「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」ジジィの期待を裏切らない懐かしいアツさ | 忍之閻魔帳

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ゲームと映画が好きなジジィの雑記帳(不定期)

本日のメインディッシュは「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」

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▼「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」ジジィの期待を裏切らない懐かしいアツさ

 

 

観たい観たいと思いながらなかなか時間が取れず後回しになっていた

「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」をようやく観ることが出来た。

言わずと知れた永井豪原作の大ヒットTVアニメであり、

現在も愛され続けているロボットアニメの金字塔が劇場用アニメで復活。

監督には「ONE PIECE ワンピース 珍獣島のチョッパー王国」の志水淳児を起用し

清く正しく、とびきりアツい70年代東映アニメーションのノリを見事に蘇られた。

主題歌はもちろん水木一郎。

声優陣は刷新されたものの石丸博也、松島みのりもしっかりゲスト出演している。

 

 

超合金で遊びながら必殺技を絶叫していたリアルタイム世代の私としては

言いたいことは山ほどあるが、ジジィの方だけを向いて商売をするわけにもいくまい。

細か過ぎるこだわりで年寄りの涙腺を刺激しつつ

「スパロボ」からマジンガーを知った世代にもサービスした

本作の作りを全面的に支持する。

 

・ちゃんと名前を叫びながら必殺技を出す(私的にはコレが一番重要)

・加齢分の変化はあれどキャラの性格はあまり変わっていない

・ボスや三博士など、コミカルなサイドキャラもビジュアルはそのまま

・研究所のバリア設置やジェットスクランダーなど効果音も当時と同じものを使用

 

などなど、「ここを変えられては困る」と考える生命線は守られており

マジンガーの必殺技に至っては、ほぼ全て披露するサービスぶり。

ブレストファイアー、光子力ビーム、ロケットパンチあたりが出れば

充分だろうと思っていたが、大車輪ロケットパンチや冷凍光線、

サザンクロスナイフまで出るとは思ってもいなかった。

ボディにくびれが出来ていたことはやや驚いたものの、

Zのフォルムと戦闘シーンに関しては100点である。

 

  

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設定はテレビアニメ版「マジンガーZ」をベースに

「グレートマジンガー」をミックスしたような作りになっていて

グレートマジンガーに登場する剣鉄也と炎ジュンのやり取りが思いの外多い。

二人の展開は「宇宙戦艦ヤマト 完結編」の古代と森雪のよう、と書くとややネタバレか。

立場は変われど、弓さやかや弓教授、甲児の弟であるシローやボスも皆元気そうで何より。

敵側もドクターヘルを筆頭にあしゅら男爵やブロッケン伯爵が登場、

私の好きなピグマン子爵やゴーゴン大公は出て来なかったが

全員集合させると尺が2時間ではとても足るまいし、仕方がない。

 

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ここからは熱烈なファンからの欲張りな意見として小さな不満をふたつほど。

 

ひとつめは、女性陣(女性が搭乗するロボット)の扱いが低いこと。

ビューナスAがほんの少し出てはくるものの、

「マジンガーZ」なのだからやはり女房役としてさやかのロボットは必須だろう。

アフロダイAかダイアナンAのどちらかに活躍の場が欲しかった。

例え出撃後3分で撤退を余儀なくされたとしても、

それでこそアフロダイAなのだから。

アフロダイAの足音「カペアカペアカペア・・」をもう一度劇場で聞きたかった。

 

ふたつめは、機械獣の扱いが雑なこと。

スケールを大きくするために物量作戦になるのは仕方ない面もあるのだろうが

目立っているのはオリジナル版のオープニングから登場し続けている

ガラダK7とダブラスM2にばかりで、他の機械獣が蔑ろ過ぎる。

私的に「マジンガーZ」の魅力はバラエティ豊かな機械獣の性能や

フォルムだったりするので、もう少しその辺も考慮して欲しかった。

 

あしゅら男爵役の宮迫博之が全く邪魔になっていなかったのは嬉しかったし

重箱の隅を突くような真似さえしなければ、

往年のロボットアニメ好きも充分楽しむことが出来る。

「アオイホノオ」の焔モユルを見て

「なんということだ。まるで●●前の俺じゃないか」と思ってしまった世代ならば

必ずや上映中に劇場で観ておくこと。

 

「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」は現在上映中。

 

余談。

挿入歌も含めて名曲の多い「マジンガーZ」なのだから

エンディングも名曲群の中から選んで欲しかった。

吉川晃司は「チョコモナカジャンボ」のCMソングで絶叫していた逸材であり

「Zのテーマ」でも「ぼくらのマジンガーZ」でもこなせたはず。

うーん、惜しい。