毒親について | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

親をディスっちゃう気がして避けてきた、

 

「毒親」

 

とか、

 

「親ガチャ」

 

っていう話題。

 

 

 

僕のブログでは、あんまり

 

毒親

 

については語ってこなかったな。

 

全く話してないわけじゃないんやけど、意図的に避けてきてた。

 

 

 

僕が相手にしている人たちは、どちらかと言えば、

 

「親側の人たち」

 

なので、毒親について語ると、

 

「自分はまさに毒親だった・・・」

 

みたいになって、傷つけてしまうような気がしてたんよな。

 

 

 

でも、言うてみたら、僕がやってることって、

 

「毒親にならないようにしよう~!」

 

みたいな話なんよね。

 

 

 

「こういう関わりをすると、毒親になって、子どもが生きる希望を失っていく」

 

「こういう関わりをすると、毒親にならずに、子どもがイキイキと生きる」

 

みたいなことを話してる。

 

 

 

それをあえて「毒親」なんて言葉を使わずに説明してきただけ。

 

「毒親」っていう言葉が役に立ちそうなのは、「子ども側の人」やと思うんよな。

 

 

 

子どもからしたら、親って絶対神に思えてしまうことがある。

 

親は絶対に正しくて、何でも知ってる。

 

その反面、自分は間違っていて、何も知らない。

 

そういう対比の中で育ちやすい。

 

 

 

元々、そういう関係性になりやすい間柄なのに、さらにそこに

 

「指示・命令型コミュニケーション」

 

「親の価値観の押し付け」

 

「親がジャッジする」

 

みたいなことをすると、より強固になっていく。

 

 

 

こういう関係性のことを

 

「縦の関係」

 

って言うてます。

 

 

 

強固な縦の関係の中で育った子どもは、自己肯定感が地の底をつくくらいには低い。

 

自分を責めてるし、自信無いし、自分なんて価値無いと思ってる。

 

やりたいことやっちゃいけないし、自分が人から認められるかどうかが重要だと思ってる。

 

そういう生き方になる。

 

 

 

こういう人生のことを僕は、

 

「ハードモード」

 

って呼んでいます。

 

 

 

人生がハードモードになる。

 

自分のことは自分で決められないし、絶えず不安だし、仕事とか、お金とか、家族とか、対人関係とかで、とにかく色んな問題が起こる。

 

なかなか大変な人生です。

 

 

 

で、人生ハードモードになったのは、

 

「親がそういう育て方をしてきた」

 

って話なんやけど、そういう育て方をされた子どもは、

 

「自分が悪い」

 

って思っちゃうんよな。

 

 

 

自分が悪い

 

自分がダメなんだ

 

自分がもっとがんばらないと

 

自分に魅力が無いんだ

 

みたいに思っちゃう。

 

 

 

本当は、なんも悪くないし

 

なんもダメじゃないし

 

がんばらずにありのままでいいし

 

ありのままの自分が最高に魅力的なんやけど

 

がんばって、ありのままの自分じゃなくなって、魅力を自ら失わせてしまう。

 

 

 

そういう生き方が辛くて、しんどくて、でも、自分ではどうしようもなくて・・・

 

自分を責めちゃってる。

 

そういう子どもを救うための言葉として、

 

「毒親」

 

っていう言葉が作られたんやと思ってます。

 

 

 

実際のところは知らんけど、きっとそうやろなと思う。

 

「毒親」っていう言葉は、

 

「そういう子育てをした親をディスるための言葉」

 

ではなく、

 

「そういう子育てをされてきた子どもを救うための言葉」

 

なんだと思ってます。

 

 

 

人生ハードモードになったのは、自分が悪いんじゃなくて、そういう育て方をした親が悪いんだよ~

 

あなたは悪くないんだよ~

 

親が「毒親」だったんだよ~

 

だから、自分を責めなくていいんだよ~

 

 

 

っていう感じで、

 

「毒親」

 

っていう言葉が使われるのかなぁ、って思ってます。

 

 

 

 

 

で、僕は、どちらかと言うと、子どもよりも、親に関わることが多いんよ。

 

親に関わる人間が、

 

「毒親」

 

っていう言葉を使うと、それはそれはもう刃物のような言葉で、どうがんばっても、

 

「親をディスる言葉」

 

にしかならない。

 

 

 

だから、僕が「毒親」っていう言葉を使う理由は無いなぁと思って、あんまり使ってこなかった。

 

