第88回アカデミー賞、作品賞は「スポットライト 世紀のスクープ」 | 忍之閻魔帳

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スポットライト 世紀のスクープ オスカー作品賞


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前作は相当遊ばせていただいたので今回も購入予定。


出荷完了■PSV:「PlayStation Vita TV Value Pack」
出荷完了■PSV:「PlayStation Vita TV」

ちなみに、2月末日をもって「PlayStation Vita TV」が出荷完了になるとのこと。
2013年11月の発売から約2年3カ月、PlayStation4が世界的大成功を収め
日本市場では携帯版のVita本体が人気のため、
Vita TVの入る余地がなくなってしまったのも一因と思われる。
対応ソフトの分かり辛さなど、発売元のソニーからして
あまり売る気はなかったようなので思ったより長くもったというべきか。
そういえば我が家にも埃を被ったのがあるな。
わざわざVita TV用にメモリーも買い足したのだが、
さほど活躍することなくその短い一生を終えてしまった。



▼第88回アカデミー賞、結果発表

世界中の映画ファンが注目する第88回アカデミー賞の結果が出揃った。
作品賞の枠が減らされた(昨年まで10本→今年かあら8本に)り、
黒人のノミネートがなかったことへの反発が起こったりと
波乱もあったもののやはりオスカーは特別。
それでは、遅まきながら当BLOGも結果を追っていこう。



<作品賞>

・「ブリッジ・オブ・スパイ」
・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
・「オデッセイ」
・「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
・「BROOKLYN」
・「レヴェナント:蘇えりし者」
・「ルーム」
・「スポットライト 世紀のスクープ」

復活祭と呼ぶに相応しい盛り上がりを見せた「マッドマックス」や
賞レースの常連であるスピルバーグxトム・ハンクスの「ブリッジ・オブ・スパイ」、
現在の金融事情を反映させた「マネー・ショート 華麗なる大逆転」、
ポジティブSFという新しい可能性を切り拓いた「オデッセイ」など
いずれ劣らぬ良作が揃った作品賞は
「スポットライト 世紀のスクープ」が獲得した。



「カールじいさんの空飛ぶ家」の原案や「ミリオンダラー・アーム」の脚本を
手掛ける傍ら、「扉をたたく人」など監督業も務める
トーマス・マッカーシーの最新作。
カトリック教会に起こっている真実を暴き出した衝撃の実話。
出演は、昨年「バードマン」でオスカーを逃したマイケル・キートン、
マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムス、スタンリー・トゥッチなど
ひと癖ある実力派が顔を揃えている。
「ダウト」「トガニ」が頭をよぎる社会派の作品だ。
多くの日本人が洋画に求める娯楽性とはやや離れているので
作品賞=ヒットの法則が崩れてしまった近年の流れにはまってしまいそう。
日本は4月15日より公開。



【主演男優賞】


04月22日公開■TICKET:「レヴェナント:蘇えりし者(ムビチケEメール送付タイプ)」

・マット・デイモン  「オデッセイ」
・レオナルド・ディカプリオ「レヴェナント:蘇えりし者」
・マイケル・ファスベンダー「スティーブ・ジョブズ」
・エディ・レッドメイン「リリーのすべて」
・ブライアン・クランストン「TRUMBO」

大ヒット作品をいくつも出しながら未だ無冠のままだった
レオナルド・ディカプリオが念願の初受賞。
穫らせるべくで組んできたであろうマーティン・スコセッシの作品ではなく
初タッグとなったアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作での受賞となった。
日本公開は4月22日。



「バードマン」で昨年のオスカー作品賞を獲得したイニャリトゥは、
「21g」で世界にその名を知らしめてから早13年が経ったが
2010年の「BIUTIFUL ビューティフル」以降はオスカーの常連であり
昨年の「バードマン」に続き本作でも監督賞を受賞。
2年連続受賞はオスカーの歴史の中でも65年振りで、史上3人目の快挙となった。
いや、めでたい。
めでたいのでこの機会に私が何度も推している「愛する人」もご覧いただきたい。
イニャリトゥは製作だが、らしさが満載の涙なくしては見られない1本。



<主演女優賞>

・ケイト・ブランシェット「キャロル」
・ブリー・ラーソン「ルーム」
・シャーロット・ランプリング「さざなみ」
・ジェニファー・ローレンス「JOY」
・シアーシャ・ローナン  「BROOKLYN」

円熟味のあるケイト・ブランシェット、
若々しさで勝負のシアーシャ・ローナンを下して
オスカー像を手に入れたのは「ルーム」のブリー・ラーソン。
当BLOGでも取り上げた「ショート・ターム」で注目を集め
続く本作でオスカー獲得とまさにトントン拍子の大出世。
日本公開は4月8日。



