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今週の100円セールはなかなかの粒揃い。
「クワイエット・プレイス」「トレイン・ミッション」
「妻よ薔薇のように」の3本はかなりお薦め。
マーベルファンは大安定の「アントマン&ワスプ」、
シリーズファンには「フィフティ・シェイズ」シリーズの完結編も。
▼映画「海獣の子供」厳しく深い、海の如き愛情
公開中■映画:海獣の子供
五十嵐大介の人気コミックをSTUDIO4℃がアニメ化した
「海獣の子供」が7日より公開。
監督は「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」「恋は雨上がりのように」の渡辺歩。
音楽は久石譲。
声の出演は芦田愛菜、石橋陽彩、窪塚愛流、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹、富司純子。
主題歌は米津玄師「海の幽霊」。
五十嵐大介の原作コミックを連載当時から読んでいたいちファンとして
ここまで完璧に映像化されるとは思っていなかった。
脱帽と言っていいレベル。
上澄みのストーリー部分だけでなく、繊細にして荒々しさも含む
五十嵐氏の画風そのものを丸ごとアニメ化しようという気概に溢れ、
ストップモーションコミックとも言うべき新ジャンルを開拓した。
余計なキャラクターを足したり、シナリオを一部改変したりといった
下手な小細工は使わず、原作の持つメッセージを薄めも付け足しもせず、
いかに真っ直ぐ伝えることが出来るかにエネルギーが注がれている。
命を育む地球と、母性と父性を併せ持つ海の広大さと厳しさ、
そこで暮らす生き物達への讃歌を詰め込んだ「海獣の子供」は
全5巻で完結する比較的コンパクトな作品で、
描かれているものはとても漠然としている。
全体のテキスト量は多いのに、台詞のないコマのメッセージ性が強烈で
荒れ狂う台風や暗闇に浮かび上がる巨体などのカットを眺めていると
大自然への畏敬の念が自然と沸き上がってくる。
使い古された表現で言うならば「考えるな、感じろ」系の面白さで、
観客の裏をかくためのどんでん返しも無ければ
分かり易い感動のエピソードもない。
お世辞にもアニメ化に向いた作品とは言えないのだが、
他ならぬ五十嵐氏本人もそのことは自覚していたようで
パンフレットに記載されたインタビューでも
「自分ひとりが喰えればいいつもりで描いている」
(=大多数を狙っていない)と答えている。
スタジオ4℃は、この広大な世界を舞台に内へ内へと掘り下げる物語を
おそらく意図的に、何の補足もせずに映画化している。
決して悪い意味ではなく、娯楽作品として成立させるつもりが無い。
説明的な台詞は皆無で、「結局こういうことでした」とのまとめもない。
どころか、原作には多く登場するインタビュー等も豪快に省き、
ひとりの少女とふたりの少年の躍動する命を描き切ることで
あとは観客ひとりひとりの感性に委ねている。
相手を信頼しているからこその突き放し方、
今は分からなくても、いつか分かってくれればいいという懐の深さは親心にも通じる。
小さなお子さんが観たら映像の怖さに泣いてしまうかも知れない。
中学生にはまだ何が何やらさっぱりかも知れない。
高校生、20代、妻帯者と、年齢や性別によってそれぞれに感想があるだろう。
しかし本作は単に「怖かった」「訳が分からない」では終わらせないだけの
インパクトを記憶の奥深くに刻み込む。
「あの時は怖いとしか思わなかったけど、何故か気になるからもう一度観てみよう」と、
そう思った時に、あなたはきっと成長したのだと思う。
繰り返すが、意味を求めるタイプの物語ではないし
結末を知ってどうなる作品でもない。
身体に取り込んで、人生と共に時間をかけて熟成させていく物語なので
万人にはお薦めしない。
公開初日にしてキャパ100人ほどの小さなスクリーンを割り当てた
東宝の判断は正しい。
ヒットはしないであろうし、ハマらなかった人がネットで酷評を
書き散らす未来も想像がつくが、私は大満足だった。
公開中にもう一度劇場で観たい。
こういった作品こそ、日本発のアニメとして世界に問うてみて欲しい。
きっと国内よりも海外(特にフランスあたり)で高く評価されると思う。
映画「海獣の子供」は現在公開中。
▼「海獣の子供」と一緒に観たい傑作アニメ「アシュラ」
ジョージ秋山の傑作コミックの映画化。
平安時代末期、激しい飢饉により死屍累々の地獄絵図と化していた集落で
生まれ落ちた少年アシュラは、生き長らえるため「人喰い」を繰り返していた。
しかし、人を捨て獣として生きるアシュラの前に現れた
一人の法師との出会いを境に、アシュラはわずかな言葉と
人間らしい感情を抱き始める。
監督は「TIGER & BUNNY」のさとうけいいち。
脚本は「モノノ怪」「墓場鬼太郎」「青の祓魔師」の高橋郁子。
声優陣は、主人公のアシュラに野沢雅子、
アシュラに人の道を説く法師に北大路欣也、
アシュラがほのかな恋心を抱く若狭に林原めぐみ。
母が我が子を喰らわんとする過激な内容の第1話が様々な物議を醸し
回収騒ぎまで発展、神奈川県では有害図書認定も受けた。
だが、「アシュラ」が描こうとしているのはカニバリズムの恐ろしさではない。
特殊な性癖でも異常行動でもなく、ただ本能の赴くまま
命を繋ぐために命を喰らっているアシュラを誰が責められようか。
人は皆、自然界に生きる『命』を体内に取り込むことで
自らの命を長らえる、業の深い生き物なのである。
人の道を説く法師と、言葉やいたわりの心を教えてくれる
若狭との出会いを通じて徐々に人間らしくなってゆくアシュラは
「己が喰うためだけの殺し」を卒業し、
誰かの命を救うための「食料調達としての殺し」を学習する。
アシュラの首に1年分の米俵の報酬を掲げた途端、
血走った眼で狂ったように襲いかかる村人達は、人間と言えるのだろうか。
人肉を喰らう生き物が獣であるならば、
欲望と怒りに任せて人を殺めんとする人間とは一体。
本編はわずか75分。
2時間ダラダラと続けた挙げ句に大したことも言っていない映画が多い中、
ここまで無駄を削ぎ落とし、凝縮されたメッセージをぶつけてくる作品も珍しい。
アニメ好きならば必見の名作だ。
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