そこに居ると思うだけで。映画「僕のワンダフル・ライフ」 | 忍之閻魔帳

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▼今週発売の新作ダイジェスト


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09月27日発売■Blu-ray:「ハイスクールミステリー学園七不思議 サントラCD付きBOX」
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▼そこに居ると思うだけで。映画「僕のワンダフル・ライフ」



この世で最も人間を愛する生き物、それは犬である。
全身全霊をかけて「あなたが好きだ」とアピールする彼らは
抱え切れないほどの幸福を飼い主に与え、虹の橋に渡る時に全てを持ち去る。
いや、持ち去るのではない。私達が見失ってしまうのだ。
幸せな時間が長いほど、パートナーを失った喪失感は計り知れないほど大きい。
しかし、泣いてばかりいる私達を救ってくれるのもまた、
彼らと過ごした日々の記憶である。
気がつけば、楽しかった想い出しか浮かばない。
最後の最後まで、何と親孝行なことだろう。
こうして私の家には、私が生まれてから現在に至るまで
一度も途切れることなく犬が居る。

29日より公開の映画「僕のワンダフル・ライフ」は、
愛しい飼い主に再び逢う為に何度も転生を繰り返す犬の物語。
作家のW・ブルース・キャメロンが
愛犬との別れにヒントを得て紡いだ感動のドラマである。
生まれ変わる度に犬種もバラバラだが、飼い主との記憶を頼りに
懐かしの我が家を目指す、変形のロードムービーにもなっている。
監督は「マダム・マロリーと魔法のスパイス」のラッセ・ハルストレム。
犬を愛する作家と「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」
「HACHI 約束の犬」など犬の登場する作品を何本も撮ってきた
名匠とのコンビによって、犬に限らず全てのペットと暮らす飼い主が
ほんの少し救われる(報われる)良作が誕生した。

愛犬家であれば、「犬の十戒」や「虹の橋」といった
作者不詳の詩をご存知の方も多いことと思う。
これらの詩のおかげで、ペットロスから救われた飼い主も多いのではないか。
かく言う私も、これまで葬ってきた犬達は1匹のもれなく虹の橋で遊んでいて、
いつか私が会いに行けば尻尾を振って迎えてくれると信じている。
この映画は、虹の橋の概念とはまた違う角度から紡がれた救いの物語。

この世を去った愛犬は前世の記憶を持ったまま転生していて、
あなたに再び会う為にこの世界のどこかで大冒険をしている。

そう考えると、なんだか身の回りの景色が違って見える気がする。
店の前で大人しく待っているラブラドールや
自転車カゴの中で二本立ちをして颯爽と風を切るチワワが
もしかしたらあの子の生まれ変わりなのかも知れないと思うだけで
心が軽くなる人も多いはず。
まぁ、見知らぬ人が涙目で犬を見つめていると
あちらの飼い主としては薄気味悪いだろうが。

生まれ変わった先での話がオムニバスドラマのように複数存在するのだが
エピソードによって随分とボリュームに差があり、
サブストーリーの中でも順位付けがはっきりし過ぎているのが惜しい。
もう少しまんべんなく丁寧に描いて欲しかった。
犬と暮らしたこともある方なら目を細めてしまうシーンが目白押し。
ちょっと出来過ぎなところはあるが、
まぁこれはそういうお話なので野暮は言わない。

映画「僕のワンダフル・ライフ」は9月29日より公開。



▼2017年9月5週公開の新作


発売中■Kindle/Book:「ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち」
発売中■Comic:「亜人 亜人研究所襲撃事件」
09月29日公開■Ticket:「僕のワンダフル・ライフ」

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*Amazon取り扱いのムビチケは全てEメールタイプ。
 現物のチケットが郵送されるのではなく
 発券に必要なシリアルナンバーがEメールに送られてくるのでお間違えのないように。



▼Kindleセール情報まとめ


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値引きではなくポイント還元ではあるが、
1万冊以上を対象とした講談社の大規模セールが1週間限定で開催。



▼斉藤由貴、「風街であひませう 2017」は予定通り出演


09月27日発売■Book:「レコード・コレクターズ 2017年 10月号」
09月27日発売■CD:「デラシネ deracine / クミコ with 風街レビュー」

CMは全社降板、NHK教育の番組、音楽ドキュメンタリー、
来年度の大河ドラマ、来年公開の「パディントン2」の吹き替えまで
ものの見事に全ての仕事から降板してしまった斉藤由貴
(辞退の申し入れとの報道もあるが、まぁまずクビだろう)だが、
何と、10月6日・7日・8日の3日間開催される
松本隆・作詞活動47周年記念スペシャル・プロジェクト
「風街であひませう2017」の出演は予定通りとの発表があった。

松本隆の人脈をもってすれば、どれだけ直前であったとしても
一人分空いた枠を埋めることなど容易いことだったはず。
となれば、今回の出演は松本隆の意志によるものであると私は思っている。
斉藤は初日の南佳孝、最終日の太田裕美に挟まれた
2日目のレジェンドゲストで、言わば目玉である。
同日の他の出演者の顔ぶれを見ても、手嶌葵、藤井隆、畠山美由紀、
ハナレグミ、堀込泰行と最高の布陣になっており、
予定演目も「風の谷のナウシカ」「キャンディ」
「罌粟」(畠山美由紀の名曲中の名曲)「絶望グッドバイ」などなど
私的には「風街レジェンド」にも匹敵するセットリスト。
これらの中に、おそらく斉藤が歌唱するであろう「情熱」「初恋」の名前もあり、
業火に身を焼かれる中での「情熱、情熱、愛が燃えてる」は
半端ない説得力を持ちそう。

ちなみに、明日はクミコ with 風街レビュー名義での
アルバム「デラシネ」が発売。
当初は2017年初頭の予定だったはずだが、えらくズレ込んで秋の発売。
先行リリースされている秦基博、つんく♂、ハナレグミが作曲した
3曲を含む全10曲入り。
松本隆と初顔合わせになるアーティストばかりを揃えたそうで
七尾旅人、吉澤嘉代子、横山剣、村松崇継、亀田誠治、菊地成孔らが参加。
全曲のプロデュースを冨田ラボが手掛けているのも聴きどころ。