「ルーム」は、2014年公開作品で私が熱烈プッシュしていた
「FRANK -フランク-」のレニー・アブラハムソン監督によるサスペンス。
人が生きている限り決して避けることのできない
『コミュニケーション』というものについて描き続ける
アブラハムソンはいつも不器用な人間に優しい。

かつてプッシュしていたイニャリトゥやデル・トロが
今やすっかりオスカーの中枢を担う存在になったように
アブラハムソンもいずれ作品賞、監督賞を穫るはず。
今年は受賞は逃したが、次回作以降も要注目の監督だ。



<助演男優賞>

・クリスチャン・ベイル「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
・トム・ハーディ「レヴェナント:蘇えりし者」
・マーク・ラファロ「スポットライト 世紀のスクープ」
・マーク・ライランス「ブリッジ・オブ・スパイ」
・シルヴェスター・スタローン「クリード チャンプを継ぐ男」

本命と目されていたスタローンを退けたのは
「ブリッジ・オブ・スパイ」のマーク・ライランス。



1960年生まれ、御年66歳での初受賞。
舞台やテレビを中心に活躍してきたマーク・ライランスは
ローレンス・オリヴィエ賞を2回、トニー賞は3回受賞するなど
映画の外では実力派として知られた存在だった。
スピルバーグが白羽の矢を立て、ソ連のスパイを演じることになったのだが
本心が読み辛く寡黙なスパイのルドルフ・アベルが
トム・ハンクス演じるドノヴァンにほんの少し友愛の表情を見せるシーンは鳥肌モノ。
スタローンには申し訳ないが、スタローンはあくまでも老けたロッキーであり
それ以上でもそれ以下でもなかった。
「クリード」から選出されるならマイケル・B・ジョーダンだったはず。



<助演女優賞>


03月18日公開■TICKET:「リリーのすべて(ムビチケEメール送付タイプ)」

・ジェニファー・ジェイソン・リー「ヘイトフル・エイト」
・ルーニー・マーラ「キャロル」
・レイチェル・マクアダムス「スポットライト 世紀のスクープ」
・アリシア・ヴィカンダー「リリーのすべて」
・ケイト・ウィンスレット「スティーブ・ジョブズ」

年齢的に若手を卒業し中堅に差し掛かった世代が
多数ノミネートされた助演女優賞には
「リリーのすべて」でエディ・レッドメインを支える役を好演した
アリシア・ヴィカンダーが受賞。
日本公開は3月18日で、タイミングで言えばこちらが一番恩恵を受けそう。



世界で初めて性転換手術を受けた女性のドラマを描いた
デヴィッド・エバーショフの小説を、
「英国王のスピーチ」「レ・ミゼラブル」のトム・フーパーが映画化。
主演は「レ・ミゼラブル」でマリウスを演じたエディ・レッドメイン。
昨年「博士と彼女のセオリー」に続き2年連続で
主演男優賞候補となったが、残念ながら受賞は逃した。



<監督賞>


04月22日公開■TICKET:「レヴェナント:蘇えりし者(ムビチケEメール送付タイプ)」

・アダム・マッケイ「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
・ジョージ・ミラー「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
・アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ「レヴェナント:蘇えりし者」
・トム・マッカーシー「スポットライト 世紀のスクープ」
・レニー・アブラハムソン「ルーム」

功労賞的な意味も込めてジョージ・ミラーに穫って欲しかったのだが
2年連続でイニャリトゥが獲得。
まぁ、私からすればどちらに転んでも好きな監督なので文句なし。
レニー・アブラハムソンの名がいつかここに刻まれますように。



<オリジナル脚本賞>

・「スポットライト 世紀のスクープ」
・「ブリッジ・オブ・スパイ」
・「Ex Machina」
・「インサイド・ヘッド」
・「ストレイト・アウタ・コンプトン」

作品賞とのセット受賞も多い脚本賞は、
やはり「スポットライト 世紀のスクープ」に決定。



<脚色賞>


03月04日公開■TICKET:「マネー・ショート 華麗なる大逆転 (ムビチケEメール送付タイプ)」

・「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
・「ブルックリン」
・「キャロル」
・「オデッセイ」
・「ルーム」

「アントマン」の脚本を手掛けたアダム・マッケイ監督作品
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」が脚色賞を受賞。
クリスチャン・ベイル、スティーヴ・カレル 、
ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットと出演者の豪華さも話題。
3月4日公開予定。



<撮影賞>

・「キャロル」
・「ヘイトフル・エイト」
・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
・「ボーダーライン」
・「レヴェナント:蘇えりし者」