でも、まぁ、もしかしたら、

 

「自分は毒親なんじゃないか」

 

って落ち込んでる人もいるかもなぁ、って思うし、ここで「毒親」の定義を明確にしておくことで、

 

「自分は親として、子どもにどう関わると、自分も、子どもも、幸せな人生を生きられるんだろうか?」

 

っていう考えるヒントになるかもなと思ったので、ちょっと書いてみます。

 

 

 

 

 

まず、僕が考える「毒親」の定義とは、

 

「子どもを愛そうと思ったけど、上手く愛せなかった親」

 

です。

 

 

 

子どもを愛そうとは思ってた。

 

間違いなく、子どものことは愛している。

 

それは、どんな親であっても共通することやと思う。

 

子どものことを愛しているし、愛したい。

 

そう思ってると思う。

 

 

 

しかし、そういう想いとは裏腹に、じゃあ、

 

「具体的に、どうやって関わることが『愛する』ということなのか?」

 

が分からん場合があるんよな。

 

 

 

それが、

 

「自分が毒親に育てられていた場合」

 

です。

 

 

 

自分が毒親に育てられていた場合、それはすなわち、

 

「親が、自分を愛そうと思っても、愛せなかった」

 

ってことだから、

 

「自分は、親から愛されてこなかった」

 

「自分は、親からの愛情を感じられてこなかった」

 

ってことなんよ。

 

 

 

「愛情」っていうのは、

 

「あなたは、何も変わらず、今のままで、ここにいてもいいんですよ」

 

っていう態度のことを言うから、

 

「親からの愛情を感じられてこなかった」

 

ってことは、

 

「私は、ここにいてはいけない」

 

「私は、ここにいるためには、変わらないといけない」

 

「私は、今のままの自分ではダメだ」

 

みたいに思ってる、っていうこと。

 

 

 

 

 

これは僕も長年抱えてたことやったわ~。

 

セミナーとか行って、勉強しないといけない!

 

もっと成長しないといけない!

 

もっとがんばらないと!

 

今のままの自分ではいけない!

 

って思ってた。

 

 

 

がんばってる自分すごい!

 

苦境を乗り越えられる自分すごい!!

 

って思ってたけど、それはもう、あれですよ。

 

 

 

まさに、

 

「今のままの自分じゃいけない!!」

 

っていう焦りというか、自己否定があったんよね。

 

 

 

35年間、これでした。

 

 

 

 

程度はあるけれども、僕もあんまり親の愛情は感じられずに育ってきた口です。

 

もう色々と分かったから、親を責める気持ちは1mmも無いけどね。

 

 

 

 

 

「がんばらない」

 

っていう選択を取れないんだとしたら、ほぼほぼ間違いなく、

 

「親からの愛情を感じられてこなかった」

 

ってことです。

 

 

 

がんばるのもOK

 

がんばらないのもOK

 

いや、むしろ、それはもう「がんばる/がんばらない」ではなくて、

 

やりたかったらやる

 

やりたくなかったらやらない

 

こういう選択ができることが健全であり、自然なんです。

 

 

 

「がんばらないといけない」

 

ってなってる時点で、

 

「がんばらないと、自分はここに居てはいけない」

 

ってなってるわけですよ。

 

 

 

んで、自分が親からの愛情を受け取れてこなかったから、

 

「子育てをもっとがんばらないと!!」

 

ってなってて、子どもも自分と同じようにがんばらせようとしちゃう。

 

 

 

自分が親からの愛情を感じられてこなかったから、

 

「子どもが愛情を感じる関わり方」

 

がよく分からんくて、とにかく、

 

「子どもに(自分と同じように)もっとがんばらせないと!!」

 

って思っちゃう。

 

 

 

それが結果的に、

 

「毒親」

 

って呼ばれるような関わり方になっちゃってるわけね。

 

 

 

親からの愛情を感じられなかったから、

自分も子どもにどうやって愛情を届けていったらいいのか分からんくなってる。

 

 

 

それを「毒親」って言っちゃうのは、何とも忍びないなと思っちゃう。

 

だから、僕は、親からの愛情を感じられなかった親のことは「毒親」とは呼んでない。

 

子どもからしたら「毒親」かもしれんけど、それはあくまでも、子どもからの評価であって、

 

「毒親という人間」

 

なわけじゃない。

 

 

 

子どもがそう思ってるだけ。

 

 

 

親は親で、

 

「自分は親からの愛情を感じられなかったんだ」

 

