親の『安全基地』もいるよね | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

こんにちは!

 

佐伯です。

 

 

 

さっき、『親のためのコミュニケーション講座 -BASE-』4期の最後のメルマガを送り終えました。

 

僕も、みんなもほんとによくがんばったな、と思います。

 

 

 

子どもとのことって、迷ったり、ぶつかったり、辛かったり、色々あると思うんですよね。

 

そこに向き合っていく、っていうのは、ほんとに勇気がいることだし、できることなら認めたくないことだってあると思うんです。

 

 

 

でも、それが僕と一緒だったり、BASE4期の仲間と一緒なら向き合えたりする。

 

みんなの話を聞いていると、そういう勇気づけの場にはなれたんじゃないかなー、と思います。

 

 

 

 

 

こないだ、あるお母さんの話を聞いてる時に、

 

「不登校の親の会」

 

の話が出てきました。

 

 

 

そこはもう不登校を乗り越えた親が集まる場だったそうです。

 

でも、自分は、子どもも、自分の心も、まだ不登校で悩む真っただ中にいる。

 

 

 

頭では、

 

「不登校を受け容れた方がいい」

 

って分かってても、どうしても、まだ、

 

「子どもを学校に行かせたい」

 

っていう気持ちがある。

 

 

 

不登校を乗り越えた親からすると、色々アドバイスしたくなるもんです。

 

「不登校でも大丈夫だよ!」

 

「不登校なんて気にしなくてもいいよ」

 

「無理やり学校に行かせるなんて、子どもがかわいそうだよ」

 

などなど。

 

 

 

どちらが悪いとかではないんですけど、少なくとも、そのお母さんは居心地の悪さや、とても辛い思いをしちゃった。

 

 

 

BASE1期の時からそうなんですけど、僕のところには、

 

「他のカウンセリングや、コーチング、そういう場で傷ついた人」

 

もやってきます。

 

 

 

僕がBASEで最も重要視していることは、

 

「相手の話をノージャッジで良い感じに聴けること」

 

です。

 

 

 

なんでかっていうと、

 

「悩みを乗り越えた人は、時に、悩んでいる人を傷つけることがあるから」

 

です。

 

 

 

不登校の親子も同じ構造です。

 

「学校に行けていた親」

 

が、

 

「学校に行けなくなった子ども」

 

に対して、やいのやいの言うてるわけですからね。

 

 

 

自分が乗り越えたとか、乗り越えていないとか関係なく、とにかく、相手の話を最後まで聴く。

 

相手の話を"最後まで"聴くのね。

 

これがめちゃくちゃ大事だと思うのです。

 

 

 

相手の話を聞いていると、自分の中にまだほんの少し残ってた、

 

「不登校を気にする気持ち」

 

みたいなのがあってさ。

 

 

 

もう乗り越えたはずなのに、まだ渦中にいる人の話を聞くと、なんかうずうずするものがある。

 

「こうするといいよ」

 

「それはダメだよ」

 

「そんなの気にすることないよ!」

 

って色々言いたくなっちゃう。

 

 

 

「ここで言わないと、この人も自分が感じたような辛い気持ちを味わってしまう」

 

なんて思いながら、色々と言っちゃう。

 

 

 

相手の気持ちを置き去りにして。。。

 

 

 

そんなの悲しいなー、って思うんです。

 

うちは、不登校を乗り越えてても、乗り越えていなくても、不登校になっていなくても、そんなの関係なく楽しくやれる場でありたいな、と思っています。

 

んで、そのキモが

 

「相手の話を最後まで聴く」

 

なんです。

 

 

 

色々、うずいてもね。

 

グッと堪えて、相手の話を聴かせてもらう。

 

 

 

親子関係でもそうやけど、

 

「自分に本音を話してくれる」

 

ってめちゃくちゃありがたいことよ。

 

 

 

その勇気と、その信頼には、感謝の気持ちを持って話を聴きたいじゃん。

 

だから、まずは

 

「話してくれてありがとう!」

 

って返したいわけですよ。

 

 

 

そんでもって、

 

「あぁ、話せて・・・話して良かった」

 

って思ってほしいわけですよ。

 

 

 

それが、親相手であっても、子ども相手であっても。

 

そうやって、相手の話を受け止めることを繰り返しながら、少しずつ信頼関係ができていく。

 

 

 

「不登校については、どう考えよ?」

 

なんていうのは、信頼関係ができてからの話です。

 

信頼関係の始まりは、

 

「相手の話を最後まで聴く」

 

やと思うんです。

 

 

 

BASEは、

 

「家庭を子どもにとっての『安全基地』にする」

 

んやけど、

 

「BASEを親にとっての『安全基地』にする」

 

っていうのもある。

 

 

 

そんな気持ちでやってるから、

 

「仕事や、家庭ではちょっと疲れちゃうんやけど、BASEには楽しいから安心して来れる」

 

って言ってくれたりするとすごく嬉しい。

 

 

 

「子どもにとっての『安全基地』」

 

が不足しがちな昨今ですが、

 

「親が安心できる場」

 

っていうのはもっと少ないんじゃないかな、って思う。

 

 

 

BASEがそういう場になれてたらいいなぁ、と思いつつ、BASE4期の最後のメルマガを送りました。

 

この6ヶ月、ほんとに楽しかったな、って思います。

 

 

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しばらく間を空けてから、BASE5期、やるので、そっちも楽しみにしててね。