、それを受け止めてもらえる。。。

 

そしたら、子どもは時間をかけて「子ども時代」を終わらせられるから、

 

「子どもの自立」

 

ができるわけやね。

 

 

 

ほんで、その道中で、

 

「子どもが自分から勉強を始める」

 

っていうことも起こるんです。

 

 

 

勉強をしようと思うんだから、

 

「学校に行こう」

 

って思っても不思議じゃないよね。

 

 

 

そして、いずれ、子どもは、

 

「親を超える」

 

んです。

 

 

 

 

 

めちゃくちゃ長く書いたけど、要点をまとめると、

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

親が自己受容して、

 

家庭を子どもの安全基地を実現しよう!

 

そしたら、子どもは遅かれ早かれ、自分で勉強を始め、

 

子どもが自立していくよ

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

ってことです。

 

 

 

そのために、

 

「親の自己受容は大事だよ」

 

って言っています。

 

 

 

で、「大事だよ」って言うだけだと無責任だと思うから、僕にできることを考えたら、

 

「親の自己受容について教えよう」

 

って思って、

 

「親の自己受容勉強会」

 

を立ち上げたんです。

 

 

 

ここまでたどり着くのに長かった(笑)

 

この話は、子育てにおいて超大事なので、また何度も書くと思います。

 

 

 

 

 

最後に、

 

「親の自己受容勉強会」

 

の案内です。

 

 

 

「私も(俺も)、自己受容できるようになりたい!」

 

「親の自己受容について勉強をしたい!」

 

って思う人は、ぜひ参加してみてほしい☆

 

 

 

まずは、日時とテーマ一覧から。

 

◆DAY1(終了⇒アーカイブ視聴はできます)
2024年5月15日(水)10:00~12:00
「子どもが自立し、幸せに生きるための親の自己受容」

◆DAY2(次回がコレ)
2024年6月12日(水)10:00~12:00
「アドラー心理学を使って、自己否定しちゃうメカニズムを理解する」


◆DAY3
2024年7月17日(水)10:00~12:00
「心を強くする自己受容ベースの生き方に変える」

◆DAY4
2024年8月21日(水)10:00~12:00
「どんな自分にもなれる自己受容の2次元モデル」

◆DAY5
2024年9月18日(水)10:00~12:00
「系譜と継承 ~母親との関係~」

◆DAY6
2024年10月16日(水)10:00~12:00
「しんどい人間関係とオサラバして、幸せな人間関係を築く」

◆DAY7
2024年11月13日(水)10:00~12:00
「ありのままの子どもを認める ~遊びの解放~」

 

 

 

1つ1つは、独立したテーマだから、DAY1に参加していない人が参加しても内容は分かります。

 

けど、全体を通して1つの大きなテーマ(=親の自己受容)になっているので、できれば全部出てもらうか、アーカイブ動画を視聴して、内容を把握しておいてほしいなとは思っています。

 

 

 

参加費は、3,300円(税込)です。

 

全7回もあるから、参加しやすい価格にしていますb

 

支払いは、銀行振込かクレジットカードです。

 

 

 

全編、ZOOMのオンライン開催です。

 

都合合わない人は、動画で学ぶこともできます。

 

その場合も、同じ申込フォームから申し込んでね。

 

 

 

DAY2は、

 

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

2024年6月12日(水)10:00~12:00
「アドラー心理学を使って、自己否定しちゃうメカニズムを理解する」

━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

 

です。

 

 

 

DAY2の申し込みはこちら☆

 

 

 

 

DAY1

「子どもが自立し、幸せに生きるための親の自己受容」

 

のアーカイブ動画もあります。

 

こっちは申込期限があるので、早めに申し込んでね。

 

申し込んで手に入れた後は、視聴期限はありません。

 

 

 

DAY1のアーカイブ動画はこちら!