▼今週発売の新作ダイジェスト
03月31日発売■CD：「葡萄 限定盤B / サザンオールスターズ」
03月31日発売■CD：「葡萄 通常盤 / サザンオールスターズ」
04月02日発売■3DS：「Newニンテンドー3DS専用 ゼノブレイド Special Sound Track 付き」
04月02日発売■3DS：「Newニンテンドー3DS専用 ゼノブレイド サントラ&クリアファイル付き」
04月02日配信■3DS：「Newニンテンドー3DS専用 ゼノブレイド [オンラインコード]」（3.6GB）
04月02日発売■WiU：「ロデア・ザ・スカイソルジャー 初回特典「天空の騎士ロデア」付き」
04月02日発売■3DS：「ロデア・ザ・スカイソルジャー」
04月02日発売■3DS：「逆転裁判123 成歩堂セレクション Best Price!
サウンドトラックCD『逆転裁判 名曲セレクション』同梱」
04月02日発売■PS3：「第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇 初回特典付き」
04月02日発売■PSV：「第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇 初回特典付き」
▼色んな嘘、取り揃えました。映画「エイプリルフールズ」
日付も変わって本日4月1日はエイプリルフール。
時間をかけてネタを仕込んできたサイトが一斉に嘘ページをオープンし
GIGAZINEが必死になってサイトのまとめを作成する日である。
そんな四月バカに合わせて公開されるのが「エイプリルフールズ」。
2007年公開の「キサラギ」で映画界から大注目され、
その後も「ALWAYS 三丁目の夕日」「相棒」「探偵はBARにいる」
「鈴木先生」「リーガルハイ」「デート ～恋とはどんなものかしら～」と、
次々に映画やドラマでヒットを飛ばす古沢良太が脚本を手掛けた最新作。
06月17日発売■Blu-ray：「デート～恋とはどんなものかしら～ Blu-ray BOX」
エイプリルフールに吐いたいくつかの嘘と、それにまつわる27人もの登場人物達が
ある時はサスペンスフルに、ある時は人情ドラマに、
ある時は腐女子大絶叫のシチュエーションドラマを展開する群像コメディ。
プロモーションでは戸田恵梨香と松坂桃李がメインとして活躍しているが
その他のキャストにもそれぞれに見せ場が用意されている。
監督は「リーガルハイ」「デート ～恋とはどんなものかしら～」と
古沢脚本のドラマで演出を務めてきた石川淳一で、今作が映画初監督作品となる。
豪華キャストを大まかに分けるとこんなところだろうか。
＜ひとりの妊婦とセックス依存症の男のエピソード＞
戸田恵梨香、松坂桃李、
ユースケ・サンタマリア、小澤征悦、菜々緒、戸次重幸、宍戸美和公、大和田伸也
＜誘拐事件とダメ親父のエピソード＞
寺島進、高橋努、浜辺美波、山口紗弥加、千葉真一
＜富豪の夫妻とタクシー運転手のエピソード＞
滝藤賢一、富司純子、里見浩太朗、木南晴夏、古田新太
＜詐欺事件と警官のエピソード＞
高嶋政伸、りりィ、岡田将生
＜宇宙との交信を試みる学生のエピソード＞
浦上晟周
＜暇そうな大学生二人のエピソード＞
窪田正孝、矢野聖人
＜リーガルハイからのカメオ出演組＞
生瀬勝久、小池栄子
発売中■Blu-ray：「キサラギ プレミアム・エディション」
古沢が映画でオリジナル脚本を手掛けるのは「キサラギ」以来だそうで、
しかも盟友・石川監督の映画デビュー作となればさぞかし力が入ったろう。
「キサラギ」では5人の男達を密室に閉じ込めてストーリーを展開したが、
今回は舞台を密室から街にまで拡大し、登場人物も大幅増量。
ペース配分も考えつつ巧みに大所帯をコントロールし、
全てのエピソードがどこかしらで繋がっている
秀逸なストーリー運びが最大の魅力。
日本では三谷幸喜が十八番としてきたグランドホテル形式のドラマ。
五十路を超えてやや衰えが見え始めた三谷と入れ替わるように
古沢が決定打を出してきたように思える。
キャストも若々しく、本にスピード感があり、会話のテンポも軽妙。
（それはそれで別の魅力もあるにせよ）老成した三谷より圧倒的に鮮度が高い。
思えば三谷も密室で展開する会話劇「12人の優しい日本人」から
架空の街で起こる事件を描いた「マジックアワー」にまで拡大していったわけで