全編とにかく美しい「キャロル」、
タランティーノ節が良く出た「ヘイトフル・エイト」、
キレまくった「マッドマックス」とビジュアル的に楽しい作品が揃った
撮影賞は「レヴェナント:蘇えりし者」が獲得。
結果だけ見れば「そうか」ぐらいにしか思われない方も多いだろうが
撮影したエマニュエル・ルベツキはオスカー史上初の3年連続受賞である。
イニャリトゥやアルフォンソ・キュアロンらの絶大な信頼を受ける
ルベツキは「ゼロ・グラビティ」(2013年)「バードマン」(2014年)
そして「レヴェナント:蘇えりし者」(2015年)で3年連続の偉業を達成した。
長回しや独特の浮遊感など、
映像を見ただけで「お、もしやコレは」と思わせる独創性が魅力。



<編集賞>


70%OFF(5,829円)■Blu-ray:「マッドマックス 怒りのデス・ロード インタ ーセプター付きBOX」
発売中■Blu-ray+DVD:「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
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主要部門は上手く作品ごとにバラけたのだが
編集以下の合計6部門を「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が制覇。
ヘアメイク?ん?と思わないでもないが編集・音響に関してはぶっちぎりだった。
衣装デザインは「キャロル」もさることながら
デル・トロの「クリムゾン・ピーク」が素晴らしかった。
本年度オスカーの最多受賞作に輝いた記念なのか、
Amazon専売のインタ ーセプター付きBOXが70%OFFでセール中。

・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
・「マネー・ショート 華麗なる大逆転」
・「レヴェナント:蘇えりし者」
・「スポットライト 世紀のスクープ」
・「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」



<音響賞(調整)>

・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
・「ブリッジ・オブ・スパイ」
・「オデッセイ」
・「レヴェナント:蘇えりし者」
・「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」



<音響賞(編集)>

・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
・「オデッセイ」
・「レヴェナント:蘇えりし者」
・「ボーダーライン」
・「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」



<美術賞>

・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
・「ブリッジ・オブ・スパイ」
・「リリーのすべて」
・「オデッセイ」
・「レヴェナント:蘇えりし者」



<衣装デザイン賞>

・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
・「キャロル」
・「シンデレラ」
・「リリーのすべて」
・「レヴェナント:蘇えりし者」



<ヘア&メイクアップ賞>

・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
・「100歳の華麗なる冒険」
・「レヴェナント:蘇えりし者」



<視覚効果賞>

・「オデッセイ」
・「レヴェナント:蘇えりし者」
・「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
・「Ex Machina」
・「マッドマックス 怒りのデス・ロード」



<音楽賞>

・「ブリッジ・オブ・スパイ」
・「キャロル」
・「ボーダーライン」
・「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
・「ヘイトフル・エイト」



<歌曲賞>


04月06日発売■Blu-ray:「007 スペクター」

・「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
・「007 スペクター / サム・スミス」
・「The Hunting Ground」
・「Racing Extinction」
・「グランドフィナーレ」



<長編アニメ賞>


発売中■Blu-ray:「インサイド・ヘッド MovieNEX」

・「Anomalisa」
・「父を探して」
・「インサイド・ヘッド」
・「映画 ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~」
・「思い出のマーニー」

日本から「思い出のマーニー」の名前もあがっていた長編アニメーション部門は
アニメながら脚本賞にもノミネートされていた
ピクサーの「インサイド・ヘッド」が順当に受賞。
「マーニー」推しだった私としては残念ではあるが、
「インサイド・ヘッド」相手なら仕方ないか。



<長編ドキュメンタリー賞>


発売中■CD:「Ost: Amy」(輸入盤)

・「カルテル・ランド」
・「ルック・オブ・サイレンス」
・「AMY エイミー」
・「ニーナ・シモン ~魂の歌」
・「ウィンター・オン・ファイヤー:ウクライナ、自由への闘い」

長編ドキュメンタリー部門では、早逝した天才R&Bシンガー、
エイミー・ワインハウスの素顔に迫った「AMY」が受賞。
あまりにも音沙汰がないので一時は日本公開もないのではと言われていたが
昨年末にようやく6月公開が決まったというニュースが流れ
祝いがてらサントラを購入したのだった。公開が楽しみ。



<外国語映画賞>

・「Embrace of the Serpent」
・「A War」
・「裸足の季節」
・「サウルの息子」
・「ディーブ」

私的には本家の作品賞と同格だと思っている外国語映画賞には、
2015年のカンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した「サウルの息子」が受賞した。



ホロコーストを扱った作品は山のようにあるが
こちらは収容所で死体処理係を命じられた男を主人公にしていて
過去の同系作品とはかなり趣が異なっている。
ちょうど現在日本でも公開中なので、
ロングラン中の「最愛の子」とセットでご覧いただき
映画の持つ可能性、映画を観る醍醐味を味わっていただきたい。



▼3DS「ファイアーエムブレムif」追加シナリオ半額は本日終了


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「FEif」の追加シナリオ半額セールは29日までで終了
まだの方はお忘れなく。



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今年は例年よりも早くから準備をしていたので慌てずに済んだのだった。