ってことに気付いて、認めて、

 

「愛情とはどういうもの?」

 

「子どもを愛するとは、具体的に、何をどうすること?」

 

っていうのを新たに学んでいく必要がある。

 

 

 

本来なら、親から学べたら良かったんやけど、その親もまた「毒親」に育てられてて、愛情を受け取れてこなかった。

 

だから、愛情とか、愛するってことを教えることができなかった。

 

親だって知らんかってんから、しゃーない。

 

そこを責めるばっかりやと、前には進んでいけない。

 

 

 

「自分は親からの愛情を感じられてこなかった」

 

っていうことを認めて、

 

「愛情や愛し方」

 

について学んで、ちゃんと子どもに愛情を実感してもらえるようになる。

 

 

 

 

 

僕も、あんまり愛情は感じられてこなかったんやけども、それでも、

 

心のことを学んだり、色んな親の話を聞いたり、実際に親からめっちゃ愛されて育ってきた人の話を聞いたりしてきて、

 

「愛情とはこういうものかな?」

 

「子どもを愛することは、こういうことかな?」

 

ってことが、少しずつやけど、分かってきた。

 

 

 

それを今もなお実践中なんやけども、まーめちゃくちゃエネルギー使う(笑)

 

僕が子どもの頃から、友達を見てて、

 

「親からちゃんと愛されて育ってきたやつには、勝てん」

 

って思ってきたんやけど、ほんとに満ち溢れるエネルギーがある。

 

 

 

そんなエネルギーを親から受け取れたら、ラッキーやと思う。

 

受け取れてなくても、後天的に、後付けでもエネルギー値は高めていける。

 

 

 

そういうのを

 

「親のためのコミュニケーション講座 BASE」

 

でシェアしたり、今度11月24日(金)にやる、

 

「BASEオンライン講演会」

 

でもシェアしたりしていってる。

 

 

 

特に、BASEでは、長期間だし、僕が直接関わり続けるのもあって、かなり色んなことを伝えられるし、実践もしてもらえる。

 

「愛情とは何か?」

 

「愛するとは具体的にどういう関わりをすることか?」

 

ってのを学び、実践して身に付けていくことは、たとえ自分が毒親育ちであったとしても、愛に気付き、子どもを愛せるようになっていくはずだと思うんよな。

 

 

 

繰り返しになるけど、子どもを愛していない親なんていないです。

 

重要なのは、

 

「その愛情が、ちゃんと子どもに届けられてるんか?」

 

って話なんです。

 

 

 

ちゃんと子どもに届けられてたらいいんやけど、

 

子どもを愛してるにも関わらず、子どもに愛情を届けられてなかったら、

 

それが「毒親」って呼ばれることがある。

 

 

 

親自身の愛情の有無ではなく、

 

「親のコミュニケーション」

 

によるものなんです。

 

 

 

だから、僕は、親向けにコミュニケーションを教えてるんです。

 

せっかく子どもを愛しているんだから、その愛情、ちゃんと子どもに伝わった方がいいやん?

 

その方が、絶対に子どもにとっても、親にとっても、幸せなことやと思うんよな。

 

 

 

ただ、コミュニケーションを学べばいいだけ。

 

「毒親」なんていう言葉に怖れる必要は無い。

 

 

 

でも、コミュニケーションを学ばなかったら、自分がもし「毒親」育ちであるなら、知らず知らずの間に、子どもに毒を盛っちゃってるかもね、ってこと。

 

コミュニケーションを学べばいいんだから、それは自分で選択ができる。

 

とっても希望のある話やと思うんよな。

 

 

 

 

 

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イベント情報

◆BASE Live

11月8日(水)20:00~21:00

参加URLはこちら

 

11月22日(水)20:00~21:00

参加URLはこちら

 

◆BASEオンライン講演会

テーマ

「子育てと親子関係に役立つアドラー心理学」

日時:11月24日(金)20:00~22:00

場所:ZOOM

参加費:3,000円

申込:こちらから

 

 

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佐伯和也

神戸大学大学院修了

株式会社チームフローでコーチングを学ぶ

ゲーム歴30年以上

 

ゲームを1日10時間以上やっていたにも関わらず、

勉強にも取り組んできました。

 

そんな僕の育てられ方や、

ゲーマー視点を解説したり、

僕が学んできたアドラー心理学や

コーチングの考え方を使って、

「子どもが自分から勉強を始める親のコミュニケーション」

について発信しています。

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