*本記事は昨年8月の過去ログをテレビ放送に合わせて修正したものです。
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▼映画「カメラを止めるな」技ありなれど傑作ではない
インディーズで活躍してきた上田慎一郎監督の
記念すべき長編デビュー作が本日(2019年3月8日)地上波で初放送された。
劇場公開時はちょうど夏休み興行の真っ直中で
目玉作品が相次いで公開されていたが、本作は先週末3日だけで7,090万円を稼ぎ出し、
劇場は全回満員が続出、累計興収は31.2億円に達する特大ヒットとなった。
制作費は300万円と言われているので、関係者は笑いが止まらないことだろう。
【関連記事】「カメラを止めるな」の盗作疑惑について(追記あり)
その後、原作とも言える舞台が権利侵害を主張し
今後の展開は全て連名にて行うとの発表がされた。
あまりの熱狂ぶりを見て期待が膨れ上がり過ぎていたこともあるだろうし、
もともと天の邪鬼な性格もあるのだろうと自覚した上で敢えて書くなら
「ストーリーには技ありの面白さがあるし、
これを本当に300万で作ったのであれば、
”枯れた技術の水平思考”(@横井軍平)的なひらめきに感心もする。
が、あくまでも技ありであって、革新的なわけではない。
現在の熱狂ぶりはやや過大評価ではないか。」
が私の結論であった。
おそらく今後、私のような天の邪鬼が疑問符を投げかけ、
肩透かしと感じた観客やテレビ放送を見た視聴者から
揺り返しの評価も出てくるだろう。
そこそこ良く出来ているのは間違いないが
ネット上での異様なまでの盛り上がりが、
本作のハードルを無駄に高くしているように思う。
「パラノーマル・アクティビティ」(制作費135万円)や
「ブレアウィッチ・プロジェクト」(制作費600万円)など
ホラー映画はもともと低予算に優しいジャンルとして知られていて
ハリウッドではメジャーの登竜門とも言われているジャンル。
高度な技術や高価な機材、大量の人員を必要とせず
発想の転換さえ上手くいけば観客に恐怖や驚きを与えることが可能だ。
一時期大ブームになったPOVも、カメラマンを用意せず
「出演者がハンディで撮影している」シチュエーションを用意することで生まれた
低予算を逆手にとった発想の賜物であった。
「カメラを止めるな」も、POVで撮った37分間にも及ぶ
短編ゾンビ映画「ONE CUT OF THE DEAD」を冒頭で一気に流す。
明らかに途中でカメラマンがバトンタッチしていたり
出演者がアドリブで引っ張ったりと急ごしらえであることが丸分かりで、
ステージ裏を覗かなくても何が起こっていたのか大体の察しがつく。
本編終了後、今度は舞台裏で何が起こっていたかを解説する
裏話エピソードへと話が移ってゆく。
出演者の関係や性格、生い立ちなどを織り交ぜながら
最終的に恐怖ゼロ、笑いアリの家族映画としてまとめ上げた手腕は相当なモノ。
ただし、冒頭でも書いたように本作はそれほど革新的なわけではない。
ゾンビ映画の製作現場のドタバタを追った作品と言えば
真っ先に沖田修一監督の「キツツキと雨」が浮かぶし、
微エロとグロを笑いに持っていくのは井口昇監督の十八番である。
(本作のポスターは完全に井口テイスト)
そして何より、生放送の緊張感とドタバタから生まれる笑いを描いた映画と言えば
三谷幸喜が初監督を務めた「ラヂオの時間」が存在しているではないか。
三谷が主宰を務める東京サンシャインボーイズの
「ショウ・マスト・ゴー・オン 幕を降ろすな」も、
生の舞台のドタバタを描いたコメディだった。
「カメラを止めるな」は、初期の三谷幸喜のファン(としか考えられない)の監督が
「ラヂオの時間」のようなコメディを撮りたいと思いついたが、
制作費がないので低予算でも可能なPOVホラーにジャンルを移して
三谷イズムをそこに移植した作品、ということになる。
アレンジの上手さという意味で技ありだとは思うが、
『映画の新たな可能性』などという言葉で持ち上げるのは違うと思う。
本作の面白さは、過去の名作を下敷きにしたアレンジの上手さであり革新性ではない。
中野量太監督がインディーズで撮った「チチを撮りに」をベースにして
メジャーで「湯を沸かすほどの熱い愛」を撮ったように、
上田慎一郎監督も近い将来、本作をベースにして
キャストだけをメジャー俳優に置き換えたコメディを撮るだろう。
そこまではもう見えた。真価が問われるのはその次である。
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