古沢の「キサラギ」→「エイプリルフールズ」の流れは至極まっとうなのだ。
三谷を引き合いに出しておいてなんだが、
本作で古沢が目指したのは『打倒・三谷幸喜』ではなく
『和製ゲイリー・マーシャル」なのかも知れない。
確かにくすりとさせる会話もあるものの、本作の根底に流れているのは
大らかな人間愛であり、ゲイリー・マーシャルの「バレンタインデー」や
「ニューイヤーズ・イブ」に通じるものがある。
「リーガル・ハイ」の堺雅人ほど突き抜けたキャラクターを用意しなかったのも
ひとりの大スターが牽引する物語ではなく、大勢で少しずつ物語を動かす
バランスの良い群衆劇を目指したからではないか。
そういう意味で「リーガル・ハイ」のようにキレのあるキャラが
どっさり登場する映画だと思って観ると、少なからず肩透かしを喰らうだろう。
私的に今回印象に残った人物は、これまでのイメージを覆す松坂桃李と、
映画初出演の「白ゆき姫殺人事件」から瞬く間に演技が上達し
今やどこに居ても抜群の存在感を見せる七緒、
強面な善人を演じさせれば天下一品の寺島進あたりだろうか。
窪田正孝と矢野聖人の二人は、日本に棲息する全腐女子の皆様方が
卒倒してしまいそうなシーンにも果敢に挑戦しているので
その筋のコミックやゲームに目のない女性は見逃さないように。
メジャー性の高い演出がされていても、
笑いのベースは「リーガルハイ」ではなく「キサラギ」寄り。
古美門研介（堺雅人）のようなキャラクターの登場を期待しなければ
ちょっとやり過ぎなラストも含めて笑って許せてしまうはずだ。
映画「エイプリルフールズ」は本日より公開。
水曜公開だが嘘じゃない。
発売中■Blu-ray：「リーガルハイ・スペシャル 2」
発売中■Blu-ray：「リーガルハイ 2ndシーズン 完全版 Blu-ray BOX」
発売中■Blu-ray：「リーガル・ハイ Blu-ray BOX」
泣く子も黙る面白さ。
古沢脚本が光る傑作ドラマ。
06月17日発売■Blu-ray：「デート～恋とはどんなものかしら～ Blu-ray BOX」
先日終了したばかりの古沢脚本最新ドラマ。
視聴率こそ今ひとつ振るわなかったものの
ドラマファンからは絶賛が相次いだ恋愛劇。6月にBlu-ray化が決定。
発売中■Blu-ray：「キサラギ プレミアム・エディション」
【紹介記事】密室劇の新たなる達人現る。映画「キサラギ」
2005年に観た「サマータイムマシンブルース」以来に
胸が躍った作品として紹介したのが「キサラギ」だった。
ワンシチュエーションドラマが好きだと言う古沢が
時間をかけて練り込んだ脚本は文句無しの面白さで、
この作品の評価が後の「リーガルハイ」や「エイプリルフールズ」に
繋がっているのは間違いない。
如月ミキの死の真相に迫るミステリーを縦糸に、
芸達者達が繰り広げる小気味良い会話の応酬を横糸に織り上げられた密室劇は、
隠された真実がマトリョーシュカのように出て来る抜群の構成力。
さらに、追悼会の幹事である家元を演じた小栗旬以下、
5人のキャストが、まるで当て書きでもされたかのように
役にぴったりハマっているのも驚いた。
いわゆる「オタク」な人々が抱く突き抜けたファン心理を
これほど上手く映画に落とし込んだ作品は過去に無かったように思う。
もしまだ観たことがない方がいらっしゃるなら絶対に観ておきたい作品。
04月01日発売■Blu-ray：「オリエント急行殺人事件 ブルーレイBOX」
フジテレビ系列で2夜連続で放送された
三谷幸喜脚本によるドラマ「オリエント急行殺人事件」が本日リリース。
アガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」の舞台を
日本に置き換えた翻案作品で、第一夜では原作に沿ったストーリーを、
第二夜は犯人が犯行に至るまでの物語を描くという変わった趣向で構成されている。
三谷テイストが発揮されているのは二夜なのだろうが
どんなシチュエーションでもくすぐらずにはいられない三谷幸喜の癖を
どう受け取るかで評価が変わってきそう。
発売中■DVD：「THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション」
発売中■Blu-ray：「ザ・マジックアワー」
発売中■Blu-ray：「ステキな金縛り スタンダード・エディション」