子どもの考える力を高めるにはどうしたらいいか?っていうと、
「考えたらいい」
んだよね。
身も蓋もねぇw
でも、ほんとに、頭は使うから鍛えられるのであって、使わなかったら鍛えられない。
子どもに「勉強しなさい!」って言うだけじゃあ、子どもは賢くなっていかない。
よく勘違いしている人の話を聞くんだけど、
「○○をしたら賢くなる」
「××をしたらバカになる」
みたいな話。
その手段によって、脳が賢くなったり、バカになったりするんじゃなくて、
「その手段のために、脳みそをよく使うから賢くなる」
んだよ。
バカになると言われる代表格の「テレビ」を例にとって考えてみよう。
テレビは受動的だし、ただ情報を流してるだけだから、思考が止まり、バカになると言われる。
ちなみに、大阪では「アホ」は愛称になり得るけど、「バカ」は蔑称になるんだよね。
「お前、アホやなぁ」は許せるけど、「お前、バカだなぁ」はムカッとする。
どうでもいい豆知識(笑)
テレビを見るのにも、頭を使っていると、賢くなるために使える。
一番オススメなのが、
「テレビを批判的に見る」
です。
健康番組で、
「チョコには○○という成分があって、ダイエットに良い」
って言ってたとするよね。
批判的に見ると、
「チョコには○○という成分があるというのは事実だとしても、ダイエットに良い、ってほんとに言えるのかなぁ?」
「仮に、チョコがダイエットに良いとしても、チョコを食べないようにした方がいいよなぁ」
みたいな感じで見る。
他にも、テレビを見ている時に、子どもとテレビでやってる内容について話をしてみたりしたらいいんよ。
テレビを見てバカになるんじゃなくて、テレビを見てる時に頭を使わないから、思考が止まるのね。
テレビを見てる時にも、頭を使ったったらいい。
ゲームも同じで、
「ゲームをしながら頭を使う」
と賢くなるし、頭を使わなかったらバカになる。
ゲームをしたらバカになるわけじゃないし、賢くなるわけでもない。
「何のゲームをするのか?」
にもよるしな。
ただまぁ、ゲームってものにもよるけど、楽しめるようにある程度難しくは作られてる。
適当にやってもクリアできないものもある。
ちゃんと知識を得て、考えてやらないとすぐにやられちゃう。
そういう意味では、
「遊ぶと賢くなるゲームはある」
ってのは言えそう。
例えば、マインクラフトなら、
「生き延びるためにどうするか?」
「家をどうやって作るのか?」
「材料をはどうやって集めてくるのか?」
みたいなことを考えたりする。
目的が無いゲームだからこそ、目的を自分で設定して遊ぶ。
決められた道を進むことに慣れてる人にとっては、非常に難しいゲームになってる。
スプラトゥーンなら、
「各種武器の知識」
「各ステージの知識」
が必要やし、
「現状は、どんな状況か?」
って把握したり、
「どうやったら勝てるのか?」
ってのを考えたりしないといけない。
「スプラトゥーンが上手くなるために、ノートを取っていた」
なんて人もいた。
ゲームは娯楽である一方で、
「だからこそ、本気になれる」
ものでもある。
のめり込むからこそ、ちゃんと頭を使って、上手くなるようにがんばるわけやね。
こんな感じで、ゲームを楽しく遊んでいると自然と頭を使うようにできてるゲームもいっぱいある。
全部が全部、頭を使うゲームというわけではないけど、
「ゲームをするとバカになる」
とか、
「ゲームをすると脳が破壊される」
みたいに一括りにする必要は無いと思うんよな。
「ゲームをすると脳が破壊される」
なんて一括りにして考えている人の方が、よっぽど頭使ってないと思うし(笑)
「ゲームは、賢くなるか、ならないか?」
っていう観点よりも、
「そのゲームをやると楽しいか?」
っていう観点で、遊びたいね。