ゲーセンの考え方 | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

昨日、家族でゲーセンに行ってきました。

 

レースゲームしたり、格闘ゲームしたり、色々と遊んでたんですが、UFOキャッチャーでこんなの取れました。

 

 

 

 

ポケモンの「ルギア」だそうです。
 
 
 
息子兄がポケモン好きなのと、取れそうやったから取りました。
 
だいたい2000円くらい。
 
もう1つ、ドラゴンボールのも取りたかったんですけど、そっちは2000円くらいかけても取れず。
 
 
 
UFOキャッチャーは、ギャンブル性のあるゲームやなぁ、と思います。
 
取れるか取れないか、ハラハラしながら、
 
「もう少しで取れるかも!」
 
でお金を投入し、
 
「ここまでお金をかけたし・・・」
 
でやめにくくなってます。
 
 
 
 
 
以前、UFOキャッチャーの種類に
 
「確率機」
 
ってのがあるのを知りました。
 
 
 
これは、
 
「ゲーム機にある金額を投入するまでは取れる確率はゼロで、その金額を超えたらゲーム機側がアシストしてくれて、取りやすくなる」
 
というものです。
 
 
 
ある金額までは、「取れる確率が0」だなんて、それって詐欺じゃないのか!?
 
って思ったんです。
 
 
 
でも、よくよく調べてみたら、中の景品はゲーセンが用意してるんですって。
 
ゲーム機自体は、ゲーム会社が作ってる。
 
 
 
だから、ゲーム機としての役割は、
 
「景品が取れるか取れないか」
 
じゃなくて、
 
「お金を投入して、取れるか取れないかの”ハラハラドキドキ”を楽しむゲーム」
 
ってことなんだよね。
 
 
 
もっと言えば、UFOキャッチャーとは、
 
「お金を投入すると、ボタンを押して、アームを操作するゲームだ」
 
ってことです。
 
 
 
お金は、「景品を取ること」に使われてるんじゃなくて、「ボタンを押して、アームを操作すること」に使われてるんです。
 
だから、お金を投入して、「ボタン押しても反応しない!」となったらマズイんですけど、景品が取れないのは、問題じゃないんですって。
 
(さすがに、景品を全く取れない、取れる確率はずっと0となったらなんか法律には引っかかりそうやけど、教えてエロい人)
 
 
 
 
以前、関わってた子でさ、UFOキャッチャーにハマってる子がいて、それなりに裕福なご家庭だったので、UFOキャッチャーに何千円とか投入するのね。
 
僕はこういう時にも、止めるどころか、
 
「どうやったら、上手く取れるのか?」
 
っていうのを一緒に考えます。
 
 
「UFOキャッチャー博士」みたいなので調べてみて、上に書いたような確率機の話とかも出てきたんです。
 
 
 
ほんで、彼にそのことを伝えてみたんです。
 
「確率機って、知ってる?」
 
って。
 
 
 
そしたら、彼はすぐにやめました笑笑
 
 
 
だってさ、UFOキャッチャーの定義は「お金入れてハラハラドキドキを楽しむ」なんやけど、プレイヤー側の心理として、
 
「あのぬいぐるみが欲しい!!!!」
 
なわけですよ。
 
 
 
だから、
 
「ここまでお金を突っ込んだし」
 
で引き下がれなくなり、
 
「もう少しで取れそう!」
 
でさらにお金を投入していくんです。
 
 
 
その心は、
 
「あのぬいぐるみが欲しい!!」
 
なはずなんです。
 
(もっと進むとハラハラドキドキを体験するためだけにお金を投入できるんやけど、それはまた別の話)
 
 
 
 
やから、彼は
 
「なんや、取れへんのか」
 
でアホらしなってやめたんです。
 
 
 
 
 
 
 
でな、この記事も、
 
「UFOキャッチャーにハマってる子をやめさせる方法」
 
ではないんすよ。
 
 
 
僕は調べたら「たまたま」確率機の話を見つけて、それを彼に伝えたら「たまたま」すんなりやめたんです。
 
僕は彼にやめさせたかったわけじゃなくて、もっと上手く取れたらえーなー、って思ってただけ。
 
 
 
そんだけです。
 
 
 
そのことよりも、
 
「自分は何にお金を使っているのか」
 
は知っていた方がいいと思うんですね。
 
 
 
景品を取るためなら、より少額で取れた方がいいよね。
 
だから、期待値の計算をするし、その計算をするためには確率の値が必要なんです。
 
 
 
でも、UFOキャッチャーの本質は、
 
「景品を取ること」
 
じゃなくて、
 
「取れるかどうかの瀬戸際を楽しむもの」
 
だったわけです。
 
 
 
であれば、UFOキャッチャーを楽しむ時には、
 
「よし、ドキドキハラハラを楽しむぞ」
 
って自覚しながら遊んだ方がいい。
 
 
 
もし、そのぬいぐるみが欲しいのなら、期待値を計算して、お店で買うよりは安く取れそうなら、UFOキャッチャー。
 
お店で買うより高くなるなら、お店で買う。
 
 
 
ってか、
 
「そもそも、これは欲しいのか?」
 
っていうのも考えたいよね。
 
 
 
 
そういうのを勘案した上で、遊ぶと思いっ切り遊べる。
 
さっきも書いたけど、子どもがハマった時には、
 
「やめさせるため」
 
にこういう問い掛けをするんじゃなくて、
 
「より楽しめるよう」
 
にこういう問い掛けをします。
 
 
 
子どもが楽しんでる姿を見たいからね。
 
 
 
 
 
 
ちなみに、息子に聞いたところ、今回の投入金額は、お店で買ったのとそんなに変わらんよ、ということでした。
 
であれば、UFOキャッチャーで遊べた分、得してるってことよね!笑