▼今週発売の新作ダイジェスト
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05月21日発売■雑誌：Nintendo DREAM 2019年 07 月号
「UNDERTALE」「DELTARUNE」の楽曲を収録したCDが付属。
05月21日発売■ETC：【正規輸入品】Oculus Quest 128GB／64GB／Rift S
05月22日発売■Blu-ray+DVD：アリー/スター誕生
05月22日発売■Blu-ray：東宝Blu-ray名作セレクション 一覧
05月22日発売■Blu-ray：TVアニメ「どろろ」Blu-ray BOX 上巻
05月24日発売■Blu-ray：機動戦士ガンダムNT 特装限定版／ミニ色紙付き
▼Kindleセールまとめ
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05月23日終了■Kindle：進撃の90年代小説フェア（対象：96冊）
05月23日終了■Kindle：春の名作文芸書まつり（対象：2015冊）
05月23日終了■Kindle：講談社文庫・翻訳ミステリーフェア（対象：41冊）
05月31日終了■Kindle：思い立ったらすぐ旅立てる 鉄道旅行フェア（対象：76冊）
▼映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」長澤まさみ七変化を満喫する
05月17日公開■映画：コンフィデンスマンＪＰ ロマンス編
人気脚本家・古沢良太のオリジナル脚本による人気ドラマの映画化。
華麗な騙しのテクニックを駆使する信用詐欺師ダー子、ボクちゃん、リチャードの
お馴染みの3人が香港で仕掛けたかつてない大規模な詐欺計画を描く。
長澤まさみ、東出昌大、小日向文世の3人はもちろん続投。
共演には小手伸也、前田敦子、竹内結子、三浦春馬、江口洋介など。
監督はドラマ版に引き続き田中亮。
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【紹介記事】映画「エイプリルフールズ」色んな嘘、取り揃えました。
2007年公開の「キサラギ」を初めて見た時の衝撃は今でも忘れられない。
当BLOGでもしつこいぐらいにお薦めしていたので
初期からお読み下さっている方の中にはご記憶の方もいるかも知れない。
ポスト三谷幸喜の最有力は間違いなくこの人だと確信してからの12年間、
古沢良太は「リーガル・ハイ」「ALWAYS 三丁目の夕日」「探偵はBARにいる」
「鈴木先生」「エイプリル・フールズ」などなど次々とヒット作を生み出してきた。
「キサラギ」では密室劇を、「探偵はBARにいる」ではミステリーを、
「エイプリル・フールズ」ではグランドホテル形式のドラマをと
三谷幸喜の後を追うように三谷の代表作と似たモチーフを使って
良作を書いてきた古沢だったが、「コンフィデンスマンJP」は
3人のキャラクターが織り成す微妙な人間関係から
毎回あっと驚かされるネタバラしまで古沢の決定打と言えるほど良く出来たドラマだった。
しかし、評価の高さとは裏腹に数字は振るわず、最高視聴率は9.5%、
全話平均視聴率は8.88%と月9としては合格点とは言い辛い結果に終わった。
それだけに、最終回で映画化の特報が流れたときには
「これも含めての詐欺なのでは」と疑ったほどだ。
しかしその後計画は順調に進み、映画は見事に完成し、公開初週で4億を稼ぐ大ヒット。
これにはダー子（長澤まさみ）も笑いが止まらないことだろう。
公開直前の18日にスペシャルドラマ「運勢編」を、
深夜帯では五十嵐役でブレイクした小手伸也と瀧川英次をメインにした
スピンオフ「コンフィデンスマンIG」が5夜連続で放送された。
「コンフィデンスマンIG」は「古畑任三郎」の放送当時に
深夜枠で「巡査・今泉慎太郎」を放送していたのに近く
短編ながら遊び心に富んでいて楽しかった。
さて、この劇場版。
上々の出来である。
ドラマの設定を引き継いではいるものの、詐欺師の話だとさえ分かっていれば
1話も見ていなくても映画単体で楽しめるように作られているし
ドラマから映画に格上げされた際に定番の海外ロケにもちゃんと意味がある。
制作費が増えたから海外以上の意味を見つけられないアレやコレとは違い、
少額の詐欺に飽き飽きしていたダー子が、もっとガッポリ稼げる
カモを探して辿り着いたのが香港の女帝だったという明快な理由付けがあるのだ。
スケールの大きさに引っ張られて肝心の仕掛けが若干分かり易かったようにも感じられるが
私がドラマ版を好きすぎてパターンを読めてしまったのも原因であろうし
映画単体で観た方ならかなり驚かれたのではないか。
誰が本当の敵で誰が本当の味方なのか。
自分の身に危険が及ぶ時は躊躇なく切るのが詐欺師の世界だと
頭に叩き込まれている3人が、時に本心をチラ見せしながら
計画を遂行してゆくチームワークの鮮やかさは相変わらずお見事。
ドラマ版からのファンとして見逃せないのが
この物語の世界がドラマと映画でちゃんと地続きになっていること。
本作のボスは、ドラマ版の1話「ゴッドファーザー編」に登場した
赤星栄介（江口洋介）だし、赤星がサポートするグループには
9話「スポーツ編」に登場したIT企業の社長・桂公彦（小池徹平）と
その横には元日本代表候補の半原敦（和田聰宏）の姿も見える。
赤星が狙うお宝を鑑定するのは3話「美術商編」に登場した
美術評論家の城ケ崎善三（石黒賢）。
プールでリチャードに甘えているのは7話「家族編」の矢島理花（佐津川愛美）だし、
冒頭に登場してボクちゃんに忠告するのは
同じく「家族編」の祐弥（岡田義徳）と弥栄（桜井ユキ）。
テレビで叫んでいるのは最終話「コンフィデンスマン編」の鉢巻秀男（佐藤隆太）と
予備知識がなければただのカメオ出演の端役だが、ドラマからのファンが見ると
「あ、こんなところにあの時の人が」という発見がいくつもある。
きっと探せば他にもいるのだろうが、初見で私が気付いたのはそれぐらいだった。
チョイ役の小栗旬は「キサラギ」の主演繋がりでの出演だろうか。義理堅いな。
本作の長澤まさみは、「おばさんじゃねーか」と野次が飛んでも
睨み返す肝の座ったコメディエンヌとして圧倒的な存在感があり
サンドラ・ブロックやアン・ハサウェイらが競演した「オーシャンズ8」に
負けずとも劣らない大活躍を見せてくれる。
映画版のゲストである竹内結子と三浦春馬も見事に撹乱してくれて
物語は中盤まで大渋滞を起こすが、ネタバラしに入ってからは
まるで霧が晴れるように全ての謎が明らかになって爽快感がハンパない。
これは是非ともシリーズ化して欲しい。
ドラマ未見でも文句なしに楽しめるし、ドラマファンなら劇場で観て損なし。
映画「コンフィデンスマンJP ロマンス編」は現在公開中。
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